兵庫県41市町の人口・世帯数比較|市町別ランキング・地域統計

兵庫県41市町の人口・世帯数比較

兵庫県41市町の人口と世帯数を、2025年(令和7年)10月1日現在の国勢調査速報で比較します。

兵庫県が2026年5月22日に公表した県独自の速報集計によると、県人口は5,323,825人、世帯数は2,462,107世帯です。

2020年国勢調査の5,465,002人、2,402,484世帯と比較すると、

  • 人口 141,177人減少(-2.58%)
  • 世帯数 59,623世帯増加(+2.48%)

となりました。

人口が14万人以上減少している一方、世帯数は約6万世帯増えています。

1世帯当たり人員も2020年の2.27人から2025年には2.16人へ低下しており、兵庫県公式資料でも「世帯の細分化が進んでいる」とされています。

兵庫県41市町の人口・世帯数

以下は、兵庫県公式の「市区町別人口・世帯数(令和7年国勢調査結果速報)」を基準に、市町単位で整理したものです。

市町人口世帯数1世帯当たり人員
神戸市1,497,630人766,349世帯1.95人
姫路市518,311人230,210世帯2.25人
尼崎市457,162人229,703世帯1.99人
明石市307,043人137,035世帯2.24人
西宮市482,834人222,598世帯2.17人
洲本市38,620人17,729世帯2.18人
芦屋市91,703人42,017世帯2.18人
伊丹市195,152人83,803世帯2.33人
相生市26,034人11,352世帯2.29人
豊岡市71,833人30,202世帯2.38人
加古川市253,220人108,337世帯2.34人
赤穂市42,714人18,625世帯2.29人
西脇市35,799人14,984世帯2.39人
宝塚市217,163人94,722世帯2.29人
三木市71,248人30,348世帯2.35人
高砂市83,381人36,920世帯2.26人
川西市149,698人65,575世帯2.28人
小野市46,169人18,622世帯2.48人
三田市105,124人43,813世帯2.40人
加西市40,274人16,528世帯2.44人
丹波篠山市37,037人15,500世帯2.39人
養父市19,757人7,909世帯2.50人
丹波市57,580人23,205世帯2.48人
南あわじ市41,107人17,061世帯2.41人
朝来市26,515人11,100世帯2.39人
淡路市39,472人17,452世帯2.26人
宍粟市31,269人12,500世帯2.50人
加東市39,500人17,246世帯2.29人
たつの市69,664人27,766世帯2.51人
猪名川町27,435人10,763世帯2.55人
多可町17,346人6,405世帯2.71人
稲美町29,387人11,544世帯2.55人
播磨町33,250人13,986世帯2.38人
市川町9,916人4,075世帯2.43人
福崎町18,329人7,674世帯2.39人
神河町9,484人3,669世帯2.58人
太子町32,612人13,185世帯2.47人
上郡町12,820人5,472世帯2.34人
佐用町14,141人5,763世帯2.45人
香美町14,031人5,568世帯2.52人
新温泉町12,061人4,792世帯2.52人
兵庫県計5,323,825人2,462,107世帯2.16人

41市町の人口・世帯数を合計すると、兵庫県公式速報の県計5,323,825人、2,462,107世帯と一致します。2025年値は兵庫県による県独自速報値です。

人口が多い市町ランキング

順位市町人口
1神戸市1,497,630人
2姫路市518,311人
3西宮市482,834人
4尼崎市457,162人
5明石市307,043人
6加古川市253,220人
7宝塚市217,163人
8伊丹市195,152人
9川西市149,698人
10三田市105,124人

県内最大は神戸市の1,497,630人です。

2位姫路市518,311人、3位西宮市482,834人、4位尼崎市457,162人と続きます。兵庫県公式資料でも、神戸市、姫路市、西宮市が人口上位3市とされています。

