香川県17市町の住宅・賃貸・持ち家率比較|市町別の住宅統計

香川県17市町の住宅・持ち家・借家比較

香川県17市町について、住宅の所有関係と持ち家世帯の割合を比較します。

人口や世帯数が同程度の地域でも、

  • 持ち家が中心の地域
  • 民営借家が多い地域
  • アパート・マンションが多い地域
  • 給与住宅や社宅が多い地域

など、住宅構成には大きな違いがあります。

特に単身世帯では、進学、就職、転勤、単身赴任、一人暮らし、住み替えなどによって賃貸住宅を利用するケースも多いため、住宅の所有関係は単身引越し需要を考えるうえでも重要な指標です。

このページでは、香川県17市町を同じ基準で比較するため、2020年国勢調査の住宅所有関係に関するデータを使用します。

香川県17市町の持ち家世帯割合一覧

ここでは、市町間の比較条件を統一するため、

持ち家に住む一般世帯数 ÷ 一般世帯総数 × 100

で算出した割合を使用します。

市町持ち家世帯割合
高松市62.5%
丸亀市68.9%
坂出市72.4%
善通寺市65.2%
観音寺市74.8%
さぬき市79.0%
東かがわ市85.2%
三豊市85.0%
土庄町79.6%
小豆島町78.8%
三木町80.6%
直島町55.5%
宇多津町46.7%
綾川町87.8%
琴平町71.7%
多度津町69.4%
まんのう町89.9%

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」

※市町比較では、一般世帯総数を分母として同一条件で計算しています。

※香川県が公表している県全体の「持ち家に住む一般世帯の割合70.2%」とは分母の取り方が異なるため、数字が一致しません。このページの市町ランキングでは比較条件を統一した数値を使用します。

持ち家世帯割合が高い市町ランキング

香川県17市町を持ち家世帯割合の高い順に並べると、次のようになります。

順位市町持ち家世帯割合
1位まんのう町89.9%
2位綾川町87.8%
3位東かがわ市85.2%
4位三豊市85.0%
5位三木町80.6%
6位土庄町79.6%
7位さぬき市79.0%
8位小豆島町78.8%
9位観音寺市74.8%
10位坂出市72.4%

最も持ち家世帯割合が高いのはまんのう町の89.9%です。

一般世帯のおよそ10世帯に9世帯が持ち家に住んでいます。

綾川町87.8%、東かがわ市85.2%、三豊市85.0%と続きます。

香川県では、町村部や郊外地域を中心に持ち家の割合が非常に高い自治体があります。

持ち家世帯割合80%以上は5市町

持ち家世帯割合が80%以上となったのは、次の5市町です。

市町持ち家世帯割合
まんのう町89.9%
綾川町87.8%
東かがわ市85.2%
三豊市85.0%
三木町80.6%

これらの地域では住宅の大部分が持ち家中心となっています。

戸建て住宅や家族世帯が多い地域では、都市部のようにアパート・マンションなどの賃貸住宅が住宅市場の大きな割合を占めるとは限りません。

まんのう町は約9割が持ち家

まんのう町の持ち家世帯割合は89.9%で、香川県17市町で最も高くなっています。

前ページまでの統計でも、まんのう町は1世帯当たり人員が比較的多く、単身世帯率は25.1%と県内でも低い地域でした。

住宅構成でも持ち家中心という特徴が確認できます。

人口・世帯構成と住宅所有関係が結びついている地域の一つです。

綾川町も持ち家中心

綾川町は87.8%で県内2位です。

単身世帯率は24.3%で県内17市町中最も低く、持ち家世帯割合は逆に県内2位となっています。

つまり、

単身世帯が比較的少なく、持ち家世帯が多い

という住宅・世帯構成が特徴です。

前ページまでの人口統計と住宅統計を組み合わせることで、地域の特徴がより明確になります。

三豊市・東かがわ市も85%前後

三豊市は85.0%、東かがわ市は85.2%となっています。

両市とも持ち家世帯が一般世帯の8割を大きく超えています。

一方で、前ページの人口増減では、

  • 三豊市 2020年から2025年に8.87%減
  • 東かがわ市 10.37%減

となっており、人口減少も進んでいます。

持ち家中心の地域でも、進学や就職による若年層の転出、転勤、高齢者の住み替えなどによって引越しは発生します。

持ち家世帯割合が低い市町ランキング

一方、持ち家世帯割合が低い市町は次のとおりです。

順位市町持ち家世帯割合
1位宇多津町46.7%
2位直島町55.5%
3位高松市62.5%
4位善通寺市65.2%
5位丸亀市68.9%
6位多度津町69.4%
7位琴平町71.7%
8位坂出市72.4%

