大阪府43市町村の単身世帯数・単身世帯率比較|一人暮らしの地域統計

大阪府43市町村の単身世帯数・単身世帯率比較

大阪府43市町村について、2020年国勢調査を基準に、一般世帯数、単身世帯数、単身世帯率を比較します。

2020年10月1日時点で、大阪府の一般世帯数は4,126,995世帯、単独世帯は1,727,107世帯でした。

一般世帯の41.8%が1人で暮らす単身世帯となっており、2015年の37.5%から大きく上昇しています。単独世帯数も2015年の1,470,615世帯から256,492世帯増加しました。

大阪市についても単身世帯率は53.6%で、大阪府平均を大きく上回っています。

大阪府43市町村の単身世帯

市町村一般世帯数単身世帯数単身世帯率
大阪市1,464,615約785,03453.6%
堺市365,535約135,24837.0%
岸和田市78,951約25,97532.9%
豊中市176,759約61,51234.8%
池田市48,542約19,61140.4%
吹田市179,962約75,22441.8%
泉大津市32,469約11,72136.1%
高槻市152,637約50,21832.9%
貝塚市33,194約9,62629.0%
守口市67,753約28,59242.2%
枚方市172,035約56,25532.7%
茨木市124,953約44,85835.9%
八尾市114,115約38,11433.4%
泉佐野市43,783約16,72538.2%
富田林市45,593約14,04330.8%
寝屋川市101,408約33,87033.4%
河内長野市42,308約11,42327.0%
松原市51,830約18,24435.2%
大東市52,642約18,95136.0%
和泉市73,587約20,97228.5%
箕面市58,008約19,54933.7%
柏原市29,958約10,33634.5%
羽曳野市44,917約13,52030.1%
門真市57,320約24,64843.0%
摂津市40,206約16,16340.2%
高石市23,099約6,99930.3%
藤井寺市27,773約9,55434.4%
東大阪市231,950約98,81142.6%
泉南市23,053約6,27027.2%
四條畷市22,380約6,55729.3%
交野市29,517約6,81823.1%
大阪狭山市24,187約7,47430.9%
阪南市20,732約5,18325.0%
島本町12,732約3,28525.8%
豊能町7,575約1,37918.2%
能勢町3,620約89424.7%
忠岡町6,733約2,04730.4%
熊取町17,219約4,70127.3%
田尻町3,729約1,54841.5%
岬町6,256約1,92130.7%
太子町5,036約1,20423.9%
河南町6,384約1,96030.7%
千早赤阪村1,940約39420.3%

一般世帯数は大阪府の2020年国勢調査確定結果によります。市町村別の単身世帯率は2020年国勢調査をもとに整理された公表値を使用しています。

※市町村別の単身世帯数は、一般世帯数に公表単身世帯率を乗じて1世帯単位に丸めた補完値です。単身世帯率が小数第1位までの表示であるため、各市町村の補完値を合計しても大阪府全体の確定値1,727,107世帯とはわずかな差が生じます。

単身世帯数は大阪市が突出

単身世帯数が最も多いのは大阪市で、約78万5千世帯です。

続いて、

  1. 大阪市 約785,034世帯
  2. 堺市 約135,248世帯
  3. 東大阪市 約98,811世帯
  4. 吹田市 約75,224世帯
  5. 豊中市 約61,512世帯
  6. 枚方市 約56,255世帯
  7. 高槻市 約50,218世帯
  8. 茨木市 約44,858世帯
  9. 八尾市 約38,114世帯
  10. 寝屋川市 約33,870世帯

となります。

大阪市だけで大阪府全体の単身世帯の4割を大きく超える規模となっており、単身世帯の絶対数では府内で圧倒的な存在です。

堺市と東大阪市も10万世帯前後の規模があり、大阪府の単身世帯は人口規模の大きい都市に強く集中しています。

単身世帯率1位も大阪市

単身世帯率が最も高いのは大阪市53.6%です。

一般世帯の半数以上が1人世帯となっています。

単身世帯率上位は、

  1. 大阪市 53.6%
  2. 門真市 43.0%
  3. 東大阪市 42.6%
  4. 守口市 42.2%
  5. 吹田市 41.8%
  6. 田尻町 41.5%
  7. 池田市 40.4%
  8. 摂津市 40.2%
  9. 泉佐野市 38.2%
  10. 堺市 37.0%

となります。

大阪市だけが50%を超えており、2位以下との差も大きくなっています。

大阪市では2世帯に1世帯以上が単身

大阪市の一般世帯は1,464,615世帯で、単身世帯率は53.6%です。

大阪市の公式資料でも、2020年には単独世帯が一般世帯の53.6%を占め、大阪府41.8%、全国38.0%を上回ることが示されています。

大阪市では、

単身世帯が特別な世帯構成ではなく、最も一般的な世帯形態の一つ

になっていることが分かります。

進学、就職、転職、転勤、住み替えなどによる単身者の移動が発生しやすい背景の一つと考えられます。

門真市・東大阪市・守口市も4割を超える

大阪市以外では、

  • 門真市 43.0%
  • 東大阪市 42.6%
  • 守口市 42.2%
  • 吹田市 41.8%
  • 田尻町 41.5%
  • 池田市 40.4%
  • 摂津市 40.2%

