愛媛県20市町の転入・転出・社会増減比較

愛媛県20市町について、2024年の転入者数・転出者数・社会増減を比較します。

人口そのものが増えているか減っているかだけでは、地域で実際にどの程度の人が移動しているかは分かりません。

転入・転出は、進学、就職、転勤、単身赴任、結婚、住み替えなどによって実際に住所を移した人の動きを示すため、地域の引越し需要を考えるうえでも重要な統計です。

このページでは、愛媛県内20市町を同じ2024年の基準で比較します。

愛媛県20市町の転入・転出・社会増減一覧

社会増減は、

転入者数-転出者数

で計算しています。

プラスの場合は転入超過、マイナスの場合は転出超過です。

市町転入者数転出者数社会増減
松山市13,669人14,309人-640人
今治市3,319人4,104人-785人
宇和島市1,445人1,951人-506人
八幡浜市875人1,080人-205人
新居浜市2,801人3,255人-454人
西条市2,492人2,855人-363人
大洲市865人1,187人-322人
伊予市990人972人+18人
四国中央市1,637人2,321人-684人
西予市691人884人-193人
東温市1,301人1,814人-513人
上島町288人309人-21人
久万高原町176人238人-62人
松前町1,095人1,042人+53人
砥部町595人614人-19人
内子町258人367人-109人
伊方町198人291人-93人
松野町91人288人-197人
鬼北町245人240人+5人
愛南町322人426人-104人

※社会増減は、このページでは「転入者数-転出者数」で統一して計算しています。

※自治体が独自に公表している「人口動態」では、国外移動、職権記載・消除、その他の増減などを含む場合があるため、各市町が公表する社会動態の数字とは一致しない場合があります。

出典:総務省・e-Stat「住民基本台帳人口移動報告」「社会・人口統計体系」

転入者数が多い市町ランキング

2024年の転入者数が多い市町を順に見ると、次のようになります。

順位市町転入者数
1位松山市13,669人
2位今治市3,319人
3位新居浜市2,801人
4位西条市2,492人
5位四国中央市1,637人
6位宇和島市1,445人
7位東温市1,301人
8位松前町1,095人
9位伊予市990人
10位八幡浜市875人

松山市は13,669人で、愛媛県内では突出して転入者数が多くなっています。

県庁所在地で人口規模も大きい松山市には、進学・就職・転勤・住み替えなどによる人口移動が集中しています。

今治市、新居浜市、西条市も年間2,000~3,000人を超える転入があり、県内では比較的人口移動の大きい都市です。

転出者数が多い市町ランキング

2024年の転出者数が多い市町は次のとおりです。

順位市町転出者数
1位松山市14,309人
2位今治市4,104人
3位新居浜市3,255人
4位西条市2,855人
5位四国中央市2,321人
6位宇和島市1,951人
7位東温市1,814人
8位大洲市1,187人
9位八幡浜市1,080人
10位松前町1,042人

転入者数と同様に、転出者数でも松山市が最も多くなっています。

人口規模が大きな都市ほど転入・転出の双方が多くなるため、転出者数だけで地域の人口流出の大きさを判断することはできません。

そこで重要になるのが、転入者数から転出者数を差し引いた「社会増減」です。

社会増となった市町

2024年に転入者数が転出者数を上回ったのは、20市町のうち3市町です。

順位市町社会増減
1位松前町+53人
2位伊予市+18人
3位鬼北町+5人

最も社会増が大きかったのは松前町で、転入1,095人、転出1,042人、差し引き53人の転入超過となっています。

伊予市も18人、鬼北町も5人の小幅な転入超過でした。

愛媛県20市町の大部分が転出超過となる中で、この3市町は転入と転出のバランスが比較的良かった地域です。

社会減が大きい市町ランキング

一方、転出者数が転入者数を大きく上回った市町を順に見ると、次のようになります。

順位市町社会増減
1位今治市-785人
2位四国中央市-684人
3位松山市-640人
4位東温市-513人
5位宇和島市-506人
6位新居浜市-454人
7位西条市-363人
8位大洲市-322人
9位八幡浜市-205人
10位松野町-197人

2024年に最も社会減が大きかったのは今治市で、転入3,319人に対して転出4,104人となり、785人の転出超過でした。

続いて四国中央市が684人、松山市が640人、東温市が513人、宇和島市が506人の社会減となっています。

愛媛県では20市町のうち17市町が転出超過

2024年は、愛媛県20市町のうち、

  • 社会増 3市町
  • 社会減 17市町

となりました。

20市町の転入者数を単純合計すると33,353人、転出者数は38,547人です。

差し引きでは5,194人、転出者数が転入者数を上回ります。

ただし、愛媛県内の市町間で移動した人は、一方の市町では転出、もう一方では転入として計上されるため、この単純合計をそのまま愛媛県全体の県外転出超過数として扱うことはできません。

県全体の人口移動を見る場合は、愛媛県と他都道府県との間の転入・転出を別に見る必要があります。

人口が減っていても引越しが少ないとは限らない

人口減少地域では「人口が減っているから引越し需要も少ない」と考えられがちですが、人口総数と人口移動は別の指標です。

たとえば松山市では、2024年だけで転入・転出を合わせて約2万8,000人規模の人口移動があります。

今治市でも7,000人を超え、新居浜市では6,000人を超えています。

人口が減少している地域でも、

  • 進学
  • 就職
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 結婚
  • 実家からの独立
  • 賃貸住宅間の住み替え
  • 県外への転居
  • 県外からの転入

などによって、毎年一定規模の引越しが発生しています。

そのため、単身引越し需要を見る場合は人口の増減だけでなく、転入者数・転出者数、単身世帯数、住宅構成などを合わせて見ることが重要です。

愛媛県の転入・転出データまとめ

2024年の愛媛県20市町を比較すると、人口移動の規模は松山市が突出して大きくなっています。

今治市、新居浜市、西条市、四国中央市などでも年間数千人規模の転入・転出があります。

一方、社会増減では20市町のうち17市町が転出超過となり、転入超過だったのは松前町、伊予市、鬼北町の3市町でした。

単身引越しとの関係を見る場合、単純な人口規模だけでなく、「毎年どの程度の人が実際に住所を移しているか」を見ることで、地域ごとの人口流動の違いが分かります。

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