香川県17市町の転入・転出・社会増減比較|人口移動の地域統計

香川県17市町の転入・転出・社会増減比較

香川県17市町について、2025年の転入者数・転出者数・社会増減を比較します。

人口そのものが増えているか減っているかだけでは、地域で実際にどの程度の人が移動しているかは分かりません。

転入・転出は、

  • 進学
  • 就職
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 結婚
  • 一人暮らしの開始
  • 賃貸住宅間の住み替え

などによって、実際に住所を移した人の動きを示します。

そのため、地域の単身引越し需要を考えるうえでも重要な統計です。

このページでは、香川県が公表している2025年1月から12月までの人口移動調査を使用し、17市町を同じ基準で比較します。

香川県17市町の転入・転出・社会増減一覧

社会増減は、

転入者数-転出者数

で表します。

プラスの場合は転入超過、マイナスの場合は転出超過です。

市町転入者数転出者数社会増減
高松市14,388人13,730人+658人
丸亀市4,323人3,864人+459人
坂出市1,891人1,939人-48人
善通寺市1,499人1,697人-198人
観音寺市1,789人1,964人-175人
さぬき市1,176人1,396人-220人
東かがわ市539人677人-138人
三豊市1,622人1,723人-101人
土庄町352人426人-74人
小豆島町391人414人-23人
三木町815人727人+88人
直島町214人212人+2人
宇多津町1,357人1,236人+121人
綾川町811人762人+49人
琴平町351人375人-24人
多度津町1,116人1,100人+16人
まんのう町369人454人-85人

出典:香川県「香川県人口移動調査結果(令和7年分)」

※転入・転出には県内市町間の移動も含まれます。

※このページでは、香川県人口移動調査に掲載された転入者数・転出者数を使用しています。

香川県全体の転入・転出

2025年の香川県全体では、

転入 33,003人

転出 32,696人

となっています。

転入者数が転出者数を307人上回りました。

つまり、転入・転出の差だけを見ると、香川県全体では307人の社会増です。

一方、出生と死亡による自然増減では大幅な自然減となっているため、社会増があっても県全体の人口は減少しています。

転入者数が多い市町ランキング

2025年の転入者数が多い市町を順に見ると、次のようになります。

順位市町転入者数
1位高松市14,388人
2位丸亀市4,323人
3位坂出市1,891人
4位観音寺市1,789人
5位三豊市1,622人
6位善通寺市1,499人
7位宇多津町1,357人
8位さぬき市1,176人
9位多度津町1,116人
10位三木町815人

最も転入者数が多いのは高松市で14,388人です。

2位の丸亀市4,323人と比べても3倍以上あり、香川県内の人口移動が高松市に大きく集中していることが分かります。

県庁所在地である高松市では、

  • 進学
  • 就職
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 賃貸住宅への入居
  • 県外からの転入

など、さまざまな理由による人口移動が発生します。

転出者数が多い市町ランキング

転出者数が多い市町は次のとおりです。

順位市町転出者数
1位高松市13,730人
2位丸亀市3,864人
3位観音寺市1,964人
4位坂出市1,939人
5位三豊市1,723人
6位善通寺市1,697人
7位さぬき市1,396人
8位宇多津町1,236人
9位多度津町1,100人
10位綾川町762人

転出者数でも高松市が13,730人で圧倒的に多くなっています。

ただし、人口規模の大きい地域では転入者数と転出者数の両方が多くなるため、転出者数だけを見て人口流出が大きいと判断することはできません。

そこで重要になるのが、転入と転出の差である「社会増減」です。

社会増となった市町

2025年に転入者数が転出者数を上回ったのは、17市町のうち7市町です。

順位市町社会増減
1位高松市+658人
2位丸亀市+459人
3位宇多津町+121人
4位三木町+88人
5位綾川町+49人
6位多度津町+16人
7位直島町+2人

社会増加となったのは、

2市5町

です。

最も社会増が大きかったのは高松市で658人でした。

丸亀市も459人の転入超過となっています。

町では宇多津町が121人で最も大きく、三木町88人、綾川町49人と続きます。

高松市と丸亀市の社会増が大きい

高松市では、

転入14,388人
転出13,730人

で、差し引き658人の社会増となりました。

丸亀市では、

転入4,323人
転出3,864人

で、459人の社会増です。

この2市だけで社会増は合計1,117人となります。

香川県内でも人口・住宅・雇用が集まる都市への人口移動が強いことが分かります。

宇多津町も転入超過

宇多津町では、

転入1,357人
転出1,236人

となり、121人の社会増でした。

人口規模は2万人を下回りますが、年間1,000人を超える転入と転出があります。

前ページで確認したように、宇多津町は単身世帯率も42%を超えており、香川県内でも人口規模に対して人の移動が活発な地域です。

集合住宅や賃貸住宅も多いため、人口規模だけでは分からない単身引越し需要があります。

社会減が大きい市町ランキング

転出者数が転入者数を上回った市町を、社会減の大きい順に見ると次のようになります。

順位市町社会増減
1位さぬき市-220人
2位善通寺市-198人
3位観音寺市-175人
4位東かがわ市-138人
5位三豊市-101人
6位まんのう町-85人
7位土庄町-74人
8位坂出市-48人
9位琴平町-24人
10位小豆島町-23人

