山口県19市町の住宅・賃貸・持ち家率比較

山口県19市町では、持ち家中心の地域と、民営借家などの賃貸住宅が多い地域で住宅構成が大きく異なります。

19市町すべてを同一基準で比較するため、このページでは2020年国勢調査を使用します。

山口県全体では、

  • 住宅に住む一般世帯 587,759世帯
  • 持ち家 394,560世帯
  • 持ち家率 67.1%

となっています。

山口県19市町の住宅・持ち家比較

市町住宅に住む一般世帯持ち家持ち家率
下関市113,817世帯71,668世帯63.0%
宇部市71,292世帯45,865世帯64.3%
山口市85,983世帯52,078世帯60.6%
萩市20,038世帯14,670世帯73.2%
防府市47,891世帯32,670世帯68.2%
下松市23,924世帯16,295世帯68.1%
岩国市56,796世帯39,519世帯69.6%
光市20,901世帯15,670世帯75.0%
長門市13,736世帯10,749世帯78.3%
柳井市13,710世帯10,083世帯73.5%
美祢市9,215世帯7,454世帯80.9%
周南市62,227世帯41,222世帯66.2%
山陽小野田市25,638世帯18,319世帯71.5%
周防大島町7,036世帯5,933世帯84.3%
和木町2,406世帯1,426世帯59.3%
上関町1,220世帯1,036世帯84.9%
田布施町5,859世帯4,904世帯83.7%
平生町4,741世帯3,868世帯81.6%
阿武町1,329世帯1,131世帯85.1%

※持ち家率は「住宅に住む一般世帯」を分母として算出しています。

出典:山口県統計年鑑「市町、住居の種類、住宅の所有の関係別一般世帯数及び世帯人員」、総務省「令和2年国勢調査」

持ち家率が最も高いのは阿武町

山口県19市町で持ち家率が最も高いのは阿武町の85.1%です。

続いて、

  1. 阿武町 85.1%
  2. 上関町 84.9%
  3. 周防大島町 84.3%
  4. 田布施町 83.7%
  5. 平生町 81.6%
  6. 美祢市 80.9%
  7. 長門市 78.3%

となっています。

山口県内の町部や中山間地域では、住宅に住む一般世帯の8割以上が持ち家となっている地域が多くあります。

持ち家率が比較的低い地域

持ち家率が比較的低いのは、

  • 和木町 59.3%
  • 山口市 60.6%
  • 下関市 63.0%
  • 宇部市 64.3%
  • 周南市 66.2%
  • 下松市 68.1%
  • 防府市 68.2%

などです。

最も高い阿武町85.1%と、最も低い和木町59.3%では、25ポイント以上の差があります。

同じ山口県内でも住宅の所有形態には大きな地域差があります。

民営借家が多い主要地域

単身引越しとの関係を見る場合には、持ち家率だけでなく民営借家の数も重要です。

2020年国勢調査では、主要地域の民営借家は、

  • 山口市 27,608世帯・32.1%
  • 宇部市 18,834世帯・26.4%
  • 周南市 14,421世帯・23.2%
  • 防府市 10,847世帯・22.6%
  • 萩市 5,945世帯・29.7%
  • 山陽小野田市 4,979世帯・19.4%
  • 柳井市 2,251世帯・16.4%
  • 美祢市 713世帯・7.7%

となっています。

※割合は比較条件を統一するため「住宅に住む一般世帯」を分母として算出しています。

特に山口市では、住宅に住む一般世帯85,983世帯のうち27,608世帯が民営借家で、約3世帯に1世帯を占めています。

宇部市や周南市、防府市でも民営借家の絶対数が大きくなっています。

山口市は持ち家率が低く民営借家率が高い

山口市の持ち家率は60.6%で、県内では比較的低い水準です。

一方、民営借家は27,608世帯、民営借家率は32.1%となっています。

山口市は単身世帯数も多く、転入・転出者数も県内最大規模です。

そのため、

  • 単身世帯
  • 民営借家
  • 転入
  • 転出

という複数の統計を重ねることで、単身引越しとの関係が見えやすい地域の一つです。

宇部市・周南市も民営借家の絶対数が大きい

宇部市では民営借家が18,834世帯、周南市では14,421世帯あります。

両市とも人口規模が大きく、単身世帯数も多い地域です。

民営借家の「率」だけでなく、実際に何世帯の賃貸住宅があるかを見ることが重要です。

持ち家中心の地域では住宅構成が大きく異なる

一方、

  • 阿武町
  • 上関町
  • 周防大島町
  • 田布施町
  • 平生町
  • 美祢市

などでは持ち家率が非常に高くなっています。

こうした地域では都市部と比べて民営借家の割合が小さく、住宅構成そのものが異なります。

したがって、

人口が同程度だから住宅需要も同じ

とは判断できません。

単身世帯率と住宅構成を重ねて見る

住宅統計は単独で見るより、単身世帯統計と組み合わせることで地域の特徴が分かりやすくなります。

例えば山口市は、

  • 単身世帯率が高い
  • 民営借家率も高い
  • 転入・転出者数が多い

という特徴があります。

一方、上関町や周防大島町では単身世帯率が高くても、高齢化率と持ち家率も高くなっています。

したがって、

単身世帯率が高い=賃貸住宅に住む若年単身者が多い

とは限りません。

地域を見る場合には、

  • 単身世帯数
  • 単身世帯率
  • 持ち家率
  • 民営借家数
  • 民営借家率
  • 年齢構成
  • 転入・転出

を組み合わせて見る必要があります。

2023年住宅・土地統計調査との使い分け

2023年住宅・土地統計調査では、山口県全体や各市について、より新しい住宅統計が公表されています。

ただし、山口県内の町については結果が公表されていません。

住宅・土地統計調査では、町村について人口1万5千人以上が表章対象となるためです。

そのため2023年データを採用すると、山口県19市町を同一条件で比較できなくなります。

このページでは、統計の新しさだけを優先するのではなく、

山口県19市町すべてを同じ条件で比較できること

を優先し、2020年国勢調査を統一基準としています。

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