京都府26市町村の年齢構成・高齢化率比較|市町村別の地域統計

京都府26市町村の年齢構成比較

京都府26市町村について、人口を年齢3区分に分けて比較します。

同じ人口規模の地域でも、子どもが多い地域、働く世代が多い地域、高齢者が多い地域では、世帯構成や人の移動、住宅事情が異なります。

このページでは、

  • 0~14歳の年少人口
  • 15~64歳の生産年齢人口
  • 65歳以上の老年人口
  • 年少人口割合
  • 生産年齢人口割合
  • 高齢化率

を同じ基準で比較します。

進学、就職、転勤、独立、高齢者世帯など、年齢構成は単身引越しが発生する背景を考えるうえでも重要な統計です。

今回使用する統計

2020年(令和2年)10月1日の国勢調査「人口等基本集計」を使用します。

京都府全体では、

  • 0~14歳:11.4%
  • 15~64歳:59.2%
  • 65歳以上:29.3%

となっています。

京都府の65歳以上人口割合は2020年国勢調査時点で過去最高となりました。

市町村別では、0~14歳人口割合が最も高いのは木津川市、15~64歳人口割合が最も高いのは京田辺市、65歳以上人口割合が最も高いのは笠置町です。

京都府26市町村の年齢構成一覧

市町村0~14歳15~64歳65歳以上
京都市10.5%61.3%28.2%
福知山市13.0%56.9%30.1%
舞鶴市12.2%55.6%32.2%
綾部市10.9%50.3%38.8%
宇治市12.2%57.8%30.0%
宮津市9.5%47.2%43.3%
亀岡市12.5%57.0%30.5%
城陽市11.5%54.5%34.0%
向日市13.9%58.9%27.2%
長岡京市13.7%58.8%27.5%
八幡市11.6%56.8%31.5%
京田辺市14.5%61.6%23.9%
京丹後市11.2%50.7%38.1%
南丹市10.3%54.3%35.4%
木津川市16.6%58.4%25.0%
大山崎町14.7%57.9%27.4%
久御山町11.7%56.0%32.4%
井手町9.1%56.0%34.8%
宇治田原町11.4%58.4%30.1%
笠置町4.3%42.9%52.8%
和束町6.8%45.5%47.6%
精華町14.1%60.9%25.0%
南山城村6.4%45.0%48.5%
京丹波町8.4%47.1%44.5%
伊根町9.2%42.3%48.5%
与謝野町11.1%51.3%37.6%

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 人口等基本集計」、京都府企画統計課「令和2年国勢調査人口等基本集計結果の概要」。

※年齢不詳を含むため、3区分の割合を合計して100.0%にならない場合があります。

0~14歳割合1位は木津川市

年少人口割合が最も高いのは木津川市の16.6%です。

京都府平均の11.4%を5ポイント以上上回っています。

木津川市は京都・大阪都市圏への通勤圏にあり、住宅開発が進んできた地域でもあります。

子育て世帯や家族世帯の割合が比較的高いことが、若い年齢構成につながっている背景の一つと考えられます。

前ページまでの統計でも、木津川市は1世帯当たり人員が比較的大きく、単身世帯率は低い地域でした。

年齢構成から見ても、単身者中心というより家族世帯の存在感が大きい地域であることが分かります。

年少人口割合2位は大山崎町

大山崎町は0~14歳人口が14.7%で府内2位です。

続いて、

  1. 木津川市 16.6%
  2. 大山崎町 14.7%
  3. 京田辺市 14.5%
  4. 精華町 14.1%
  5. 向日市 13.9%
  6. 長岡京市 13.7%
  7. 福知山市 13.0%
  8. 亀岡市 12.5%
  9. 宇治市 12.2%
  10. 舞鶴市 12.2%

