広島県23市町の単身世帯数・単身世帯率比較

広島県内では、1人で暮らす世帯の数や割合にも大きな地域差があります。

人口の多い都市では単身世帯数そのものが多くなる傾向がありますが、人口規模の小さい市町でも、全世帯に占める単身世帯の割合が高い地域があります。

このページでは、広島県23市町について、

  • 単独世帯数
  • 一般世帯に占める単独世帯の割合
  • 単独世帯数の県内順位
  • 単独世帯率の地域差

を比較します。

国勢調査では、一般世帯のうち世帯人員が1人の世帯を「単独世帯」と呼びます。

このページでは、単身引越しとの関係を分かりやすくするため本文では「単身世帯」という表現も使用しますが、統計上の数値は国勢調査の「単独世帯」を使用しています。

基準:2020年10月1日
出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」

広島県全体の単身世帯

2020年国勢調査による広島県の単独世帯数は462,961世帯です。

広島県の一般世帯は1,241,204世帯で、単独世帯はその約37.3%を占めています。

つまり、広島県では一般世帯のおよそ3世帯に1世帯以上が1人世帯となっています。

ただし、この割合は県内で一様ではありません。

市町別に見ると、25%前後の地域から45%を超える地域まで大きな差があります。

広島県23市町の単身世帯数・単身世帯率

単身世帯数順位市町単身世帯数単身世帯率
1広島市224,636世帯約40.5%
2福山市64,876世帯約33.6%
3東広島市38,700世帯約43.0%
4呉市33,246世帯約35.3%
5尾道市19,904世帯約34.7%
6廿日市市13,755世帯約28.8%
7三原市13,192世帯約33.8%
8三次市7,411世帯約34.8%
9府中町6,561世帯約30.4%
10庄原市4,717世帯約34.4%
11府中市4,301世帯約28.7%
12海田町4,288世帯約33.3%
13大竹市4,060世帯約35.1%
14江田島市3,948世帯約39.2%
15安芸高田市3,668世帯約33.3%
16竹原市3,645世帯約34.2%
17北広島町2,860世帯約37.4%
18熊野町2,361世帯約25.1%
19世羅町1,734世帯約28.6%
20大崎上島町1,557世帯約45.5%
21坂町1,551世帯約29.7%
22神石高原町1,038世帯約31.3%
23安芸太田町952世帯約36.9%

※単身世帯率は一般世帯に占める単独世帯の割合です。
※四捨五入の関係で公表値から計算した割合とわずかな差が生じる場合があります。

単身世帯数が最も多いのは広島市

広島県で単身世帯数が最も多いのは広島市の224,636世帯です。

県全体の単身世帯462,961世帯のうち、広島市だけで約48.5%を占めます。

つまり、広島県内の単身世帯のおよそ半分が広島市に集中しています。

広島市の一般世帯に占める単身世帯率も約40.5%と高く、単身世帯の「数」と「割合」の両方が大きい地域です。

2位は福山市

福山市の単身世帯数は64,876世帯で、広島県内2位です。

単身世帯率は約33.6%となっています。

単身世帯数では県内でも突出して多い一方、割合では広島市や東広島市などを下回ります。

これは、「単身世帯の絶対数」と「地域全体の中で単身世帯が占める割合」は別の指標であることを示しています。

東広島市は単身世帯率も高い

東広島市の単身世帯数は38,700世帯で県内3位です。

単身世帯率は約43.0%となり、23市町の中でも非常に高い水準です。

一般世帯のおよそ10世帯に4世帯以上が1人世帯となっています。

単身引越しの地域特性を見る場合、単純な人口規模だけでなく、このような世帯構成も重要な指標となります。

呉市・尾道市・三原市にも多くの単身世帯

呉市は33,246世帯、尾道市は19,904世帯、三原市は13,192世帯の単身世帯があります。

単身世帯率は、

  • 呉市 約35.3%
  • 尾道市 約34.7%
  • 三原市 約33.8%

となっています。

いずれも一般世帯のおよそ3分の1以上が単身世帯です。

人口規模だけを見る場合とは違った地域構成が確認できます。

単身世帯率が最も高いのは大崎上島町

単身世帯数そのものでは1,557世帯と県内20位の大崎上島町ですが、単身世帯率では約45.5%となり、広島県23市町の中で最も高くなっています。

単身世帯率の上位は、

  1. 大崎上島町 約45.5%
  2. 東広島市 約43.0%
  3. 広島市 約40.5%
  4. 江田島市 約39.2%
  5. 北広島町 約37.4%
  6. 安芸太田町 約36.9%

