徳島県24市町村の単身世帯数・単身世帯率比較|一人暮らしの地域統計

徳島県24市町村の単身世帯数・単身世帯率比較

徳島県24市町村について、単身世帯数と単身世帯率を比較します。

単身世帯とは、一般世帯のうち世帯人員が1人の世帯です。

一人暮らしには、

  • 進学による一人暮らし
  • 就職による独立
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 高齢者の一人暮らし
  • 離婚や死別後の単身生活

など、さまざまなケースがあります。

人口規模だけを見るのではなく、実際に1人で暮らしている世帯がどの程度あるかを見ることで、地域ごとの単身居住の特徴が分かります。

このページでは、徳島県24市町村を同じ条件で比較するため、2020年国勢調査の「単独世帯」を使用します。

徳島県24市町村の単身世帯数・単身世帯率一覧

単身世帯率は、

単独世帯数 ÷ 一般世帯数 × 100

で計算しています。

市町村単身世帯数単身世帯率
徳島市53,422世帯44.8%
鳴門市6,991世帯31.2%
小松島市4,792世帯31.7%
阿南市8,027世帯29.3%
吉野川市4,408世帯28.5%
阿波市3,187世帯24.5%
美馬市3,445世帯30.8%
三好市3,614世帯35.2%
勝浦町501世帯27.2%
上勝町266世帯41.9%
佐那河内村164世帯21.3%
石井町2,455世帯25.6%
神山町691世帯34.3%
那賀町1,033世帯32.5%
牟岐町604世帯35.3%
美波町908世帯34.1%
海陽町1,540世帯38.4%
松茂町1,859世帯31.9%
北島町2,788世帯29.8%
藍住町3,893世帯27.9%
板野町1,414世帯28.1%
上板町1,008世帯23.8%
つるぎ町1,151世帯33.9%
東みよし町1,409世帯27.3%

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」

※「単身世帯」は国勢調査の「単独世帯」です。

※単身世帯率は、各市町村の一般世帯数を分母として計算しています。

徳島県全体の単身世帯

2020年国勢調査では、徳島県の一般世帯数は、

307,358世帯

です。

このうち単身世帯は、

109,570世帯

となっています。

一般世帯に占める割合は、

約35.6%

です。

つまり、徳島県では一般世帯のおよそ3世帯に1世帯以上が1人暮らしとなっています。

人口そのものが減少していても、世帯の小規模化や一人暮らしの増加によって、単身世帯は地域の住宅需要や引越し需要の大きな部分を占めています。

単身世帯数が多い市町村ランキング

実際の単身世帯数が多い地域を順に見ると、次のようになります。

順位市町村単身世帯数
1位徳島市53,422世帯
2位阿南市8,027世帯
3位鳴門市6,991世帯
4位小松島市4,792世帯
5位吉野川市4,408世帯
6位藍住町3,893世帯
7位三好市3,614世帯
8位美馬市3,445世帯
9位阿波市3,187世帯
10位北島町2,788世帯

単身世帯数が最も多いのは徳島市です。

53,422世帯あり、2位の阿南市8,027世帯と比べても6倍以上の規模があります。

人口・世帯数と同様に、単身世帯も県庁所在地の徳島市に大きく集中しています。

徳島市だけで県内単身世帯の約半数

徳島県全体の単身世帯109,570世帯のうち、徳島市は53,422世帯です。

割合にすると、

約48.8%

です。

つまり、徳島県にある単身世帯のおよそ2世帯に1世帯が徳島市に集中しています。

さらに徳島市では、一般世帯119,228世帯のうち53,422世帯が単身世帯です。

単身世帯率は44.8%となり、

ほぼ10世帯に4~5世帯が一人暮らし

という住宅・世帯構造になっています。

単身世帯の絶対数だけでなく、その割合でも県内最高です。

単身世帯率が高い市町村ランキング

自治体の人口・世帯規模が異なるため、単身世帯の絶対数だけでなく、一般世帯に占める割合を見ることも重要です。

単身世帯率が高い順に並べると次のようになります。

順位市町村単身世帯率
1位徳島市44.8%
2位上勝町41.9%
3位海陽町38.4%
4位牟岐町35.3%
5位三好市35.2%
6位神山町34.3%
7位美波町34.1%
8位つるぎ町33.9%
9位那賀町32.5%
10位松茂町31.9%

