香川県17市町の単身世帯数・単身世帯率比較

香川県17市町について、単身世帯数と単身世帯率を比較します。

単身世帯とは、一般世帯のうち世帯人員が1人の世帯です。

一人暮らしには、

  • 進学による学生の一人暮らし
  • 就職による独立
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 高齢者の一人暮らし
  • 離婚や死別後の単身生活

など、さまざまなケースがあります。

人口や総世帯数だけではなく、実際に1人で暮らしている世帯がどの程度存在するかを見ることで、地域ごとの単身居住の特徴を把握できます。

このページでは、香川県17市町を同じ基準で比較するため、2020年国勢調査の単独世帯データを使用します。

香川県17市町の単身世帯数・単身世帯率一覧

市町単身世帯数単身世帯率
高松市71,189世帯38.0%
丸亀市14,804世帯32.4%
坂出市7,026世帯33.1%
善通寺市4,759世帯36.4%
観音寺市6,772世帯29.6%
さぬき市5,941世帯30.6%
東かがわ市3,426世帯28.8%
三豊市5,761世帯25.0%
土庄町1,911世帯33.3%
小豆島町2,124世帯34.6%
三木町3,046世帯28.0%
直島町744世帯47.8%
宇多津町3,702世帯42.4%
綾川町2,149世帯24.3%
琴平町1,311世帯35.8%
多度津町3,515世帯36.0%
まんのう町1,638世帯25.1%

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」

※単身世帯は国勢調査における「単独世帯」です。

※単身世帯率は、各市町の一般世帯に占める単独世帯の割合です。

香川県全体の単身世帯

2020年国勢調査では、香川県の一般世帯数は406,062世帯です。

このうち単身世帯は、

139,818世帯

でした。

一般世帯に占める割合は、

34.4%

です。

つまり、香川県では一般世帯のおよそ3世帯に1世帯が1人暮らしです。

単身世帯は香川県の住宅や引越し需要を考えるうえで、非常に大きな割合を占めています。

単身世帯数が多い市町ランキング

まず、実際の単身世帯数が多い市町を比較します。

順位市町単身世帯数
1位高松市71,189世帯
2位丸亀市14,804世帯
3位坂出市7,026世帯
4位観音寺市6,772世帯
5位さぬき市5,941世帯
6位三豊市5,761世帯
7位善通寺市4,759世帯
8位宇多津町3,702世帯
9位多度津町3,515世帯
10位東かがわ市3,426世帯
11位三木町3,046世帯
12位綾川町2,149世帯
13位小豆島町2,124世帯
14位土庄町1,911世帯
15位まんのう町1,638世帯
16位琴平町1,311世帯
17位直島町744世帯

単身世帯数が最も多いのは高松市の71,189世帯です。

2位の丸亀市14,804世帯と比較しても約4.8倍あり、香川県内では高松市の単身世帯数が突出しています。

香川県全体の単身世帯139,818世帯のうち、高松市だけで約半数を占めます。

県庁所在地である高松市には、企業、行政機関、大学、商業施設、賃貸住宅などが集中しており、進学、就職、転勤などによる一人暮らしが多いことが背景にあります。

高松市だけで県内単身世帯の約半数

香川県全体の単身世帯は139,818世帯です。

そのうち高松市は71,189世帯です。

割合にすると、

約50.9%

となります。

つまり、香川県にある単身世帯のおよそ2世帯に1世帯が高松市に集中しています。

高松市の人口が県全体に占める割合よりも、単身世帯が県全体に占める割合の方が高く、県内でも特に単身居住が集中していることが分かります。

単身世帯率が高い市町ランキング

人口や世帯規模が異なる市町を比較する場合には、単身世帯の絶対数だけでなく、一般世帯に占める割合を見ることも重要です。

単身世帯率が高い順に並べると、次のようになります。

順位市町単身世帯率
1位直島町47.8%
2位宇多津町42.4%
3位高松市38.0%
4位善通寺市36.4%
5位多度津町36.0%
6位琴平町35.8%
7位小豆島町34.6%
8位土庄町33.3%
9位坂出市33.1%
10位丸亀市32.4%
11位さぬき市30.6%
12位観音寺市29.6%
13位東かがわ市28.8%
14位三木町28.0%
15位まんのう町25.1%
16位三豊市25.0%
17位綾川町24.3%

単身世帯数では最も少ない直島町が、単身世帯率では県内1位となります。

このように、単身世帯の「数」と「割合」では、市町の順位が大きく異なります。

直島町ではほぼ2世帯に1世帯が単身世帯

直島町の単身世帯は744世帯です。

絶対数では香川県17市町で最も少ないものの、一般世帯1,556世帯に占める割合は約47.8%です。

つまり、ほぼ2世帯に1世帯が1人暮らしとなっています。

直島町は人口規模の小さい島しょ部の町ですが、単身で働く人なども居住しているため、人口規模だけでは分からない特徴的な世帯構成となっています。

単身引越し需要を見る場合にも、人口の絶対数だけで判断できない代表的な地域です。

宇多津町も単身世帯率40%超

宇多津町では、2020年の単身世帯が3,702世帯です。

単身世帯率は約42.4%で、直島町に次いで香川県内2位です。

一般世帯の10世帯に4世帯以上が1人暮らしとなります。

宇多津町は香川県内でも集合住宅や賃貸住宅が多く、人口規模に対して世帯数が多い地域です。

前ページでも、1世帯当たり人員が約2人と県内でも少ないことを確認しました。

単身世帯率の高さは、こうした住宅・世帯構造とも関係しています。

高松市も約10世帯に4世帯が1人暮らし

高松市の単身世帯数は71,189世帯で、単身世帯率は約38.0%です。

県内最大の単身世帯数を持ちながら、単身世帯率でも17市町中3位となっています。

人口規模が大きいだけでなく、世帯全体に占める一人暮らしの割合も高いことが分かります。

高松市には、

  • 大学・専門学校への進学
  • 就職
  • 転職
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 賃貸住宅間の住み替え