となっています。

上位には京都府南部や乙訓地域の住宅都市が多く入っています。

京田辺市は生産年齢人口割合1位

15~64歳人口割合が最も高いのは京田辺市の61.6%です。

京都府平均の59.2%を上回っています。

京田辺市は前ページまででも、

  • 人口増加
  • 転入超過
  • 比較的高い単身世帯率

という特徴がみられました。

さらに生産年齢人口割合も府内1位です。

大学への進学、就職、通勤、住宅取得などによって若年層から働く世代までが流入していることも、この人口構成の背景の一つと考えられます。

単身引越しとの関係を考える場合にも注目しやすい地域です。

京都市も働く世代の割合が高い

京都市の15~64歳人口割合は61.3%で、京田辺市に次ぐ高い水準です。

65歳以上は28.2%で、京都府平均29.3%より低くなっています。

京都市には大学・専門学校や企業が集中しており、進学や就職による若い世代の流入があります。

前に確認したように、単身世帯率も48.1%と京都府で突出しています。

生産年齢人口が多い
+
単身世帯が多い
+
転入・転出が非常に多い

という特徴が重なるため、京都府内では単身引越しとの関係が特に強い地域と考えられます。

精華町も生産年齢人口が6割を超える

精華町の15~64歳人口割合は60.9%です。

65歳以上は25.0%で、京都府内では比較的低くなっています。

前ページでは単身世帯率が府内で最も低い地域でした。

つまり精華町では働く世代は多いものの、1人暮らしよりも家族世帯として暮らしている人が多い傾向がみられます。

同じ「若い地域」でも、京都市と精華町では世帯構成が大きく異なります。

高齢化率1位は笠置町

65歳以上人口割合が最も高いのは笠置町の52.8%です。

人口の半数以上が65歳以上となっています。

一方、

  • 0~14歳 4.3%
  • 15~64歳 42.9%
  • 65歳以上 52.8%

となっており、京都府内で年齢構成が最も高齢側に偏っている地域の一つです。

京都府平均の高齢化率29.3%と比較すると、20ポイント以上高くなっています。

高齢化率が高い市町村

65歳以上人口割合の上位は次のとおりです。

  1. 笠置町 52.8%
  2. 伊根町 48.5%
  3. 南山城村 48.5%
  4. 和束町 47.6%
  5. 京丹波町 44.5%
  6. 宮津市 43.3%
  7. 綾部市 38.8%
  8. 京丹後市 38.1%
  9. 与謝野町 37.6%
  10. 南丹市 35.4%

小規模町村や京都府北部・中部の自治体が多く上位に入っています。

人口減少率の高い自治体とも重なる部分が多く、高齢化と人口減少が同時に進んでいる地域があることが分かります。

笠置町・伊根町・南山城村では約半数が65歳以上

笠置町52.8%、伊根町48.5%、南山城村48.5%と、3自治体では住民のおよそ半数が65歳以上です。

これらの地域では、進学や就職に伴って若い世代が地域外へ移動することに加え、出生数の減少などが長期的な年齢構成に影響していると考えられます。

一方、高齢者の1人暮らしが単身世帯率を押し上げるケースもあります。

「単身世帯が多い」という数字だけでは、学生・会社員の1人暮らしなのか、高齢者の1人暮らしなのかは分かりません。

年齢構成と組み合わせることで、単身世帯の背景をより詳しく見ることができます。

京都府南部は比較的若い地域が多い

京都府南部では、

  • 京田辺市
  • 木津川市
  • 精華町
  • 向日市
  • 長岡京市
  • 大山崎町

などで高齢化率が比較的低くなっています。

特に、

  • 京田辺市 23.9%
  • 木津川市 25.0%
  • 精華町 25.0%
  • 向日市 27.2%
  • 大山崎町 27.4%
  • 長岡京市 27.5%