となっています。

ここから分かるのは、単身世帯率の高さと人口規模は必ずしも一致しないということです。

大崎上島町や安芸太田町のような人口規模の小さい町でも、世帯構成の中では1人世帯が大きな割合を占めています。

単身世帯率が最も低いのは熊野町

単身世帯率が最も低いのは熊野町の約25.1%です。

下位を見ると、

  • 熊野町 約25.1%
  • 世羅町 約28.6%
  • 府中市 約28.7%
  • 廿日市市 約28.8%
  • 坂町 約29.7%

となっています。

同じ広島県内でも、単身世帯の割合には20ポイント近い差があります。

「単身世帯数」と「単身世帯率」は分けて見る必要がある

単身世帯の地域比較では、「数」と「割合」を分けて見ることが重要です。

例えば広島市は、

単身世帯数 224,636世帯
単身世帯率 約40.5%

で、どちらも高い地域です。

一方、大崎上島町は、

単身世帯数 1,557世帯
単身世帯率 約45.5%

となっています。

単身世帯数では県内下位でも、世帯全体に占める割合では県内1位です。

逆に、廿日市市は単身世帯数13,755世帯で県内6位ですが、単身世帯率は約28.8%です。

このため、

単身世帯数が多い=単身世帯率も高い

とは限りません。

単身世帯率が高くても、すべてが若年単身者とは限らない

単身世帯の統計を見る際には注意も必要です。

「単身世帯」には、

  • 学生
  • 就職した若年層
  • 転勤者
  • 単身赴任者
  • 中年の1人暮らし
  • 高齢者の1人暮らし

など、さまざまな世帯が含まれます。

したがって、単身世帯率が高い地域だからといって、そのまま「若い単身者が多い」「単身引越し需要が多い」と断定することはできません。

特に人口の高齢化が進んでいる地域では、高齢単身世帯が単身世帯率を押し上げている場合があります。

この違いについては「広島県の年齢構成比較」と組み合わせて見る必要があります。

広島県では約46万世帯が単身世帯

広島県全体では462,961世帯が単身世帯です。

これは一般世帯の約37.3%に当たります。

単身引越しとの関係を考えるうえで、単身世帯数は非常に重要な基礎データですが、それだけで引越し需要の大小を決めることはできません。

さらに、

単身世帯
×
転入者数
×
転出者数
×
人口増減
×
年齢構成
×
賃貸住宅

を組み合わせて見ることで、地域ごとの特徴がより明確になります。

単身世帯と転入・転出を組み合わせる

単身世帯が多くても、人口移動が少ない地域では引越しの発生状況は異なります。

逆に、単身世帯率がそれほど高くなくても、毎年多くの転入・転出が発生している地域では、引越しにつながる人口移動が活発な可能性があります。

そのため次に重要になるのが、

広島県23市町の転入・転出比較

です。

単身世帯の「現在の世帯構成」と、転入・転出という「人の動き」を重ねて見ることで、広島県内の地域差を別の角度から確認できます。

2025年国勢調査への更新について

2025年10月1日に令和7年国勢調査が実施されています。

人口と世帯数の速報値はすでに公表されていますが、単独世帯などを含む「人口等基本集計」の公表予定日は2026年9月29日です。

そのため、このページでは現時点で市町別に比較できる最新の確定データとして2020年国勢調査を使用しています。

2025年国勢調査の人口等基本集計が公表された後は、23市町すべてを同じ基準で2025年データへ更新します。

データの出典

総務省統計局
「令和2年国勢調査 人口等基本集計」

統計項目:
一般世帯数
単独世帯数
世帯の家族類型

調査基準日:2020年10月1日

単独世帯とは、一般世帯のうち世帯人員が1人の世帯を指します。

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