などによる単身居住が集まりやすい環境があります。

香川県内の単身引越し需要を見るうえでは、最も重要な地域の一つです。

善通寺市・多度津町・琴平町も35%超

高松市以外でも、

  • 善通寺市 36.4%
  • 多度津町 36.0%
  • 琴平町 35.8%

と、単身世帯率が35%を超える地域があります。

単身世帯率35%は、およそ3世帯に1世帯以上が1人暮らしという水準です。

自治体の人口規模が大きくなくても、世帯構成を見ると単身者が地域社会で大きな割合を占めている場合があります。

単身世帯率が低い市町

単身世帯率が比較的低い市町は次のとおりです。

順位市町単身世帯率
1位綾川町24.3%
2位三豊市25.0%
3位まんのう町25.1%
4位三木町28.0%
5位東かがわ市28.8%

最も低いのは綾川町の24.3%です。

三豊市25.0%、まんのう町25.1%と続きます。

これらの地域では、高松市や宇多津町などと比較すると、家族世帯や持ち家世帯の割合が高い住宅構造を持っています。

ただし、単身世帯率が低くても単身引越し需要がないわけではありません。

進学や就職による地域外への転出も、単身引越しとして発生します。

綾川町でも単身世帯は増加

単身世帯率が県内で最も低い綾川町でも、単身世帯そのものは増加しています。

綾川町の単身世帯は、

  • 2000年 1,090世帯
  • 2005年 1,270世帯
  • 2010年 1,501世帯
  • 2015年 1,737世帯
  • 2020年 2,149世帯

と増加しました。

2000年から2020年までの20年間で、単身世帯数はほぼ2倍になっています。

単身世帯率も13.6%から24.3%へ上昇しました。

単身世帯率が県内では低い地域でも、長期的には一人暮らし世帯が増加していることが分かります。

さぬき市では人口減少でも単身世帯が増加

さぬき市の単身世帯は、

  • 2005年 4,753世帯
  • 2010年 4,922世帯
  • 2015年 5,578世帯
  • 2020年 5,941世帯

と増加しています。

一方、さぬき市では人口そのものは長期的に減少しています。

人口が減少していても、家族世帯から単身世帯への分化や高齢者の一人暮らしなどによって、単身世帯数が増えるケースがあります。

これは、人口減少だけを見て引越し需要を判断できない理由の一つです。

香川県では単身世帯が増加

2020年国勢調査では、香川県の一般世帯406,062世帯のうち139,818世帯が単身世帯でした。

単身世帯率は34.4%です。

香川県では人口が減少する一方で世帯数は増加しており、1世帯当たり人員も長期的に減少しています。

背景には、

  • 一人暮らしの増加
  • 高齢単身世帯の増加
  • 子どもの独立
  • 核家族化
  • 世帯の分離

などがあります。

人口が減っても世帯が細分化されれば、住居の数や引越しの回数が人口と同じ割合で減少するとは限りません。

高齢者の単身世帯も重要

単身世帯というと、若い学生や会社員をイメージしやすいですが、高齢者の一人暮らしも大きな割合を占めています。

たとえば、さぬき市では2020年の単身世帯5,941世帯のうち、高齢単身世帯が2,713世帯です。

単身世帯の45.7%を高齢単身世帯が占めています。

高齢化が進む地域では、

  • 配偶者との死別
  • 子どもとの別居
  • 高齢者住宅への転居
  • 施設への入居
  • 家族の近くへの住み替え

などによって住宅移動が発生することがあります。

そのため、単身世帯を分析するときには若年層だけでなく高齢単身世帯も考える必要があります。

単身世帯と単身引越しの関係

単身世帯は、単身引越しとの関係が非常に強い統計です。

一人暮らしでは、

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ
  • テレビ
  • ベッド
  • 布団
  • 衣装ケース
  • 段ボール

など、比較的荷物量が少ない引越しになるケースがあります。

特に学生、若い会社員、転勤者、単身赴任者などでは、軽トラック1台程度に収まる引越しも多く発生します。

そのため、単身世帯数だけでなく単身世帯率を見ることで、地域の単身居住の規模をより正確に把握できます。

単身世帯数と単身世帯率は両方見ることが重要

高松市と直島町を比較すると、この違いがよく分かります。

高松市は、

単身世帯71,189世帯・単身世帯率38.0%

です。

一方、直島町は、

単身世帯744世帯・単身世帯率47.8%

です。

絶対数では高松市が圧倒的に多いものの、地域の世帯構成に占める割合では直島町の方が高くなっています。

そのため、

市場規模を見る場合は単身世帯数

地域の単身居住の強さを見る場合は単身世帯率

というように、両方を確認することが重要です。

香川県17市町の単身世帯まとめ

2020年国勢調査では、香川県の単身世帯は139,818世帯で、一般世帯の34.4%を占めています。

単身世帯数が最も多いのは高松市の71,189世帯で、香川県全体の単身世帯のおよそ半数が集中しています。

単身世帯率が最も高いのは直島町の47.8%で、宇多津町42.4%、高松市38.0%と続きます。

一方、単身世帯率が最も低いのは綾川町の24.3%で、三豊市25.0%、まんのう町25.1%となっています。

同じ香川県内でも、市町によって単身世帯の数と割合には大きな差があります。

人口・世帯数だけでなく、単身世帯数、単身世帯率、転入・転出、住宅構成などを組み合わせることで、それぞれの地域の単身居住と人口移動の特徴をより詳しく把握できます。

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