愛媛県20市町の年齢構成・高齢化率比較

愛媛県20市町について、0~14歳の年少人口、15~64歳の生産年齢人口、65歳以上の老年人口と高齢化率を比較します。

人口総数だけでは、地域にどの年代の人が多く暮らしているのかは分かりません。

年齢構成を見ることで、子育て世代や働く世代、高齢者の割合など、地域ごとの人口構造の違いが分かります。

このページでは、2020年国勢調査の確定値を使用し、愛媛県内20市町を同じ基準で比較します。

愛媛県20市町の年齢構成・高齢化率一覧

高齢化率は、人口に占める65歳以上人口の割合です。

市町0~14歳15~64歳65歳以上年少人口割合生産年齢人口割合高齢化率
松山市61,730人303,929人145,533人12.1%59.5%28.5%
今治市16,942人80,470人54,260人11.2%53.1%35.8%
宇和島市7,204人35,303人28,302人10.2%49.9%40.0%
八幡浜市3,058人15,771人13,158人9.6%49.3%41.1%
新居浜市14,258人63,827人37,853人12.3%55.1%32.6%
西条市12,946人57,235人34,610人12.4%54.6%33.0%
大洲市4,585人20,871人15,119人11.3%51.4%37.3%
伊予市4,297人18,805人12,031人12.2%53.5%34.2%
四国中央市9,277人45,452人28,025人11.2%54.9%33.9%
西予市3,579人16,204人15,605人10.1%45.8%44.1%
東温市4,152人19,469人10,282人12.2%57.4%30.3%
上島町455人3,099人2,955人7.0%47.6%45.4%
久万高原町564人3,161人3,679人7.6%42.7%49.7%
松前町3,935人16,405人9,290人13.3%55.4%31.4%
砥部町2,430人11,028人7,022人11.9%53.8%34.3%
内子町1,610人7,443人6,269人10.5%48.6%40.9%
伊方町636人3,781人3,980人7.6%45.0%47.4%
松野町303人1,636人1,735人8.2%44.5%47.2%
鬼北町874人4,280人4,528人9.0%44.2%46.8%
愛南町1,585人9,062人8,954人8.1%46.2%45.7%

※人口総数には年齢不詳を含むため、年齢3区分人口の合計が人口総数と一致しない場合があります。

※各年齢区分の割合は、年齢不詳を除いて算出されています。

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」、愛媛県「市町別・年齢(3区分)別人口」

愛媛県全体の年齢構成

2020年の愛媛県全体では、

  • 0~14歳 154,420人
  • 15~64歳 737,231人
  • 65歳以上 443,190人

となっています。

割合では、

  • 年少人口 11.6%
  • 生産年齢人口 55.2%
  • 老年人口 33.2%

です。

つまり、愛媛県では人口のおよそ3人に1人が65歳以上となっています。

全国の高齢化率28.6%と比較すると、愛媛県の33.2%は4.6ポイント高くなっています。

高齢化率が高い市町ランキング

65歳以上人口の割合が高い市町を順に見ると、次のようになります。

順位市町高齢化率
1位久万高原町49.7%
2位伊方町47.4%
3位松野町47.2%
4位鬼北町46.8%
5位愛南町45.7%
6位上島町45.4%
7位西予市44.1%
8位八幡浜市41.1%
9位内子町40.9%
10位宇和島市40.0%

最も高齢化率が高いのは久万高原町の49.7%です。

人口のほぼ半数が65歳以上となっています。

伊方町は47.4%、松野町は47.2%、鬼北町は46.8%、愛南町は45.7%となっており、県内には高齢化率が45%を超える自治体が複数あります。

高齢化率40%以上は9市町

愛媛県20市町のうち、高齢化率が40%以上となっているのは次の9市町です。

市町高齢化率
久万高原町49.7%
伊方町47.4%
松野町47.2%
鬼北町46.8%
愛南町45.7%
上島町45.4%
西予市44.1%
八幡浜市41.1%
内子町40.9%