最も低いのは宇多津町の46.7%です。

宇多津町だけは、一般世帯の半数未満が持ち家となっています。

次いで直島町55.5%、高松市62.5%です。

宇多津町は香川県で最も持ち家割合が低い

宇多津町は持ち家世帯割合46.7%で、香川県17市町の中で最も低くなっています。

これまでの統計でも宇多津町は、

  • 単身世帯率42.4%
  • 1世帯当たり人員が約2人
  • 転入超過
  • 人口減少率0.62%
  • 高齢化率22.5%

など、県内でも非常に特徴的な数値を示しています。

持ち家割合の低さを加えると、

若い世代や単身世帯が比較的多く、賃貸住宅を利用する世帯も多い地域

という特徴がより明確になります。

単身引越しとの関係を見るうえでも重要な地域です。

高松市も持ち家割合が低い

高松市の持ち家世帯割合は62.5%で、香川県17市町中15位です。

県庁所在地で人口40万人を超える高松市には、

  • アパート
  • マンション
  • 学生向け住宅
  • 単身者向け住宅
  • 社宅
  • 転勤者向け賃貸住宅

など、多様な住宅があります。

単身世帯数は71,189世帯で香川県全体の約半数が集中しており、転入・転出も県内で圧倒的に多くなっています。

持ち家率の低さと単身世帯・人口移動の多さを組み合わせると、高松市では賃貸住宅を利用した単身者の住宅移動が多いことが分かります。

直島町も持ち家割合が低い

直島町の持ち家世帯割合は55.5%です。

人口規模では香川県17市町で最も小さい一方、単身世帯率は47.8%で県内1位でした。

つまり直島町は、

人口規模は小さいものの、一人暮らしの割合が非常に高く、持ち家割合は低い

という特徴があります。

地域の引越し需要を見る場合に、人口の絶対数だけでは判断できないことを示す例です。

最高のまんのう町と最低の宇多津町では43.2ポイント差

香川県で最も持ち家世帯割合が高いまんのう町は89.9%です。

最も低い宇多津町は46.7%です。

その差は、

43.2ポイント

あります。

同じ香川県内でも、住宅所有の構造が大きく異なることが分かります。

まんのう町では持ち家中心、宇多津町では持ち家以外の住宅が大きな割合を占めています。

香川県全体は全国より持ち家割合が高い

2020年国勢調査について、香川県公式集計では「持ち家に住む一般世帯の割合」は70.2%です。

全国平均は61.4%で、香川県は全国を8.8ポイント上回っています。

香川県全体では持ち家中心の住宅構成ですが、市町別では宇多津町、高松市、直島町など持ち家割合の低い地域もあります。

県平均だけでは分からない大きな地域差があります。

「100%-持ち家率」をそのまま借家率にはしない

住宅統計を見る際には注意が必要です。

単純に、

100%-持ち家率=借家率

とは限りません。

国勢調査の住宅所有関係には、

  • 持ち家
  • 公営の借家
  • 都市再生機構・公社の借家
  • 民営の借家
  • 給与住宅
  • 間借り
  • 住宅以外に住む一般世帯
  • 住居の種類が不詳の世帯

などがあります。

そのため、このページでは17市町を比較するときには持ち家世帯割合を統一指標として使用しています。

借家について分析する場合は、公営借家、民営借家、給与住宅などを正式な統計区分に従って確認する必要があります。

民営借家は単身引越しと関係が深い

単身者が利用する住宅では、民営のアパート・マンション・貸家などが大きな割合を占めます。

特に、

  • 進学
  • 就職
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 初めての一人暮らし
  • 賃貸住宅間の住み替え

では民営借家が利用されることが多くなります。

そのため、高松市、宇多津町、丸亀市、善通寺市など、持ち家割合が比較的低い地域では賃貸住宅の入退去に伴う単身引越しも重要になります。

持ち家中心の地域でも引越しは発生する

一方、持ち家率が高い地域だからといって引越し需要がなくなるわけではありません。

持ち家中心の地域でも、

  • 実家からの独立
  • 進学
  • 就職
  • 結婚
  • 転勤
  • 家族との同居
  • 高齢者の住み替え
  • 県外への転出
  • 相続に伴う住宅移動

などによって引越しは発生します。

特に人口減少地域では、若年層の地域外への転出そのものが引越し需要になります。

単身世帯率と持ち家割合を比較すると地域差が分かる

単身世帯率と持ち家割合を合わせて見ると、香川県内の住宅構造の違いがより分かりやすくなります。

宇多津町

単身世帯率 42.4%
持ち家世帯割合 46.7%

高松市

単身世帯率 38.0%
持ち家世帯割合 62.5%

まんのう町

単身世帯率 25.1%
持ち家世帯割合 89.9%

綾川町

単身世帯率 24.3%
持ち家世帯割合 87.8%

宇多津町や高松市では単身世帯割合が高く、持ち家割合が比較的低くなっています。

一方、まんのう町や綾川町では単身世帯割合が低く、持ち家割合が非常に高くなっています。

同じ県内でも、人口・世帯・住宅構成には大きな違いがあります。

人口移動と住宅構成を合わせて見る

住宅構成だけでは、実際の引越し件数までは分かりません。

そこで転入・転出統計と組み合わせて見ることが重要です。

例えば宇多津町では、

  • 持ち家割合が低い
  • 単身世帯率が高い
  • 転入・転出が人口規模に対して多い
  • 2025年は転入超過

という特徴があります。

一方、まんのう町では、

  • 持ち家割合が非常に高い
  • 単身世帯率が比較的低い
  • 人口減少が進んでいる
  • 転出超過

となっています。

住宅統計と人口移動を組み合わせることで、それぞれの地域で発生する引越しの性格の違いが見えてきます。

香川県17市町の住宅・持ち家・借家まとめ

2020年国勢調査を同一基準で比較すると、香川県17市町の持ち家世帯割合には非常に大きな地域差があります。

最も高いのはまんのう町の89.9%です。

続いて、

  • 綾川町 87.8%
  • 東かがわ市 85.2%
  • 三豊市 85.0%
  • 三木町 80.6%

となっています。

一方、最も低いのは宇多津町の46.7%です。

直島町55.5%、高松市62.5%と続きます。

最高のまんのう町と最低の宇多津町では43.2ポイントもの差があります。

香川県全体では持ち家中心の住宅構成ですが、高松市や宇多津町などでは賃貸住宅を含む持ち家以外の住宅が大きな役割を持っています。

人口・世帯数、単身世帯、転入・転出、人口増減、年齢構成、住宅所有関係を組み合わせて見ることで、香川県17市町それぞれの人口と住まいの特徴をより詳しく把握できます。

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」
出典:e-Stat「住宅の所有の関係別一般世帯数」
出典:香川県「令和2年国勢調査 人口等基本集計結果」

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