最も単身世帯率が高いのは徳島市の44.8%です。

2位は上勝町41.9%、3位は海陽町38.4%となっています。

単身世帯数の多い地域と単身世帯率の高い地域は、必ずしも一致しません。

上勝町は人口規模が小さくても単身世帯率41.9%

上勝町の単身世帯は266世帯です。

絶対数では非常に小さいものの、一般世帯635世帯に占める割合は、

41.9%

です。

つまり、およそ5世帯に2世帯が1人暮らしです。

上勝町では若い単身者だけでなく、高齢者の一人暮らしも単身世帯率を押し上げていると考えられます。

人口規模だけを見ると分からない地域特性です。

海陽町も単身世帯率38%超

海陽町では一般世帯4,010世帯のうち、

1,540世帯

が単身世帯です。

単身世帯率は、

38.4%

となっています。

人口規模は県内で大きくありませんが、一般世帯のおよそ10世帯に4世帯が1人暮らしです。

前ページでは海陽町の1世帯当たり人員が約2.00人で、県内で最も少ないことを確認しました。

単身世帯率の高さも、世帯規模が小さい理由の一つです。

牟岐町・三好市も35%超

牟岐町の単身世帯率は35.3%です。

三好市も35.2%となっています。

徳島県全体の単身世帯率は35.6%なので、ほぼ県平均に近い水準です。

ただし、これらの地域では徳島市とは年齢構成が異なり、高齢単身世帯が単身世帯の大きな割合を占める可能性があります。

同じ「一人暮らし」でも、その背景は地域によって異なります。

徳島市では若年層から高齢者まで幅広い単身世帯

徳島市の単身世帯率44.8%は県内で最も高くなっています。

県庁所在地である徳島市には、

  • 大学や専門学校への進学
  • 就職
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 一人暮らしの開始
  • 賃貸住宅間の住み替え

などによる単身世帯が集まります。

一方で、徳島市でも高齢者の一人暮らしは増えています。

2020年国勢調査では、徳島市の65歳以上の単独世帯だけでも13,796世帯あります。

単身者向け引越し需要を考える場合、若年層だけでなく高齢単身世帯まで含めて見る必要があります。

単身世帯率が低い市町村

単身世帯率が比較的低い地域は次のとおりです。

順位市町村単身世帯率
1位佐那河内村21.3%
2位上板町23.8%
3位阿波市24.5%
4位石井町25.6%
5位勝浦町27.2%
6位東みよし町27.3%
7位藍住町27.9%
8位板野町28.1%
9位吉野川市28.5%
10位阿南市29.3%

