高知県34市町村の単身世帯数・単身世帯率比較|一人暮らしの地域統計

高知県34市町村の単身世帯数・単身世帯率比較

高知県34市町村について、単身世帯数と単身世帯率を比較します。

単身世帯とは、国勢調査における「単独世帯」、つまり1人で暮らしている一般世帯です。

一人暮らしには、

  • 進学による一人暮らし
  • 就職による独立
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 賃貸住宅間の住み替え
  • 高齢者の一人暮らし
  • 離婚や死別後の単身生活

など、さまざまなケースがあります。

人口規模だけではなく、実際に1人で暮らしている世帯がどの程度あるのかを見ることで、地域ごとの単身居住の特徴を把握できます。

このページでは、高知県34市町村を同じ条件で比較するため、2020年国勢調査の「単独世帯」を使用します。

高知県34市町村の単身世帯数・単身世帯率一覧

このページの単身世帯率は、

単独世帯数 ÷ 一般世帯数 ×100

で統一して計算しています。

市町村単身世帯数単身世帯率
高知市65,208世帯42.4%
室戸市2,506世帯42.3%
安芸市2,687世帯36.8%
南国市6,896世帯35.0%
土佐市2,959世帯29.1%
須崎市3,076世帯35.4%
宿毛市3,028世帯35.7%
土佐清水市2,541世帯41.3%
四万十市5,654世帯38.3%
香南市4,026世帯30.7%
香美市4,968世帯41.5%
東洋町611世帯49.8%
奈半利町551世帯39.2%
田野町437世帯37.6%
安田町357世帯33.6%
北川村205世帯37.3%
馬路村158世帯42.0%
芸西村527世帯35.0%
本山町635世帯42.5%
大豊町828世帯46.3%
土佐町606世帯37.6%
大川村104世帯52.3%
いの町2,667世帯29.3%
仁淀川町1,100世帯45.0%
中土佐町959世帯35.6%
佐川町1,615世帯31.6%
越知町848世帯36.5%
檮原町581世帯38.7%
日高村603世帯30.5%
津野町669世帯30.4%
四万十町2,613世帯36.6%
大月町844世帯38.5%
三原村242世帯36.9%
黒潮町1,558世帯33.9%

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」

※単身世帯は国勢調査における「単独世帯」です。

※このページの市町村比較では、各市町村の一般世帯数を分母として単身世帯率を統一計算しています。

高知県全体では約12万3,000世帯が一人暮らし

2020年国勢調査では、高知県の一般世帯数は、

314,330世帯

です。

このうち単独世帯は、

122,867世帯

となっています。

一般世帯数を分母として計算すると、単身世帯率は約39.1%です。

つまり、高知県では一般世帯のおよそ10世帯に4世帯が一人暮らしとなっています。

単身世帯は、高知県の住宅・世帯構造の中で非常に大きな割合を占めています。

高知県公式集計では単独世帯39.2%

高知県の国勢調査結果概要では、2020年の単独世帯について、

122,867世帯・39.2%

と公表されています。

また2015年には115,865世帯だったため、5年間で、

7,002世帯増加

しました。

増加率は、

+6.0%

です。

一方、高知県の一般世帯数全体は、

2015年 318,086世帯
2020年 314,330世帯

となり、

3,756世帯減少

しています。

つまり、高知県では一般世帯全体が減少しているにもかかわらず、一人暮らし世帯は増加しています。

単身世帯数が多い市町村ランキング

実際の単身世帯数が多い市町村を順に見ると、次のようになります。

順位市町村単身世帯数
1位高知市65,208世帯
2位南国市6,896世帯
3位四万十市5,654世帯
4位香美市4,968世帯
5位香南市4,026世帯
6位須崎市3,076世帯
7位宿毛市3,028世帯
8位土佐市2,959世帯
9位安芸市2,687世帯
10位いの町2,667世帯