最も社会減が大きかったのは、さぬき市の220人です。

善通寺市が198人、観音寺市が175人、東かがわ市が138人、三豊市が101人と続きます。

17市町のうち10市町が転出超過

2025年の香川県17市町では、

  • 社会増 7市町
  • 社会減 10市町

となりました。

社会増となった地域よりも、転出超過となった地域の方が多くなっています。

ただし、高松市と丸亀市の社会増が大きいため、県全体では転入者数が転出者数を上回りました。

香川県内では、地域によって人口移動の方向が大きく異なっています。

県外との人口移動

香川県人口移動調査では、県内移動とは別に県外との転入・転出も集計されています。

2025年の香川県全体では、

県外からの転入 21,889人

県外への転出 21,740人

となっています。

差し引きでは、

+149人

となりました。

つまり、香川県全体では県外との移動だけを見ても、転入者数が転出者数をわずかに上回っています。

高松市は県外との移動でも転入超過

高松市では、県外との人口移動が、

県外からの転入 11,123人

県外への転出 11,074人

となっています。

差し引きでは49人の転入超過です。

高松市の年間転入14,388人のうち、多くが香川県外からの転入となっています。

県庁所在地である高松市は、香川県内の市町間移動だけでなく、他県との人口移動でも中心となっています。

丸亀市も県外からの転入が多い

丸亀市では、

県外からの転入 2,335人

県外への転出 2,208人

となり、127人の県外転入超過です。

総人口では高松市との差が大きいものの、年間4,000人を超える転入があり、県西部を代表する人口移動の大きな地域となっています。

人口が減少していても人は大きく動いている

人口減少地域では、「人口が減っているから引越しも少ない」と考えられがちです。

しかし、実際には人口が減少していても毎年多くの人が転入・転出しています。

例えば三豊市では、

転入1,622人
転出1,723人

で、合計すると年間3,000人以上が移動しています。

観音寺市でも、

転入1,789人
転出1,964人

で、年間3,700人を超える人口移動があります。

人口が減少している地域でも、

  • 進学
  • 就職
  • 転勤
  • 退職
  • 結婚
  • 一人暮らし
  • 県外転出
  • 県外からの転入

などによる引越しは継続して発生します。

転出超過も引越し需要になる

社会減は地域人口にとっては人口減少要因ですが、引越しという視点では意味が異なります。

例えば、さぬき市から高松市へ転居すれば、

さぬき市では「転出」

高松市では「転入」

として記録されます。

しかし、実際には1件の引越しが発生しています。

県外への転出も同様です。

そのため、引越し需要を見る場合には、

社会増か社会減か

だけではなく、

転入者数と転出者数そのものがどの程度あるか

を見ることが重要です。

単身世帯と人口移動を組み合わせて見る

前ページでは、香川県17市町の単身世帯を比較しました。

例えば、

  • 高松市
  • 宇多津町
  • 善通寺市
  • 多度津町

などは単身世帯率が比較的高い地域です。

こうした地域で転入・転出も多ければ、単身者の住宅移動が発生する可能性も高くなります。

反対に、単身世帯率が低い地域でも、若年層の進学や就職による地域外への転出が単身引越しになる場合があります。

そのため、

単身世帯数・単身世帯率

と

転入・転出

を組み合わせて見ることで、地域の単身引越し需要をより詳しく把握できます。

香川県17市町の転入・転出まとめ

2025年の香川県では、県全体で33,003人が転入し、32,696人が転出しました。

差し引き307人の社会増です。

17市町のうち社会増となったのは、

  • 高松市
  • 丸亀市
  • 三木町
  • 直島町
  • 宇多津町
  • 綾川町
  • 多度津町

の2市5町です。

最も社会増が大きいのは高松市の658人で、丸亀市459人、宇多津町121人と続きました。

一方、社会減が最も大きかったのはさぬき市の220人で、善通寺市198人、観音寺市175人となっています。

人口が減少している地域でも転入・転出は毎年発生しています。

そのため、地域の単身引越し需要を見る場合には、人口総数だけではなく、単身世帯数、転入者数、転出者数、人口増減、住宅構成などを総合的に見ることが重要です。

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