神戸市だけで兵庫県人口の約28.13%を占めます。

つまり、兵庫県民のおよそ3.6人に1人が神戸市に住んでいる計算です。

一方、最も人口が少ないのは神河町の9,484人、次いで市川町9,916人、新温泉町12,061人です。

県内最大の神戸市と最小の神河町では、人口規模に150倍以上の差があります。

同じ兵庫県内でも、市町によって人口・住宅・引越しの絶対規模が大きく異なることが分かります。

世帯数が多い市町ランキング

順位市町世帯数
1神戸市766,349世帯
2姫路市230,210世帯
3尼崎市229,703世帯
4西宮市222,598世帯
5明石市137,035世帯
6加古川市108,337世帯
7宝塚市94,722世帯
8伊丹市83,803世帯
9川西市65,575世帯
10三田市43,813世帯

世帯数でも神戸市が766,349世帯で県内1位です。

神戸市だけで兵庫県全世帯の約31.13%を占めます。

人口の県内占有率28.13%に対して、世帯数の占有率は31.13%と約3ポイント高くなっています。

これは神戸市の1世帯当たり人員が1.95人と、兵庫県平均2.16人より少ないことと整合します。

人口に対して世帯数が多く、少人数世帯の比重が大きい都市であることが分かります。

1世帯当たり人員が少ない市町

順位市町1世帯当たり人員
1神戸市1.95人
2尼崎市1.99人
3西宮市2.17人
4洲本市2.18人
4芦屋市2.18人
6明石市2.24人
7姫路市2.25人
8高砂市2.26人
8淡路市2.26人
10川西市2.28人

最も少ないのは神戸市の1.95人です。

次いで尼崎市1.99人となり、この2市では平均世帯人員が2人を下回っています。

ただし、1世帯当たり人員が少ないことだけで「すべて単身世帯が多いため」と断定することはできません。

夫婦のみの世帯なども含まれるためです。

次の3/7では2020年国勢調査の「単独世帯」を直接使用して、41市町の単身世帯数・単身世帯率を比較します。

1世帯当たり人員が多い市町

順位市町1世帯当たり人員
1多可町2.71人
2神河町2.58人
3猪名川町2.55人
3稲美町2.55人
5香美町2.52人
5新温泉町2.52人
7たつの市2.51人
8養父市2.50人
8宍粟市2.50人
10小野市2.48人
10丹波市2.48人

最も多いのは多可町の2.71人です。

神戸市1.95人との差は0.76人あります。

都市部と町村部では、平均的な世帯規模にも明確な違いがあります。

ただし、町村部だから必ず世帯人員が多いわけではなく、淡路市は2.26人、洲本市は2.18人など、地域ごとの差があります。

兵庫県全体では「人口減少・世帯増加」

2020年と2025年を比較すると、兵庫県全体では次のようになっています。

項目2020年2025年速報増減
人口5,465,002人5,323,825人-141,177人
世帯数2,402,484世帯2,462,107世帯+59,623世帯
1世帯当たり人員2.27人2.16人-0.11人

兵庫県では5年間で人口が2.58%減少した一方、世帯数は2.48%増加しました。

この動きは重要です。

人口が減れば世帯数も同じ割合で減るわけではありません。

一つの世帯を構成する人数が小さくなれば、人口が減っていても世帯数が増えることがあります。

人口が減少したのに世帯数が増えた市町は19

2020年から2025年までに、人口が減少している一方で世帯数が増えたのは19市町です。

市町人口増減世帯増減
神戸市-27,522人+31,429世帯
姫路市-12,184人+6,104世帯
尼崎市-2,431人+8,299世帯
西宮市-2,753人+6,947世帯
伊丹市-2,986人+1,322世帯
豊岡市-5,656人+22世帯
加古川市-7,658人+1,142世帯
高砂市-4,341人+208世帯
川西市-2,623人+2,244世帯
小野市-1,393人+812世帯
三田市-4,114人+1,412世帯
加西市-2,426人+283世帯
丹波市-3,891人+172世帯
南あわじ市-3,030人+14世帯
加東市-1,145人+176世帯
たつの市-4,652人+9世帯
稲美町-881人+160世帯
播磨町-354人+194世帯
太子町-865人+428世帯

