兵庫県41市町の人口増減・人口増減率比較|市町別の人口推移

兵庫県41市町の人口増減・人口増減率比較

兵庫県41市町の人口が、この5年間でどのように変化したのかを比較します。

このページでは、2020年10月1日の令和2年国勢調査確定人口と、2025年10月1日の令和7年国勢調査速報値を使用します。

2025年の数値は兵庫県が2026年5月22日に公表した県独自集計の速報値であり、今後、総務省統計局の確定値とは異なる可能性があります。兵庫県の2025年速報人口は5,323,825人です。 (兵庫県)

2020年の兵庫県人口は確定値で5,465,002人でした。市町別についても同じ2020年国勢調査確定値を使用します。 (兵庫県)

人口増減率の計算方法

このページでは、

人口増減数=2025年人口-2020年人口

人口増減率=(2025年人口-2020年人口)÷2020年人口×100

として計算しています。

人口減少数と人口減少率は意味が異なります。

人口規模の大きい都市では減少率が低くても減少人数が大きくなることがあります。一方、小規模な市町では減少人数が数千人程度でも、人口全体に占める割合では10%を超える場合があります。

そのため、両方を分けて見る必要があります。

兵庫県41市町の2020年→2025年人口増減

2020年の市町別確定人口は総務省統計局「国勢調査報告」、2025年は兵庫県「令和7年国勢調査速報結果(県独自集計)」によります。 (兵庫県)

市町2020年人口2025年人口人口増減人口増減率
神戸市1,525,1521,497,630-27,522-1.80%
姫路市530,495518,311-12,184-2.30%
尼崎市459,593457,162-2,431-0.53%
明石市303,601307,043+3,442+1.13%
西宮市485,587482,834-2,753-0.57%
洲本市41,23638,620-2,616-6.34%
芦屋市93,92291,703-2,219-2.36%
伊丹市198,138195,152-2,986-1.51%
相生市28,35526,034-2,321-8.19%
豊岡市77,48971,833-5,656-7.30%
加古川市260,878253,220-7,658-2.94%
赤穂市45,89242,714-3,178-6.92%
西脇市38,67335,799-2,874-7.43%
宝塚市226,432217,163-9,269-4.09%
三木市75,29471,248-4,046-5.37%
高砂市87,72283,381-4,341-4.95%
川西市152,321149,698-2,623-1.72%
小野市47,56246,169-1,393-2.93%
三田市109,238105,124-4,114-3.77%
加西市42,70040,274-2,426-5.68%
丹波篠山市39,61137,037-2,574-6.50%
養父市22,12919,757-2,372-10.72%
丹波市61,47157,580-3,891-6.33%
南あわじ市44,13741,107-3,030-6.86%
朝来市28,98926,515-2,474-8.53%
淡路市41,96739,472-2,495-5.95%
宍粟市34,81931,269-3,550-10.20%
加東市40,64539,500-1,145-2.82%
たつの市74,31669,664-4,652-6.26%
猪名川町29,68027,435-2,245-7.56%
多可町19,26117,346-1,915-9.94%
稲美町30,26829,387-881-2.91%
播磨町33,60433,250-354-1.05%
市川町11,2319,916-1,315-11.71%
福崎町19,37718,329-1,048-5.41%
神河町10,6169,484-1,132-10.66%
太子町33,47732,612-865-2.58%
上郡町13,87912,820-1,059-7.63%
佐用町15,86314,141-1,722-10.86%
香美町16,06414,031-2,033-12.66%
新温泉町13,31812,061-1,257-9.44%

兵庫県全体では5年間で141,177人減少

兵庫県全体の人口は、

2020年 5,465,002人

から、

2025年 5,323,825人

となりました。 (兵庫県)