宇和島市は40.0%ちょうどとなっています。

愛媛県全体の高齢化率33.2%と比較すると、町村部や南予地域を中心に高齢化率が非常に高い地域が多いことが分かります。

高齢化率が低い市町ランキング

一方、65歳以上人口の割合が比較的低い市町は次のとおりです。

順位市町高齢化率
1位松山市28.5%
2位東温市30.3%
3位松前町31.4%
4位新居浜市32.6%
5位西条市33.0%
6位四国中央市33.9%
7位伊予市34.2%
8位砥部町34.3%
9位今治市35.8%
10位大洲市37.3%

最も高齢化率が低いのは松山市の28.5%です。

東温市が30.3%、松前町が31.4%と続きます。

松山市とその周辺では、県内の山間部や南予地域と比較して生産年齢人口の割合が高く、高齢化率は比較的低くなっています。

年少人口割合が高い市町ランキング

0~14歳人口の割合を見ると、地域の子ども世代の構成にも違いがあります。

順位市町0~14歳人口割合
1位松前町13.3%
2位西条市12.4%
3位新居浜市12.3%
4位伊予市12.2%
4位東温市12.2%
6位松山市12.1%
7位砥部町11.9%
8位大洲市11.3%
9位今治市11.2%
9位四国中央市11.2%

最も年少人口割合が高いのは松前町の13.3%です。

西条市、新居浜市、伊予市、東温市なども比較的高い割合となっています。

一方、上島町は7.0%、久万高原町と伊方町は7.6%となっており、市町による差が大きくなっています。

生産年齢人口割合が高い市町

15~64歳の生産年齢人口割合が最も高いのは松山市の59.5%です。

次いで、

順位市町生産年齢人口割合
1位松山市59.5%
2位東温市57.4%
3位松前町55.4%
4位新居浜市55.1%
5位四国中央市54.9%
6位西条市54.6%
7位砥部町53.8%
8位伊予市53.5%
9位今治市53.1%
10位大洲市51.4%

となっています。

生産年齢人口には、進学後の若年層、就職者、転勤者、単身赴任者など、引越しが発生しやすい年代が多く含まれています。

そのため、地域の単身引越し需要を考えるうえでも重要な人口指標です。

市町によって年齢構成には大きな差がある

愛媛県内では、市町によって人口の年齢構成に大きな差があります。

松山市では65歳以上人口の割合が28.5%であるのに対し、久万高原町では49.7%です。

その差は21.2ポイントあります。

同じ愛媛県内でも、

  • 若年層や働く世代の割合が比較的高い都市部
  • 高齢化が進む山間部
  • 高齢者割合の高い南予地域
  • 松山市周辺のベッドタウン

など、人口構造は大きく異なっています。

単純な人口総数だけでは、このような地域差は分かりません。

高齢化と単身世帯・引越しの関係

高齢化率が高い地域でも、単身世帯や引越し需要がなくなるわけではありません。

高齢化に伴って、

  • 高齢者の一人暮らし
  • 配偶者との死別による単身世帯化
  • 子ども世帯との同居
  • 高齢者住宅や施設への転居
  • 家族の近くへの住み替え
  • 持ち家から賃貸住宅への転居

など、世帯構成や居住地が変化することがあります。

一方、若年層や生産年齢人口の多い地域では、

  • 進学
  • 就職
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 一人暮らしの開始
  • 賃貸住宅間の住み替え

などによる人口移動が発生します。

そのため、地域の単身引越し需要を分析する場合には、高齢化率だけではなく、単身世帯数、転入・転出、住宅構成などを合わせて見ることが重要です。

愛媛県20市町の年齢構成まとめ

2020年国勢調査では、愛媛県全体の高齢化率は33.2%でした。

全国の28.6%を上回っています。

市町別では久万高原町が49.7%で最も高く、伊方町47.4%、松野町47.2%、鬼北町46.8%、愛南町45.7%と続きます。

一方、高齢化率が最も低いのは松山市の28.5%で、東温市30.3%、松前町31.4%となっています。

年少人口割合では松前町が13.3%で最も高く、生産年齢人口割合では松山市が59.5%で最も高くなっています。

愛媛県内でも、都市部、郊外、山間部、南予地域などによって年齢構成には大きな違いがあります。

人口総数だけではなく、年齢構成、単身世帯数、人口増減、転入・転出などを組み合わせることで、各市町の人口構造をより詳しく把握できます。

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