が40%以上となっています。

大阪市に隣接する門真市、東大阪市、守口市の単身世帯率が高いことは、大阪都市圏における住宅や通勤・通学などの地域構造とも関係している可能性があります。

また、吹田市や池田市、摂津市など北大阪にも単身世帯率の高い都市があります。

田尻町は町村の中では突出

田尻町の単身世帯率は41.5%で、町村としては非常に高く、43市町村全体でも上位に入ります。

一般世帯数そのものは3,729世帯と小規模ですが、単身世帯率では堺市や豊中市など多くの都市を上回っています。

このように、単身世帯の「数」と「率」は別々に見る必要があります。

人口の少ない自治体でも、地域構造によって単身世帯率が高くなる場合があります。

単身世帯率が低い地域

単身世帯率が低い自治体は、

  1. 豊能町 18.2%
  2. 千早赤阪村 20.3%
  3. 交野市 23.1%
  4. 太子町 23.9%
  5. 能勢町 24.7%
  6. 阪南市 25.0%
  7. 島本町 25.8%
  8. 河内長野市 27.0%
  9. 泉南市 27.2%
  10. 熊取町 27.3%

となっています。

府北部や南河内、泉南などには、単身世帯率が大阪市周辺より低い地域がみられます。

豊能町は18.2%で、大阪市53.6%との差は35.4ポイントあります。

同じ大阪府内でも世帯構成には非常に大きな地域差があります。

北大阪でも地域差が大きい

北大阪を見ると、吹田市は41.8%、池田市40.4%と高い一方で、豊能町は18.2%、能勢町は24.7%です。

大阪市への交通利便性だけではなく、

  • 住宅形態
  • 大学や事業所の集積
  • 年齢構成
  • 持ち家率
  • 賃貸住宅の量

など複数の要因が単身世帯率の違いに関係していると考えられます。

東大阪地域では単身世帯が多い

東大阪市は単身世帯数が約98,800世帯、単身世帯率も42.6%となっています。

守口市42.2%、門真市43.0%、大東市36.0%など、大阪市の東側から北東側にかけても単身世帯率の高い地域がみられます。

特に東大阪市は人口規模も大きいため、単身世帯の「数」と「率」の両方が高い自治体です。

単身引越しとの関連を見るうえでは重要な地域の一つと考えられます。

泉州でも一律ではない

泉州地域では、

  • 泉佐野市 38.2%
  • 泉大津市 36.1%
  • 岸和田市 32.9%
  • 忠岡町 30.4%
  • 貝塚市 29.0%
  • 熊取町 27.3%
  • 泉南市 27.2%
  • 阪南市 25.0%

など、自治体によってかなり差があります。

田尻町は41.5%と高く、泉州地域の中でも特徴的です。

「大阪府南部だから単身世帯が少ない」と単純にまとめることはできません。

大阪府では単身世帯そのものが増えている

大阪府全体では、単独世帯数が、

2015年 1,470,615世帯
↓
2020年 1,727,107世帯

へ増加しました。

5年間で256,492世帯、17.4%増加しています。

一般世帯全体の増加率5.3%を大きく上回る増加です。

一般世帯に占める割合も、

2010年 35.8%
2015年 37.5%
2020年 41.8%

と上昇しています。

大阪府では世帯数の増加の中でも、単身世帯の増加が大きな部分を占めていることが分かります。

単身世帯率と単身引越し需要

単身世帯率が高いからといって、その自治体の単身引越し件数が必ず多いとは限りません。

実際の引越し需要には、

  • 人口規模
  • 単身世帯数
  • 転入者数
  • 転出者数
  • 賃貸住宅の割合
  • 大学や事業所の集積
  • 若年人口
  • 住宅供給

などが関係します。

ただし、

単身世帯数が多い
+
単身世帯率が高い
+
転入・転出が多い

地域では、単身者による住み替えが発生しやすい背景があると考えられます。

大阪市、東大阪市、吹田市、守口市、門真市などは、単身世帯の規模または割合が大きく、次の転入・転出統計と重ねて見る価値の高い地域です。

大阪府43市町村で見る単身世帯の地域差

大阪府全体では一般世帯の約4割が単身世帯ですが、市町村別では、

大阪市53.6%
から
豊能町18.2%

まで大きな差があります。

大阪府を一つの都市圏としてまとめて見るだけでは、この違いは分かりません。

単身世帯の「数」と「率」を43市町村で比較することで、

  • 大規模な単身市場を持つ都市
  • 人口規模に対して単身者の割合が高い地域
  • 家族世帯の割合が比較的高い地域

という違いが見えてきます。

次の転入・転出統計と組み合わせることで、大阪府内で実際に人の移動が活発な地域をさらに詳しく確認できます。

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