5年間の人口増減は、

-141,177人

人口増減率は、

-2.58%

です。

県人口の約2.6%が5年間で減少した計算になります。

ただし、県内41市町が一様に2.6%減少したわけではありません。

人口増加となった自治体がある一方、10%を超えて減少した市町もあり、地域差はかなり大きくなっています。

人口が増えたのは明石市

41市町のうち、2020年から2025年に人口が増加したのは明石市の1市だけです。

明石市は、

2020年 303,601人
2025年 307,043人

となり、

+3,442人、+1.13%

でした。 (兵庫県)

一方、それ以外の40市町は人口減少となっています。

兵庫県全体が人口減少局面にあるなかで、明石市だけが5年間でプラスを維持したことは、県内の人口分布を見るうえで特徴的です。

ただし、人口増加の理由を国勢調査の人口数値だけから一つに特定することはできません。

前ページの転入・転出統計では、明石市は2025年に社会増となっており、人口移動も人口を支える要素の一つとして見ることができます。

人口減少数が大きい市町ランキング

人口が「何人減ったか」で見ると、人口規模の大きい都市が上位に入ります。

順位市町人口増減増減率
1神戸市-27,522-1.80%
2姫路市-12,184-2.30%
3宝塚市-9,269-4.09%
4加古川市-7,658-2.94%
5豊岡市-5,656-7.30%
6たつの市-4,652-6.26%
7高砂市-4,341-4.95%
8三田市-4,114-3.77%
9三木市-4,046-5.37%
10丹波市-3,891-6.33%

最も減少人数が大きかったのは神戸市で、5年間に27,522人減少しました。

ただし、神戸市の人口は約150万人あります。

そのため人口減少率は-1.80%で、減少人数の大きさに比べれば割合は比較的小さくなっています。

この点が「減少数」と「減少率」を分けて見る必要がある理由です。

神戸市は2万7千人以上減少しても減少率は1.80%

神戸市は、

2020年 1,525,152人
2025年 1,497,630人

で、

-27,522人

となりました。 (兵庫県)

兵庫県41市町の中で減少人数は最大です。

一方、減少率は-1.80%です。

前ページの転入・転出比較では、2025年の神戸市は社会増でした。

つまり、ある年に転入超過となっていても、それだけで2020年から2025年までの人口減少全体が解消されるわけではありません。

人口全体の変化を見るには、転入・転出だけでなく、出生・死亡を含む自然増減も合わせて考える必要があります。

姫路市は12,184人減少

姫路市は、

2020年 530,495人
2025年 518,311人

で、

-12,184人、-2.30%

となりました。

減少人数では神戸市に次ぐ県内2位です。

県内有数の人口規模を持つ都市であるため、減少率では最上位ではないものの、実際に減少した人数は1万人を超えています。

宝塚市は9,269人減少

宝塚市は、

2020年 226,432人
2025年 217,163人

となり、

-9,269人、-4.09%

でした。

減少人数では県内3位です。

前ページの2025年人口移動では宝塚市は社会増でしたが、2020年国勢調査と2025年国勢調査を比較すると総人口は減少しています。

ここでも、単年度の社会増減と5年間の総人口増減は別の統計として見る必要があります。

人口減少率が高い市町ランキング

人口規模に対して「何%減ったか」で並べると順位は大きく変わります。

順位市町人口増減率人口増減
1香美町-12.66%-2,033
2市川町-11.71%-1,315
3佐用町-10.86%-1,722
4養父市-10.72%-2,372
5神河町-10.66%-1,132
6宍粟市-10.20%-3,550
7多可町-9.94%-1,915
8新温泉町-9.44%-1,257
9朝来市-8.53%-2,474
10相生市-8.19%-2,321

人口減少率が最も高かったのは香美町の-12.66%です。

2020年の16,064人から2025年には14,031人となり、5年間で2,033人減少しました。

減少人数では神戸市などの大都市より小さいものの、町人口全体に占める割合で見ると非常に大きな変化です。

10%以上人口が減少したのは6市町

2020年から2025年に人口が10%以上減少したのは、次の6市町です。

  • 香美町 -12.66%
  • 市川町 -11.71%
  • 佐用町 -10.86%
  • 養父市 -10.72%
  • 神河町 -10.66%
  • 宍粟市 -10.20%

