鳥取県19市町村の転入・転出・社会増減比較

転入・転出は、実際に地域間でどれだけ人が動いているかを見るための重要な統計です。

このページでは、鳥取県「令和7年鳥取県人口移動調査結果」に基づき、2025年1月~12月の1年間を比較します。

鳥取県の人口移動調査では、

社会増減=転入者数-転出者数

として集計されています。

このページの転入者数は、

県外転入+県内他市町村からの転入

転出者数は、

県外転出+県内他市町村への転出

を合計しています。

鳥取県19市町村の転入・転出

市町村転入者転出者社会増減
鳥取市4,139人4,906人▲767人
米子市4,711人4,671人+40人
倉吉市1,241人1,414人▲173人
境港市1,224人1,230人▲6人
岩美町234人331人▲97人
若桜町49人73人▲24人
智頭町140人206人▲66人
八頭町327人380人▲53人
三朝町112人188人▲76人
湯梨浜町486人477人+9人
琴浦町399人531人▲132人
北栄町311人351人▲40人
日吉津村143人162人▲19人
大山町369人421人▲52人
南部町221人330人▲109人
伯耆町333人283人+50人
日南町75人109人▲34人
日野町71人108人▲37人
江府町54人57人▲3人

出典:鳥取県「令和7年鳥取県人口移動調査結果」

鳥取県全体の社会増減

鳥取県全体では、

  • 県外転入 9,271人
  • 県外転出 10,860人
  • 社会増減 ▲1,589人

となっています。

また、県内市町村間を移動した人は5,368人です。

県内移動を各市町村の転入・転出に加えると、19市町村合計では、

  • 転入 14,639人
  • 転出 16,228人
  • 社会増減 ▲1,589人

となります。

県内移動は鳥取県全体では転入と転出が相殺されるため、県全体の社会増減は県外転入と県外転出の差と一致します。

社会増加となったのは3市町

2025年に転入者数が転出者数を上回ったのは、

  1. 伯耆町 +50人
  2. 米子市 +40人
  3. 湯梨浜町 +9人

の3市町です。

残る16市町村は社会減少となりました。

社会増加が最も大きいのは伯耆町

社会増加数が最も大きいのは伯耆町の+50人です。

伯耆町では、

県外移動

  • 県外転入 154人
  • 県外転出 125人
  • 県外社会増減 +29人

県内移動

  • 県内転入 179人
  • 県内転出 158人
  • 県内社会増減 +21人

となっています。

県外移動でも県内移動でも転入超過となり、合計で50人の社会増加となりました。

人口規模に対する社会増加率も+4.97‰で、鳥取県19市町村の中で最も高くなっています。

米子市は大規模な人口移動の中で社会増加

米子市では、

  • 転入 4,711人
  • 転出 4,671人
  • 社会増減 +40人

となっています。

転入と転出を合わせると9,382人です。

社会増加数だけを見ると40人ですが、実際には年間約9,400人が移動しています。

県外移動だけを見ると、

  • 県外転入 3,211人
  • 県外転出 3,486人
  • 県外社会増減 ▲275人

で転出超過です。

一方、県内移動では、

  • 県内転入 1,500人
  • 県内転出 1,185人
  • 県内社会増減 +315人

となっています。

県内他市町村からの転入超過が県外への転出超過を上回り、最終的に40人の社会増加となっています。

湯梨浜町も社会増加

湯梨浜町では、

  • 転入 486人
  • 転出 477人
  • 社会増減 +9人

です。

県外移動だけでは70人の転出超過ですが、県内移動では79人の転入超過となっています。

その結果、全体では9人の社会増加となりました。

米子市と同様に、県内からの転入が人口移動を支えている地域です。

社会減少が最も大きいのは鳥取市

社会減少が最も大きいのは鳥取市の▲767人です。

続いて、

  1. 鳥取市 ▲767人
  2. 倉吉市 ▲173人
  3. 琴浦町 ▲132人
  4. 南部町 ▲109人
  5. 岩美町 ▲97人
  6. 三朝町 ▲76人
  7. 智頭町 ▲66人

となっています。

鳥取市では、

  • 転入 4,139人
  • 転出 4,906人

となり、転出者が767人上回りました。

鳥取市は社会減少でも人口移動量が非常に大きい

鳥取市では社会減少が767人となっていますが、転入・転出の合計は、

9,045人

です。

社会増減はあくまで転入と転出の「差」であり、実際の人口移動量そのものを示す数字ではありません。

鳥取市と米子市は、年間の転入・転出がともに9,000人前後あり、県内でも突出して人口移動量の大きい都市です。

境港市はほぼ転入・転出が均衡

境港市は、

  • 転入 1,224人
  • 転出 1,230人
  • 社会増減 ▲6人

です。

社会増減だけを見るとほぼゼロですが、実際には年間2,454人が移動しています。

社会増減が小さい地域でも、引越しそのものが少ないとは限らないことが分かります。

江府町も社会増減はほぼ均衡

江府町では、

  • 転入 54人
  • 転出 57人
  • 社会増減 ▲3人

となっています。

社会減少数は19市町村の中でも非常に小さく、転入と転出がほぼ均衡しています。

ただし人口規模が小さいため、数人の差でも人口全体に対する影響は都市部より大きくなります。

社会増減だけでは引越し量は分からない

例えば米子市は社会増加40人ですが、年間の転入・転出は9,000人を超えます。

境港市は社会減少6人ですが、2,000人を超える移動があります。

そのため、

社会増減が小さい=引越しが少ない

とは判断できません。

単身引越しとの関係を見る場合には、

転入者数と転出者数そのもの

を見ることが重要です。

県外移動と県内移動は分けて見る必要がある

鳥取県では、市町村によって県外移動と県内移動の特徴が異なります。

例えば米子市では、

県外では転出超過、県内では大幅な転入超過

です。

湯梨浜町も同じ傾向があります。

一方、伯耆町は県外・県内の両方で転入超過となっています。

単純な社会増減だけでなく、

  • 県外から何人入ったか
  • 県外へ何人出たか
  • 県内他市町村から何人入ったか
  • 県内他市町村へ何人出たか

を分けて見ることで、地域ごとの人口移動の特徴がより明確になります。

単身引越しとの関係を見る

地域ごとの単身引越し需要を見る場合には、

  • 人口規模
  • 世帯数
  • 単身世帯数
  • 単身世帯率
  • 転入者数
  • 転出者数
  • 社会増減

を組み合わせて見ることが重要です。

特に鳥取市と米子市では人口移動の絶対数が非常に大きく、倉吉市や境港市でも年間1,000人を超える転入・転出が発生しています。

また、伯耆町や湯梨浜町のように人口規模は都市部より小さくても転入超過となっている地域があります。

社会増減だけでなく、実際に何人が地域へ入り、何人が地域から出ているのかを見ることで、鳥取県内の人口移動をより具体的に把握できます。

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