最も低いのは佐那河内村の21.3%です。

一般世帯769世帯のうち、単身世帯は164世帯となっています。

上板町は23.8%、阿波市は24.5%です。

これらの地域では、徳島市や県南部・山間部の一部自治体に比べると、家族世帯の割合が高くなっています。

藍住町は人口が多くても単身世帯率は比較的低い

藍住町は人口規模では徳島県24市町村中5位です。

単身世帯数も3,893世帯あり、絶対数では県内6位となっています。

一方、単身世帯率は27.9%です。

徳島県全体の35.6%や徳島市44.8%と比較すると低くなっています。

藍住町では、

単身世帯そのものは多いものの、家族世帯も非常に多い

ことが分かります。

人口や単身世帯の絶対数だけでなく、割合まで見ることが重要です。

北島町も単身世帯数は多い

北島町では一般世帯9,346世帯のうち、

2,788世帯

が単身世帯です。

単身世帯率は29.8%となっています。

人口規模の小さな町と比較すると単身世帯の絶対数は多いものの、一般世帯に占める割合では県平均を下回っています。

徳島市周辺の住宅地域では、単身者と家族世帯の双方が多いことが特徴です。

石井町・上板町・阿波市では家族世帯の割合が高い

石井町の単身世帯率は25.6%です。

阿波市は24.5%、上板町は23.8%となっています。

前ページでは1世帯当たり人員も、

  • 阿波市 約2.48人
  • 上板町 約2.50人
  • 石井町 約2.39人

と比較的多くなっていました。

単身世帯率の低さと1世帯当たり人員の多さを合わせると、これらの地域では家族世帯の割合が比較的高いことが分かります。

人口が減っても単身世帯は重要

人口減少地域では、人口が減ることで世帯数や引越し需要も同じように減少すると考えがちです。

しかし実際には、

  • 子どもの独立
  • 高齢者の一人暮らし
  • 配偶者との死別
  • 離婚
  • 転勤
  • 単身赴任

などによって、1世帯が複数の世帯に分かれる場合があります。

たとえば親子で暮らしていた1世帯から子どもが独立すると、

親世帯+子どもの単身世帯

となり、人口がほとんど変わらなくても世帯数は増えることがあります。

徳島県でも、人口減少の速度に比べて世帯数の減少は緩やかです。

高齢単身世帯の存在も大きい

徳島県では高齢化が進んでおり、単身世帯の中には65歳以上の一人暮らしも多く含まれます。

例えば、

  • 三好市
  • 神山町
  • 那賀町
  • 牟岐町
  • 美波町
  • 海陽町
  • つるぎ町

などでは、高齢化率が高い地域と単身世帯率の高い地域が重なります。

高齢単身世帯では、

  • 高齢者住宅への転居
  • 施設への入居
  • 子どもの近くへの住み替え
  • 持ち家から小さな住宅への転居

などによって引越しが発生することがあります。

若年単身世帯と高齢単身世帯では引越しの性質が異なる

同じ単身世帯でも、引越しの理由は年代によって異なります。

若年層では、

  • 進学
  • 就職
  • 転職
  • 転勤
  • 初めての一人暮らし

が中心となります。

高齢者では、

  • 配偶者との死別
  • 家族との同居
  • 高齢者住宅への転居
  • 施設への入居
  • 身近な家族の近くへの住み替え

などがあります。

そのため、単身世帯率だけではなく、次の年齢構成・高齢化率の統計も合わせて見ることが重要です。

単身世帯数と単身世帯率は両方見る

徳島市と上勝町を比べると、単身世帯数と単身世帯率の違いが分かります。

徳島市

単身世帯数 53,422世帯

単身世帯率 44.8%

上勝町

単身世帯数 266世帯

単身世帯率 41.9%

割合は比較的近いものの、単身世帯の絶対数には約200倍の差があります。

単身引越しの市場規模を見る場合には単身世帯数が重要です。

一方、地域の世帯構成に一人暮らしがどの程度浸透しているかを見る場合には単身世帯率が重要になります。

徳島県24市町村の単身世帯まとめ

2020年国勢調査では、徳島県の一般世帯307,358世帯のうち109,570世帯が単身世帯です。

単身世帯率は約35.6%となっています。

単身世帯数が最も多いのは徳島市の53,422世帯で、徳島県全体の単身世帯の約48.8%が徳島市に集中しています。

単身世帯率でも徳島市が44.8%で最も高く、上勝町41.9%、海陽町38.4%と続きます。

一方、単身世帯率が最も低いのは佐那河内村の21.3%で、上板町23.8%、阿波市24.5%となっています。

同じ徳島県内でも、都市部、郊外、山間部、県南部などによって単身世帯の数と割合には大きな違いがあります。

人口・世帯数だけでなく、

  • 単身世帯数
  • 単身世帯率
  • 転入・転出
  • 人口増減
  • 年齢構成
  • 住宅構成

を組み合わせて見ることで、徳島県24市町村それぞれの単身居住と人口移動の特徴をより詳しく把握できます。

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」
出典:e-Stat「世帯の家族類型、世帯人員の人数別一般世帯数」

徳島県の単身引越し

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