5年間で人口のおよそ10人に1人以上に相当する規模の減少となっています。

但馬、西播磨、中播磨の町村や中山間地域を中心に高い減少率が確認できます。

ただし、人口減少率だけから地域の生活機能や住宅需要、引越し需要そのものを判断することはできません。

多可町は10%減少に近い

多可町は、

2020年 19,261人
2025年 17,346人

となり、

-1,915人、-9.94%

でした。

10%にはわずかに届かないものの、県内でも人口減少率の高い自治体の一つです。

新温泉町も-9.44%、朝来市は-8.53%となっており、但馬地域では複数の自治体で比較的大きな人口減少が確認できます。

人口が比較的維持された自治体

明石市以外はすべて減少しましたが、減少率が比較的小さかった自治体もあります。

市町人口増減率
明石市+1.13%
尼崎市-0.53%
西宮市-0.57%
播磨町-1.05%
伊丹市-1.51%
川西市-1.72%
神戸市-1.80%

尼崎市は2020年459,593人から2025年457,162人で、減少率は-0.53%でした。

西宮市も485,587人から482,834人で-0.57%です。

明石市を含め、神戸・阪神・東播磨周辺では、県内の中山間地域などと比べて人口減少率が小さい自治体が目立ちます。 (兵庫県)

兵庫県10地域で見る人口増減

兵庫県の地域区分で2020年と2025年を比較すると、すべての地域で人口が減少しています。

地域2020年人口2025年人口増減増減率
神戸地域1,525,1521,497,630-27,522-1.80%
阪神南地域1,039,1021,031,699-7,403-0.71%
阪神北地域715,809694,572-21,237-2.97%
東播磨地域716,073706,281-9,792-1.37%
北播磨地域264,135250,336-13,799-5.22%
中播磨地域571,719556,040-15,679-2.74%
西播磨地域246,601229,254-17,347-7.03%
但馬地域157,989144,197-13,792-8.73%
丹波地域101,08294,617-6,465-6.40%
淡路地域127,340119,199-8,141-6.39%

2020年の地域別人口は令和2年国勢調査確定値、2025年は兵庫県の令和7年国勢調査速報値です。 (兵庫県)

