京都府26市町村の単身世帯数・単身世帯率比較|一人暮らしの地域統計

京都府26市町村の単身世帯数・単身世帯率比較

京都府26市町村について、1人で暮らす「単独世帯」の数と、一般世帯に占める割合を比較します。

人口や世帯数が多い地域ほど単身世帯数も多くなりやすい一方、単身世帯率を見ると人口順位とは異なる地域が上位になります。

このページでは、

  • 一般世帯数
  • 単身世帯数
  • 単身世帯数順位
  • 単身世帯率
  • 単身世帯率順位

を同じ基準で比較します。

単身世帯は、単身引越しとの関係が特に深い地域統計の一つです。

今回使用する統計

2020年(令和2年)10月1日実施の国勢調査「人口等基本集計」を使用します。

国勢調査では、一般世帯のうち世帯人員が1人の世帯を「単独世帯」としています。e-Statの表10では、市区町村別に一般世帯数と単独世帯数を同じ定義で確認できます。

このページの単身世帯率は、

単身世帯数 ÷ 一般世帯数 × 100

で計算し、小数第1位まで表示します。

京都府全体では、

  • 一般世帯数:1,188,903世帯
  • 単身世帯数:489,815世帯
  • 単身世帯率:41.2%

となります。

京都府26市町村の単身世帯数・単身世帯率ランキング

単身世帯数順位市町村一般世帯数単身世帯数単身世帯率率順位
1京都市728,744350,77548.1%1
2宇治市73,44320,58128.0%15
3舞鶴市35,09813,19337.6%2
4福知山市33,52812,39037.0%5
5京田辺市31,66511,82137.3%4
6長岡京市33,68710,28330.5%13
7八幡市30,5289,72031.8%11
8亀岡市34,3709,26026.9%18
9城陽市30,4388,06326.5%20
10木津川市29,7626,78922.8%25
11向日市23,5106,62128.2%14
12京丹後市20,0935,45527.1%16
13南丹市13,1344,90937.4%3
14綾部市13,6994,57233.4%7
15精華町13,5162,66819.7%26
16宮津市7,2702,42533.4%8
17与謝野町8,0172,15826.9%19
18久御山町6,3112,02532.1%10
19大山崎町6,5401,70226.0%22
20京丹波町5,2051,40527.0%17
21井手町3,1601,05033.2%9
22宇治田原町3,41689426.2%21
23和束町1,37734625.1%24
24伊根町84728433.5%6
25南山城村1,02326626.0%23
26笠置町52216030.7%12

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」
単身世帯率は一般世帯数を分母として算出。

京都府公表の地域別集計でも、府内の単独世帯は48万9,815世帯となっています。市町村別の値を合計しても同数となるよう確認しています。

単身世帯数1位は京都市

京都市の単身世帯数は350,775世帯で、京都府26市町村の中で圧倒的な1位です。

京都府全体の単身世帯489,815世帯のうち、約71.6%が京都市に集中しています。

一般世帯728,744世帯のうち48.1%が単身世帯で、単身世帯率も府内1位です。

つまり京都市では、一般世帯のおよそ2世帯に1世帯が1人暮らしという構成になっています。

京都市には大学・専門学校が多く、進学に伴う学生の一人暮らしが多いことに加え、就職や転勤などによる単身者も集まりやすいことが背景の一つと考えられます。

賃貸住宅の多さなど住宅事情も含め、京都府内では単身引越しとの関係が特に強い地域と考えられます。

単身世帯数2位は宇治市

宇治市は20,581世帯で2位です。

京都市に次いで人口・世帯規模が大きいため、単身世帯の絶対数も多くなっています。

一方、単身世帯率は28.0%で15位です。

つまり、宇治市は単身世帯そのものは非常に多いものの、家族世帯も多いため、全世帯に占める単身世帯の割合は京都市ほど高くありません。

単身世帯「数」と「率」を分けて見る必要がある典型的な地域です。

舞鶴市は単身世帯率37.6%

舞鶴市の単身世帯数は13,193世帯で府内3位、単身世帯率は37.6%で2位です。

人口順位では京都市や宇治市から大きく離れますが、人口規模に対して単身世帯が多いことが分かります。

舞鶴市は京都府北部の地域拠点であり、就職・転勤などによって単身で居住する人が一定数存在することなども背景の一つと考えられます。

人口だけを見る場合よりも、単身引越し需要を考えるうえで注目しやすい地域です。

南丹市は単身世帯率3位

南丹市の単身世帯数は4,909世帯で、絶対数では13位です。

しかし単身世帯率は37.4%となり、京都市・舞鶴市に続く府内3位です。

人口規模や世帯数だけでランキングすると上位には入りませんが、一般世帯に占める1人暮らしの割合では非常に高い地域となっています。

このように、単身世帯率を見ることで人口規模だけでは分からない地域特性が見えてきます。

京田辺市は単身世帯数・率ともに高い

京田辺市は単身世帯11,821世帯で府内5位、単身世帯率は37.3%で4位です。

2020年には一般世帯約3.2万世帯のうち、1万世帯以上が単身世帯となっています。

京田辺市には大学があり、学生の一人暮らしが多いことなども単身世帯率を押し上げる背景の一つと考えられます。

京都市だけでなく、京都府南部にも単身世帯率が高い地域が存在することが分かります。

福知山市も単身世帯が多い

福知山市は単身世帯12,390世帯で府内4位、単身世帯率は37.0%で5位です。

京都府北部・中丹地域の中心都市の一つで、人口・世帯数に対して単身世帯が比較的多い構成となっています。

舞鶴市と福知山市はいずれも単身世帯数が1万世帯を超え、単身世帯率も37%前後です。

京都府北部では、この2市が単身世帯の大きな集積地となっています。

単身世帯率上位10市町村

単身世帯率だけで並べると、上位は次のようになります。

  1. 京都市 48.1%
  2. 舞鶴市 37.6%
  3. 南丹市 37.4%
  4. 京田辺市 37.3%
  5. 福知山市 37.0%
  6. 伊根町 33.5%
  7. 綾部市 33.4%
  8. 宮津市 33.4%
  9. 井手町 33.2%
  10. 久御山町 32.1%