単身世帯数が最も多いのは高知市です。

65,208世帯あり、2位の南国市6,896世帯の約9.5倍となっています。

人口・世帯数と同様に、高知県の単身世帯も高知市への集中が非常に大きくなっています。

高知市だけで県内単身世帯の半数以上

高知県全体の単身世帯は122,867世帯です。

そのうち高知市は65,208世帯です。

割合にすると、

約53.1%

となります。

つまり、高知県にある単身世帯の2世帯に1世帯以上が高知市に集中しています。

前ページでは、高知市が県人口の約48.1%を占めていることを確認しました。

単身世帯では53%を超えているため、人口以上に一人暮らし世帯が高知市へ集中していることが分かります。

高知市は単身世帯数・単身世帯率とも高い

高知市は単身世帯数65,208世帯で県内1位です。

さらに単身世帯率も42.4%となっています。

一般世帯153,809世帯のうち、10世帯に4世帯以上が1人世帯です。

高知市には、

  • 大学・専門学校
  • 企業
  • 行政機関
  • 病院
  • 商業施設
  • アパート・マンション
  • 単身者向け賃貸住宅

などが集中しています。

進学、就職、転勤、単身赴任、一人暮らしの開始などによる単身居住が集まりやすい地域です。

単身引越し需要を見る場合にも、高知県内で最も大きな市場となります。

単身世帯率が高い市町村ランキング

人口や世帯数が異なる地域を比較する場合には、単身世帯の絶対数だけでなく、一般世帯に占める割合を見ることも重要です。

順位市町村単身世帯率
1位大川村52.3%
2位東洋町49.8%
3位大豊町46.3%
4位仁淀川町45.0%
5位本山町42.5%
6位高知市42.4%
7位室戸市42.3%
8位馬路村42.0%
9位香美市41.5%
10位土佐清水市41.3%

単身世帯率が最も高いのは大川村です。

一般世帯199世帯のうち104世帯が単身世帯で、

52.3%

となっています。

つまり、大川村では一般世帯の半数以上が1人世帯です。

大川村は人口最少でも単身世帯率県内1位

前ページで確認した2025年人口では、大川村は人口339人で高知県34市町村の中で最も人口が少ない自治体です。

しかし2020年の世帯構成を見ると、単身世帯率は52.3%で県内1位です。

人口の絶対数だけを見れば市場規模は小さいものの、

地域の世帯構成の中で一人暮らしが占める割合

という視点では、高知県内で最も高い地域となります。

人口規模だけでは地域の単身居住の特徴を判断できない代表的な例です。

東洋町も約2世帯に1世帯が単身世帯

東洋町では、

一般世帯 1,228世帯

単身世帯 611世帯

となっています。

単身世帯率は、

49.8%

です。

ほぼ2世帯に1世帯が一人暮らしです。

前ページでも東洋町の1世帯当たり人員は1.76人と県内でも特に少なくなっていました。

単身世帯率の高さが、世帯規模の小ささにも表れています。

大豊町も46%を超える

大豊町では、

一般世帯 1,787世帯

単身世帯 828世帯

で、単身世帯率は、

46.3%

です。

人口減少や高齢化が進む山間地域では、若い学生や会社員だけではなく、高齢者の一人暮らしも単身世帯率を押し上げる大きな要因となります。

同じ「単身世帯率が高い地域」でも、高知市と大豊町では一人暮らしの年齢構成や住宅事情が異なる可能性があります。

仁淀川町も45%が単身世帯

仁淀川町では、

一般世帯 2,445世帯

単身世帯 1,100世帯

となっています。

単身世帯率はちょうど、

45.0%

です。

一般世帯のおよそ20世帯に9世帯が一人暮らしとなります。

仁淀川町も高齢化が進む地域であり、高齢単身世帯の存在が重要になります。

山間部で単身世帯率が高い理由

高知県では、大川村、大豊町、仁淀川町、本山町など山間部の自治体が単身世帯率上位に入っています。

都市部で単身世帯率が高くなる場合には、

  • 学生
  • 若い会社員
  • 転勤者
  • 単身赴任者

などが大きく影響します。

一方、人口減少・高齢化地域では、

  • 配偶者との死別
  • 子どもの地域外転出
  • 高齢者の一人暮らし

などによって単身世帯になるケースも多くなります。

同じ単身世帯率でも、地域によってその背景は異なります。

単身世帯率40%以上の市町村

単身世帯率が40%以上となったのは次の10市町村です。

市町村単身世帯率
大川村52.3%
東洋町49.8%
大豊町46.3%
仁淀川町45.0%
本山町42.5%
高知市42.4%
室戸市42.3%
馬路村42.0%
香美市41.5%
土佐清水市41.3%