地域別では、最も減少率が小さいのは阪神南地域の-0.71%です。

次いで、

東播磨地域 -1.37%
神戸地域 -1.80%

となっています。

一方、

但馬地域 -8.73%
西播磨地域 -7.03%
丹波地域 -6.40%
淡路地域 -6.39%

と、県北部・西部・淡路では減少率が大きくなっています。

同じ兵庫県でも人口変化には大きな地域差がある

兵庫県全体の人口減少率は-2.58%ですが、この県平均だけでは地域の実態を十分に表せません。

明石市は+1.13%だった一方、香美町は-12.66%です。

その差は約14ポイントあります。

また、同じ都市部でも、

尼崎市 -0.53%
西宮市 -0.57%
神戸市 -1.80%
姫路市 -2.30%
宝塚市 -4.09%

と違いがあります。

県単位の人口減少だけではなく、市町村単位まで細かく見ることで、人口構造の違いがより明確になります。

人口減少数と人口減少率は必ず分けて見る

神戸市は27,522人減少し、兵庫県内最大の減少人数です。

しかし減少率は-1.80%です。

一方、香美町の減少人数は2,033人ですが、減少率は-12.66%です。

つまり、

人口減少数では神戸市の影響が大きい

一方、

地域人口に対する減少の大きさでは香美町などの小規模自治体の方が大きい

ということです。

この2つを混同すると、人口動態の特徴を正しく捉えにくくなります。

人口減少と世帯数の動きは同じとは限らない

人口が減少しても、世帯数が同じ割合で減少するとは限りません。

一つの世帯に住む人数が減少し、

夫婦のみ世帯
一人暮らし
高齢単身世帯
若年単身世帯

などの小規模世帯が増えれば、人口が減少していても世帯数が維持されたり増えたりすることがあります。

そのため、人口増減だけを見るのではなく、「兵庫県41市町の人口・世帯数比較」と「兵庫県41市町の単身世帯数・単身世帯率比較」を合わせて見る必要があります。

高齢化との関係も重要

人口減少率が高い自治体では、単純に「人が外へ転出した」と考えるだけでは十分ではありません。

人口変化は、

出生
死亡
転入
転出

の積み重ねによって決まります。

さらに年齢構成によって自然減の大きさも変わります。

高齢者人口の割合が高く、若年人口や生産年齢人口が少ない地域では、人口移動だけではなく自然減の影響も大きくなる可能性があります。

次の「兵庫県41市町の年齢構成・高齢化率比較」と組み合わせることで、人口減少の地域差をさらに詳しく見ることができます。

人口減少=引越し需要がなくなる、ではない

人口減少地域だからといって、引越しが発生しなくなるわけではありません。

人口が減少している地域でも、

進学による転出
就職による転出・転入
転勤
単身赴任
結婚
高齢者の住み替え
施設入居に伴う移動
県外への転居
県外からの転入

などがあります。

例えば前ページで確認したように、社会減となっている自治体でも毎年多数の転入・転出が発生しています。

人口減少は「その地域から人の移動がなくなった」ことを意味するのではなく、出生・死亡・転入・転出を合計した結果として、人口が以前より少なくなったことを示しています。

若年層の転出そのものが単身引越しになる場合もある

人口減少地域では、進学や就職を機に若年層が地域外へ移動するケースがあります。

このような人口移動は、地域人口という観点では減少要因になりますが、引越しという観点では実際の移動需要です。

特に高校卒業後の進学、大学卒業後の就職、転勤、単身赴任などは単身での転居につながる可能性があります。

したがって、

人口減少率が高い=単身引越し需要が少ない

とは判断できません。

単身世帯・人口移動・人口増減を組み合わせて見る

ここまでの兵庫県統計では、

人口・世帯数
単身世帯数・単身世帯率
転入・転出・社会増減
人口増減・人口増減率

を比較してきました。

これらを組み合わせると、市町の特徴を一つの数字だけではなく複数の方向から見ることができます。

例えば、

単身世帯が多く、転入・転出も多い都市

と、

人口減少率は高いが、進学・就職などによる転出が継続している地域

では、同じ「単身引越し」でも背景が異なります。

また、

人口減少+世帯数の維持

が確認される地域では、1世帯当たり人員の縮小や単身化なども確認する必要があります。

まとめ

兵庫県の人口は、

2020年の5,465,002人から、

2025年速報では5,323,825人

となり、

141,177人減少、-2.58%

となりました。 (兵庫県)

41市町のうち、

人口増加 1市

人口減少 40市町

です。

人口が増えたのは明石市で、+3,442人、+1.13%でした。

人口減少数が最も大きかったのは神戸市の-27,522人です。

一方、人口減少率が最も高かったのは香美町の-12.66%でした。

また、人口が10%以上減少したのは、

香美町
市川町
佐用町
養父市
神河町
宍粟市

の6市町です。

地域別では阪神南・東播磨・神戸地域で人口が比較的維持される一方、但馬・西播磨・丹波・淡路では減少率が大きく、県内でも人口動態に明確な地域差があります。

人口減少だけを単独で見るのではなく、

人口・世帯数

単身世帯

転入・転出

年齢構成

住宅構成

まで組み合わせることで、兵庫県41市町の地域構造をより詳しく理解できます。

出典

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査 国勢調査報告」
出典:兵庫県「兵庫県の総人口(市町別)・令和2年国勢調査」 (兵庫県)
出典:兵庫県企画部統計課「令和7年国勢調査速報結果(県独自集計)」2026年5月22日公表 (兵庫県)
※2025年人口は兵庫県独自集計による速報値であり、今後公表される確定値と異なる場合があります。

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