人口上位10市町村とはかなり異なる顔ぶれになります。

人口の少ない伊根町や井手町なども、単身世帯率では上位に入ります。

人口規模が小さい地域では高齢者の一人暮らしなどが単身世帯率を押し上げる場合もあり、都市部の単身世帯とは背景が異なる可能性があります。

精華町は単身世帯率が最も低い

精華町の単身世帯数は2,668世帯、単身世帯率は19.7%で府内26位です。

一般世帯のおよそ5世帯に1世帯が単身世帯となります。

京都府平均の41.2%と比較するとかなり低い水準です。

精華町は家族世帯の割合が高く、京都・大阪方面への通勤圏にある住宅地域としての性格が表れている可能性があります。

単身世帯率だけを見ると、京都市とは非常に対照的な世帯構成です。

木津川市も単身世帯率は低め

木津川市は単身世帯6,789世帯で府内10位ですが、単身世帯率は22.8%で25位です。

人口は7万人を超える比較的大きな都市ですが、単身世帯率は低くなっています。

木津川市も家族世帯の割合が高い住宅地域としての性格が強く、人口規模に対して単身世帯の割合が小さいことが特徴です。

精華町と木津川市は隣接しており、学研都市周辺では京都市中心部とは異なる世帯構成がみられます。

京都市と精華町では約28ポイントの差

単身世帯率が最も高い京都市は48.1%、最も低い精華町は19.7%です。

その差は28.4ポイントあります。

同じ京都府内でも、

  • 都市中心部
  • 大学・学生の多い地域
  • 地方の地域拠点
  • 郊外住宅地
  • 高齢化が進む町村

などによって、1人暮らし世帯の割合は大きく異なります。

京都府全体の平均値だけでは、この地域差を見ることはできません。

単身世帯数と単身世帯率は別の指標

単身世帯数が多い地域は、基本的に人口・世帯規模の大きい地域が上位になります。

一方、単身世帯率では人口規模の影響が小さくなります。

例えば、

宇治市

  • 単身世帯数:2位
  • 単身世帯率:15位

南丹市

  • 単身世帯数:13位
  • 単身世帯率:3位

となっています。

宇治市は単身世帯の「市場規模」が大きく、南丹市は地域内での「単身世帯の比重」が大きいと見ることができます。

単身引越し需要を考える場合には、この両方を見ることが重要です。

単身世帯が多い地域ほど引越し需要も大きいのか

単身世帯数や単身世帯率が高いことだけで、実際の引越し件数を直接判断することはできません。

しかし、1人暮らしの世帯が多ければ、

  • 進学
  • 就職
  • 転勤
  • 賃貸住宅の住み替え
  • 市町村間の転居

などによって単身引越しが発生する母数も大きくなります。

特に、

単身世帯数が多い
+
転入・転出が多い
+
借家率が高い

という条件が重なる地域では、単身引越しが発生しやすい背景があると考えられます。

そのため、単身世帯統計だけで判断せず、人口移動や住宅統計と組み合わせて見ることが重要です。

京都府の単身世帯の地域差

京都府の単身世帯分布を見ると、大きくいくつかの特徴があります。

京都市

単身世帯数・単身世帯率ともに突出しています。

京都府の単身世帯の約7割が京都市に集中しています。

京都府南部

宇治市は単身世帯の絶対数が多く、京田辺市は単身世帯数と単身世帯率の両方が高くなっています。

一方、木津川市や精華町では家族世帯の割合が高く、単身世帯率は低くなっています。

中丹地域

舞鶴市・福知山市はいずれも単身世帯数が1万世帯を超え、単身世帯率も37%前後です。

人口規模以上に単身世帯の存在感が大きい地域です。

丹後地域

京丹後市は単身世帯の絶対数が多い一方、宮津市や伊根町では人口規模に対して単身世帯率が比較的高くなっています。

都市部とは異なり、高齢者の一人暮らしなども地域構成に影響している可能性があります。

次は転入・転出を比較

単身世帯が多くても、住民の入れ替わりが少なければ引越し頻度が高いとは限りません。

そこで次の

「京都府26市町村の転入・転出比較」

では、

  • 転入者数
  • 転出者数
  • 転入超過・転出超過
  • 人口規模に対する移動の大きさ
  • 市町村ごとの人口移動の特徴

を比較します。

単身世帯統計と人口移動を組み合わせることで、京都府内で人の移動が活発な地域をさらに詳しく確認できます。

出典

総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」

政府統計の総合窓口 e-Stat
「表10 世帯の家族類型、世帯人員の人数別一般世帯数-全国、都道府県、市区町村」

京都府「令和2年国勢調査」

調査時点:2020年10月1日

※本ページの「単身世帯」は国勢調査の「単独世帯」を指します。
※単身世帯率=単独世帯数÷一般世帯数×100。小数第2位を四捨五入しています。

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