となっています。

京都市・大阪方面への通勤利便性や住宅開発、子育て世帯の流入などが人口構成に影響していると考えられます。

京都府北部では高齢化率が高い地域も多い

京都府北部では地域差があります。

福知山市は65歳以上30.1%、舞鶴市は32.2%ですが、

  • 京丹後市 38.1%
  • 宮津市 43.3%
  • 伊根町 48.5%
  • 与謝野町 37.6%

となっています。

同じ京都府北部でも、中丹地域の中心都市と丹後地域では年齢構成に大きな差があります。

舞鶴市・福知山市は雇用や教育、行政機能などが集まる地域拠点であるため、周辺地域より生産年齢人口を維持しやすい背景があると考えられます。

高齢化率が最も低いのは京田辺市

高齢化率が低い順に見ると、

  1. 京田辺市 23.9%
  2. 木津川市 25.0%
  3. 精華町 25.0%
  4. 向日市 27.2%
  5. 大山崎町 27.4%
  6. 長岡京市 27.5%
  7. 京都市 28.2%
  8. 宇治市 30.0%
  9. 福知山市 30.1%
  10. 宇治田原町 30.1%

となります。

高齢化率の最も低い京田辺市23.9%と、最も高い笠置町52.8%では、28.9ポイントの差があります。

同じ京都府内でも年齢構成は大きく異なります。

年齢構成と単身引越しの関係

単身引越しが発生する理由は年代によって異なります。

若い世代では、

  • 大学・専門学校への進学
  • 就職
  • 初めての1人暮らし
  • 転職
  • 賃貸住宅の住み替え

などがあります。

働く世代では、

  • 転勤
  • 単身赴任
  • 転職
  • 結婚・離婚
  • 住宅の住み替え

などがあります。

高齢世代では、

  • 高齢者の単身世帯
  • 家族との同居
  • 介護施設への移動
  • 住居の縮小

など、若年層とは異なる引越しの背景があります。

そのため、単身世帯率が同じ地域でも年齢構成によって引越し需要の内容は異なる可能性があります。

京都市と笠置町では「単身」の意味も異なる

京都市では、

  • 生産年齢人口61.3%
  • 単身世帯率が非常に高い
  • 大学や企業が多い
  • 転入・転出が非常に多い

という特徴があります。

このため学生や就業者など比較的若い単身世帯が多いと考えられます。

一方、笠置町では65歳以上人口が52.8%です。

単身世帯が存在していても、高齢者の1人暮らしが占める割合は京都市より大きい可能性があります。

単身引越し市場を見る場合には、単身世帯数だけではなく、年齢構成を重ねることが重要です。

これまでの統計を組み合わせて見る

ここまで5つの比較データを見ることで、京都府内の地域特性がかなり明確になります。

京都市

人口・世帯数が圧倒的に多く、単身世帯率も高く、生産年齢人口割合も高い地域です。

転入・転出の絶対数も圧倒的に多く、単身引越しとの関係が非常に強い地域と考えられます。

京田辺市

人口増加、転入超過、単身世帯率の高さ、生産年齢人口割合1位という特徴が重なっています。

若い世代の人口移動が比較的活発な地域とみられます。

木津川市・精華町

若い人口構成ですが、単身世帯率は低く、家族世帯の存在感が大きい地域です。

舞鶴市・福知山市

京都府北部では比較的人口規模が大きく、単身世帯も多く、人の移動も一定規模あります。

丹後・相楽東部など

高齢化率が高く、人口減少も大きい地域がみられます。

同じ京都府でも、引越しが発生する背景は大きく異なります。

次は住宅・持ち家・借家を比較

年齢構成まで確認すると、次に重要になるのが住宅事情です。

同じ単身世帯でも、

持ち家に住む高齢単身世帯

と、

民営借家に住む学生・会社員の単身世帯

では、引越し頻度が大きく異なる可能性があります。

最後の

「京都府26市町村の住宅・持ち家・借家比較」

では、

  • 住宅に住む一般世帯
  • 持ち家
  • 公営・UR・公社の借家
  • 民営借家
  • 給与住宅
  • 持ち家率
  • 借家率

を比較します。

単身世帯・人口移動・年齢構成と住宅事情を組み合わせることで、京都府26市町村の単身引越し需要の背景をさらに詳しく見ていきます。

出典

総務省統計局
「令和2年国勢調査 人口等基本集計」

京都府企画統計課
「令和2年国勢調査人口等基本集計結果の概要(京都府)」

調査時点:2020年10月1日

※0~14歳を年少人口、15~64歳を生産年齢人口、65歳以上を老年人口として比較しています。

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