高知県34市町村のうち10市町村で、一般世帯の4割以上が一人暮らしです。

都市部だけではなく、県東部、県西部、山間部など幅広い地域が含まれています。

香美市は人口規模と単身世帯率の両方が大きい

香美市の単身世帯は4,968世帯で、県内4位です。

単身世帯率も41.5%と高くなっています。

つまり香美市は、

単身世帯の絶対数が多く、地域の世帯に占める単身者の割合も高い

自治体です。

香美市には高知工科大学などもあり、学生を含む若年単身世帯の存在も地域の住宅構成に影響しています。

高齢単身世帯だけでなく、若年層の一人暮らしも考える必要がある地域です。

四万十市は県西部最大の単身世帯数

四万十市の単身世帯は、

5,654世帯

です。

高知県全体では3位、高知県西部では最大規模となっています。

単身世帯率も38.3%です。

四万十市は県西部の商業・行政・医療などの地域拠点であり、周辺地域からの転入、就職、転勤、一人暮らしなどによる住宅移動も発生します。

県西部の単身引越し需要を考える場合には重要な地域です。

南国市は単身世帯数県内2位

南国市の単身世帯は、

6,896世帯

で、高知市に次いで県内2位です。

単身世帯率は35.0%となっています。

絶対数は非常に多い一方、高知市と比較すると家族世帯の割合も高くなっています。

前ページでは南国市について、2020年から2025年に人口が減少した一方、世帯数は増加していました。

世帯の小規模化が進んでいることを考えると、単身世帯の今後の動向も重要です。

単身世帯率が低い市町村

一方、単身世帯率が比較的低い市町村は次のとおりです。

順位市町村単身世帯率
1位土佐市29.1%
2位いの町29.3%
3位津野町30.4%
4位日高村30.5%
5位香南市30.7%
6位佐川町31.6%
7位安田町33.6%
8位黒潮町33.9%
9位南国市35.0%
9位芸西村35.0%

最も単身世帯率が低いのは土佐市の29.1%です。

いの町29.3%、津野町30.4%、日高村30.5%、香南市30.7%と続きます。

これらの地域では、高知市や大川村などと比較して家族世帯の割合が高くなっています。

土佐市は1世帯当たり人員も多い

土佐市では、

一般世帯 10,151世帯

単身世帯 2,959世帯

で、単身世帯率は29.1%です。

前ページでは、2025年の1世帯当たり人員が2.37人で、高知県内で最も高い水準でした。

単身世帯率の低さと1世帯当たり人数の多さを合わせると、土佐市では家族世帯の割合が比較的高いことが分かります。

香南市も家族世帯の割合が比較的高い

香南市では単身世帯4,026世帯、単身世帯率30.7%です。

単身世帯の絶対数は県内5位ですが、割合では比較的低くなっています。

つまり、

一人暮らし世帯そのものは多いが、家族世帯も非常に多い

地域です。

人口規模の大きな自治体では、単身世帯の「数」と「率」の両方を見ることが重要です。

高知県では高齢単身世帯も非常に多い

2020年国勢調査では、高知県の65歳以上の単独世帯は、

55,958世帯

です。

2015年の52,459世帯から、

3,499世帯増加

しました。

増加率は、

+6.7%

です。

高知県公式集計では、65歳以上の単独世帯が一般世帯に占める割合は17.8%となっています。

つまり、高知県では一般世帯のおよそ6世帯に1世帯以上が、65歳以上の一人暮らし世帯です。

単身世帯の約45%が65歳以上

高知県の単身世帯は122,867世帯です。

このうち65歳以上の単身世帯は55,958世帯です。

割合にすると、

約45.5%

となります。

つまり、高知県の一人暮らし世帯の約半数近くを65歳以上の単身世帯が占めています。

高知県で単身引越し需要を考える場合には、学生や会社員だけでなく、高齢者の住宅移動も重要です。

高知県は高齢者の一人暮らし割合も全国より高い

2020年国勢調査では、65歳以上人口に占める単独世帯の割合は、

高知県 22.8%

全国 18.6%

となっています。

高知県は全国より4.2ポイント高い水準です。

高齢化と単身世帯化が同時に進んでいることが、高知県の特徴の一つです。

高齢単身世帯でも引越しは発生する

高齢者の一人暮らしでも住宅移動は発生します。

例えば、

  • 持ち家から小さな住宅への住み替え
  • 子どもの近くへの転居
  • 子どもとの同居
  • 高齢者向け住宅への入居
  • 施設への入居
  • 配偶者との死別後の住み替え