兵庫県公式の市区町別増減表を市町単位で再集計すると、この19市町で「人口減少+世帯増加」が確認できます。

特に神戸市は分かりやすい例です。

人口は27,522人減少しているにもかかわらず、世帯数は31,429世帯増加しました。

姫路市も人口12,184人減に対して世帯数6,104世帯増、尼崎市も人口2,431人減に対して8,299世帯増です。

人口だけを見ると減少している地域でも、世帯という単位では増えている地域が多数あります。

人口が増加した市町は明石市のみ

神戸市の区を一つの自治体として数えず、兵庫県41市町だけを比較すると、2020年から2025年に人口が増加したのは明石市1市だけです。

明石市は、

2020年 303,601人
2025年 307,043人

となり、3,442人、1.13%増加しました。

世帯数も133,647世帯から137,035世帯へ3,388世帯増加しています。

したがって41市町単位では、

  • 人口増加 1市
  • 人口減少 40市町

となります。

ただし、人口減少自治体が40あるからといって、それらすべてで住宅移動や引越しが少ないという意味ではありません。

神戸市では人口減少と世帯増加が非常に大きい

神戸市は兵庫県最大の都市ですが、2020年から2025年までに、

人口
1,525,152人 → 1,497,630人
-27,522人

世帯数
734,920世帯 → 766,349世帯
+31,429世帯

となっています。

5年間で人口が約2万7千人減りながら、世帯数は3万世帯以上増えています。

1世帯当たり人員も、

2.08人 → 1.95人

へ低下しました。

人口減少と世帯の小規模化が同時に進んでいることが非常に明確です。

次の単身世帯統計では、この少人数世帯のうち実際に「単独世帯」がどの程度を占めるのかを見る必要があります。

尼崎市でも人口と世帯数の動きが逆方向

尼崎市では、

人口
459,593人 → 457,162人
-2,431人

世帯数
221,404世帯 → 229,703世帯
+8,299世帯

となりました。

1世帯当たり人員は2.08人から1.99人へ低下しています。

人口の減少幅は0.53%と比較的小さい一方、世帯数は3.75%増加しました。

こうした地域では、人口だけを見るより世帯構成の変化を見ることが重要です。

西宮市でも世帯数は約7千世帯増加

西宮市では、

人口
485,587人 → 482,834人
-2,753人

世帯数
215,651世帯 → 222,598世帯
+6,947世帯

です。

人口は0.57%減少しましたが、世帯数は3.22%増加しました。

人口規模をほぼ維持しながら、世帯数が増えている地域と見ることができます。

10地域すべてで人口は減少

兵庫県公式の10地域別に見ると、2020年から2025年までの人口は全10地域で減少しています。

地域2025年人口2020年比
神戸1,497,630人-1.80%
阪神南1,031,699人-0.71%
阪神北694,572人-2.97%
東播磨706,281人-1.37%
北播磨250,336人-5.22%
中播磨556,040人-2.74%
西播磨229,254人-7.03%
但馬144,197人-8.73%
丹波94,617人-6.40%
淡路119,199人-6.39%

前回2020年調査では増加していた阪神南地域も、2025年速報では減少へ転じました。

特に但馬-8.73%、西播磨-7.03%、丹波-6.40%、淡路-6.39%、北播磨-5.22%と、5%を超える人口減少地域が目立ちます。

しかし世帯数は10地域中7地域で増加

人口は10地域すべてで減少しましたが、世帯数は同じ動きをしていません。

2020年から2025年の世帯数増減は、

  • 神戸 +31,429世帯
  • 阪神南 +14,741世帯
  • 阪神北 +4,003世帯
  • 東播磨 +5,092世帯
  • 北播磨 +909世帯
  • 中播磨 +5,624世帯
  • 丹波 +67世帯

