島根県19市町村の転入・転出・社会増減比較

転入・転出は、実際に地域間でどれだけ人が動いているかを見るための重要な統計です。

このページでは、島根県「令和7年 島根の人口移動と推計人口」に基づき、2024年10月1日~2025年9月30日の1年間を比較します。

島根県の統計では、

社会増減=転入者数-転出者数

として集計されています。

ここで掲載する転入者数は県外転入+県内転入、転出者数は県外転出+県内転出です。

島根県19市町村の転入・転出

市町村転入者転出者社会増減
松江市6,186人6,389人▲203人
浜田市1,558人1,931人▲373人
出雲市5,454人5,060人+394人
益田市1,074人1,315人▲241人
大田市788人929人▲141人
安来市672人847人▲175人
江津市640人726人▲86人
雲南市724人858人▲134人
奥出雲町244人328人▲84人
飯南町168人175人▲7人
川本町140人133人+7人
美郷町123人123人0人
邑南町251人261人▲10人
津和野町206人230人▲24人
吉賀町190人231人▲41人
海士町280人211人+69人
西ノ島町124人130人▲6人
知夫村43人53人▲10人
隠岐の島町411人439人▲28人

出典:島根県「令和7年 島根の人口移動と推計人口」

島根県全体の社会増減

島根県全体では、

  • 県外転入 12,553人
  • 県外転出 13,646人
  • 社会増減 ▲1,093人

となっています。

さらに県内市町村間の移動が6,723人あります。

県内移動を各市町村の転入・転出に含めると、19市町村合計では、

  • 転入 19,276人
  • 転出 20,369人
  • 社会増減 ▲1,093人

となります。

県内移動は島根県全体では転入と転出が相殺されるため、県全体の社会増減は県外転入と県外転出の差である▲1,093人となります。

社会増加となったのは3市町

転入者数が転出者数を上回ったのは、

  1. 出雲市 +394人
  2. 海士町 +69人
  3. 川本町 +7人

の3市町です。

このほか、美郷町は転入123人、転出123人で、社会増減は0人となっています。

社会増加が最も大きいのは出雲市

社会増加が最も大きいのは出雲市の+394人です。

出雲市では、

  • 県外転入 3,644人
  • 県内転入 1,810人
  • 転入合計 5,454人

に対して、

  • 県外転出 3,669人
  • 県内転出 1,391人
  • 転出合計 5,060人

となっています。

県外との移動だけを見ると転出がわずかに多いものの、県内他市町村からの転入が県内他市町村への転出を大きく上回り、全体では394人の社会増加となっています。

海士町は社会増加率が最も高い

海士町は、

  • 転入 280人
  • 転出 211人
  • 社会増減 +69人

となっています。

社会増加数では出雲市に次ぐ2位ですが、人口規模に対する社会増加率は3.03%で島根県内トップです。

前の人口・世帯数比較でも、海士町は2020年から2025年に人口が増加していました。

人口規模は小さいものの、人口移動という点では特徴的な動きを示している地域です。

社会減少が最も大きいのは浜田市

社会減少が最も大きいのは浜田市の▲373人です。

続いて、

  1. 浜田市 ▲373人
  2. 益田市 ▲241人
  3. 松江市 ▲203人
  4. 安来市 ▲175人
  5. 大田市 ▲141人
  6. 雲南市 ▲134人
  7. 江津市 ▲86人
  8. 奥出雲町 ▲84人

となっています。

浜田市では転入1,558人に対して転出1,931人となり、転出者が373人上回りました。

松江市は社会減少でも移動量が大きい

松江市の社会増減は▲203人です。

しかし、

  • 転入 6,186人
  • 転出 6,389人

で、転入と転出を合わせると12,575人の人口移動があります。

島根県内では最大規模の人の移動が発生しています。

社会減少が203人だからといって、人の動きそのものが少ないわけではありません。

出雲市も年間1万人を超える移動

出雲市では、

  • 転入 5,454人
  • 転出 5,060人

で、合計10,514人が移動しています。

松江市と出雲市の2市は、人口規模だけでなく転入・転出の絶対数でも県内で突出しています。

単身引越しとの関係を見る場合にも重要な地域です。

社会増減だけでは引越し量は分からない

社会増減は転入者数と転出者数の「差」です。

そのため、

社会増減が小さい=引越しが少ない

とは判断できません。

例えば美郷町は社会増減が0人ですが、

  • 転入 123人
  • 転出 123人

で、合計246人が移動しています。

飯南町も社会増減は▲7人ですが、

  • 転入 168人
  • 転出 175人

で、合計343人が移動しています。

転入と転出がほぼ同数であれば、実際には多くの人が動いていても社会増減はゼロに近くなります。

単身引越しでは転入・転出の絶対数も重要

地域ごとの単身引越し需要を見る場合には、

  • 人口規模
  • 単身世帯数
  • 単身世帯率
  • 転入者数
  • 転出者数
  • 社会増減

を組み合わせて見ることが重要です。

特に松江市・出雲市では転入・転出の絶対数が大きく、浜田市・益田市でも年間1,000人を超える転入・転出が発生しています。

一方、海士町や川本町のように人口規模は小さくても転入超過となっている地域もあります。

社会増減だけでなく、実際に何人が地域へ入り、何人が地域から出ているかを見ることで、島根県内の人口移動をより具体的に把握できます。

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