などがあります。

こうした引越しでは、一般的な家族引越しより荷物量が少なくなるケースもあります。

人口減少・高齢化地域でも、単身引越し需要がなくなるわけではありません。

若年単身世帯では進学・就職・転勤が中心

一方、高知市、南国市、香美市、四万十市などでは、

  • 進学
  • 就職
  • 転職
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 初めての一人暮らし

などによる単身世帯も重要です。

若い単身世帯では、

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ
  • ベッド
  • テレビ
  • 衣装ケース
  • 段ボール

など、軽トラック1台程度に収まりやすい荷物量の引越しもあります。

単身世帯数が多い地域ほど、このような小規模な住宅移動も一定数発生すると考えられます。

単身世帯数と単身世帯率は両方見ることが重要

高知市と大川村を比較すると、この違いがよく分かります。

高知市

単身世帯数 65,208世帯

単身世帯率 42.4%

大川村

単身世帯数 104世帯

単身世帯率 52.3%

市場規模では高知市が圧倒的です。

一方、地域の世帯構成に一人暮らしが占める割合では大川村の方が高くなっています。

そのため、

単身引越しの絶対的な市場規模を見る場合は単身世帯数

地域の一人暮らしの強さを見る場合は単身世帯率

として、両方を見る必要があります。

人口が減少しても単身世帯は増えることがある

高知県では人口減少が続いています。

しかし2015年から2020年では、

一般世帯数 3,756世帯減少

した一方、

単身世帯数 7,002世帯増加

しました。

人口減少と単身世帯数は、必ずしも同じ方向に動きません。

例えば家族4人で暮らしていた世帯から子どもが独立すれば、

1世帯 → 親世帯+単身世帯

となります。

高齢者の死別による一人暮らしなどでも同様です。

人口が減少していても、世帯の小規模化によって一人暮らし世帯が増えることがあります。

単身世帯と転入・転出を組み合わせて見る

単身世帯が多いからといって、すべての世帯が頻繁に引越すわけではありません。

そこで重要になるのが転入・転出です。

例えば、

単身世帯数が多く、転入・転出も多い地域

では住宅移動の絶対数が大きくなりやすくなります。

一方、

高齢単身世帯が多く、人口移動が少ない地域

では、引越しの頻度や理由が異なります。

人口、世帯、単身世帯、人口移動を組み合わせて見ることで、地域ごとの引越し需要をより詳しく把握できます。

高知県34市町村の単身世帯まとめ

2020年国勢調査では、高知県の単身世帯は、

122,867世帯

です。

高知県公式集計では単独世帯が一般世帯に占める割合は39.2%となっています。

市町村比較では、高知市の単身世帯数が65,208世帯で圧倒的に多く、高知県全体の約53.1%を占めています。

単身世帯数では、

1位 高知市 65,208世帯
2位 南国市 6,896世帯
3位 四万十市 5,654世帯
4位 香美市 4,968世帯
5位 香南市 4,026世帯

となっています。

一方、単身世帯率では、

1位 大川村 52.3%
2位 東洋町 49.8%
3位 大豊町 46.3%
4位 仁淀川町 45.0%
5位 本山町 42.5%

となっています。

高知市も42.4%と高い水準です。

また、高知県では65歳以上の単身世帯が55,958世帯あり、単身世帯全体の約45.5%を占めています。

2015年から2020年には一般世帯数が減少した一方、単身世帯は7,002世帯増加しました。

人口・世帯数だけでなく、

  • 単身世帯数
  • 単身世帯率
  • 高齢単身世帯
  • 転入・転出
  • 人口増減
  • 年齢構成
  • 住宅構成

を組み合わせることで、高知県34市町村それぞれの単身居住と人口移動の特徴をより詳しく把握できます。

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」
出典:e-Stat「世帯の家族類型、世帯員の年齢による世帯の種類別一般世帯数」
出典:高知県「令和2年国勢調査結果概要」

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