と、7地域で増加しています。

減少したのは、

  • 西播磨 -914世帯
  • 但馬 -1,237世帯
  • 淡路 -91世帯

の3地域です。

つまり、兵庫県では「人口減少」が県全域に広がっている一方、「世帯減少」はまだ県全域には広がっていません。

これは人口と世帯数を別々に見る必要がある大きな理由です。

地域別の1世帯当たり人員

2025年の1世帯当たり人員を10地域で比較すると、

地域1世帯当たり人員
神戸1.95人
阪神南2.09人
阪神北2.33人
東播磨2.29人
北播磨2.40人
中播磨2.26人
西播磨2.42人
但馬2.42人
丹波2.44人
淡路2.28人

神戸地域は1.95人で最も少なく、丹波地域は2.44人で最も多くなっています。

神戸・阪神の都市部と、丹波・但馬・西播磨などでは世帯構造にも違いが見られます。

人口と世帯数の動きから見える「世帯の小規模化」

兵庫県全体では、

人口-2.58%

に対して、

世帯数+2.48%

です。

さらに1世帯当たり人員は2.27人から2.16人へ低下しました。

この組み合わせから、県全体では世帯の小規模化が進んでいることが確認できます。

その背景には、

  • 単身世帯
  • 夫婦のみ世帯
  • 高齢者のみ世帯
  • 家族人数の減少

など複数の要素が考えられます。

ただし、この2/7だけでは、その中で単身世帯がどの程度を占めるのかは分かりません。

そこで次の3/7では、2020年国勢調査の「単独世帯」を直接比較します。

人口・世帯数と単身引越し

人口規模は、地域に存在する住宅移動の母数を見るうえで重要です。

神戸市、姫路市、西宮市、尼崎市、明石市など人口・世帯数の大きい都市では、単身者を含む住宅移動の絶対数も大きくなる可能性があります。

一方、人口が減少しているからといって、引越しがなくなるわけではありません。

進学、就職、転職、転勤、単身赴任、結婚、高齢者の住み替えなどによって、人は人口減少地域からも移動します。

また今回の兵庫県では、人口が減少しているにもかかわらず世帯数が増加した市町が19あります。

これは、人口だけを使って地域の住宅需要や単身引越しを判断できないことを示す重要なデータです。

まとめ

2025年国勢調査速報による兵庫県の人口は、

5,323,825人

世帯数は、

2,462,107世帯

1世帯当たり人員は、

2.16人

です。

2020年からの5年間で、

人口は141,177人減少

した一方、

世帯数は59,623世帯増加

しました。

人口1位は、

神戸市 1,497,630人

世帯数1位も、

神戸市 766,349世帯

です。

神戸市は兵庫県人口の約28.13%、世帯数の約31.13%を占めます。

1世帯当たり人員が最も少ないのは、

神戸市 1.95人

最も多いのは、

多可町 2.71人

です。

さらに、41市町のうち2020年から2025年に人口が増えたのは明石市のみですが、世帯数は20市町で増加しています。

そのうち19市町では「人口減少+世帯増加」が同時に起きています。

兵庫県では人口減少が進行する一方、世帯の細分化・小規模化が進んでおり、「人口」と「世帯」は別々に見る必要があります。

次の単身世帯、人口移動、年齢構成、住宅所有関係まで重ねることで、神戸・阪神の都市部と播磨、但馬、丹波、淡路の違いがさらに明確になります。

出典

出典:兵庫県「令和7年国勢調査速報結果(県独自集計)」

出典:兵庫県「令和7年国勢調査 人口速報の概要」

出典:兵庫県「別表1 市区町別人口・世帯数(令和7年国勢調査結果速報)」

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」

※2025年人口・世帯数は、2026年5月22日に兵庫県が公表した県独自の速報集計です。今後公表される確定値と異なる場合があります。

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