高知県34市町村の人口増減・人口増減率比較|市町村別の人口推移

高知県34市町村の人口増減・人口増減率比較

高知県34市町村について、2020年から2025年までの5年間の人口増減数と人口増減率を比較します。

人口が何人増えたか、何人減ったかを見るだけでは、地域ごとの人口変化の大きさを正確に比較することはできません。

もともとの人口規模が大きい自治体では、人口減少数が多くても人口全体に対する減少率は比較的小さい場合があります。

一方、人口規模の小さい町村では、減少人数そのものは数百人でも、人口に占める割合では非常に大きな減少となる場合があります。

このページでは、2020年国勢調査と2025年国勢調査高知県人口速報集計を使用し、高知県34市町村を同じ基準で比較します。

高知県34市町村の人口増減・人口増減率一覧

人口増減率は、

(2025年人口-2020年人口)÷2020年人口×100

で表します。

市町村2020年人口2025年人口5年間の人口増減人口増減率
高知市326,545人309,383人-17,162人-5.3%
室戸市11,742人9,650人-2,092人-17.8%
安芸市16,243人14,625人-1,618人-10.0%
南国市46,664人45,413人-1,251人-2.7%
土佐市25,732人23,839人-1,893人-7.4%
須崎市20,590人18,310人-2,280人-11.1%
宿毛市19,033人17,239人-1,794人-9.4%
土佐清水市12,388人10,388人-2,000人-16.1%
四万十市32,694人30,502人-2,192人-6.7%
香南市32,207人31,293人-914人-2.8%
香美市26,513人24,423人-2,090人-7.9%
東洋町2,194人1,849人-345人-15.7%
奈半利町3,034人2,724人-310人-10.2%
田野町2,498人2,263人-235人-9.4%
安田町2,370人2,022人-348人-14.7%
北川村1,146人1,090人-56人-4.9%
馬路村745人649人-96人-12.9%
芸西村3,694人3,553人-141人-3.8%
本山町3,261人3,022人-239人-7.3%
大豊町3,252人2,761人-491人-15.1%
土佐町3,753人3,430人-323人-8.6%
大川村366人339人-27人-7.4%
いの町21,374人19,690人-1,684人-7.9%
仁淀川町4,827人4,015人-812人-16.8%
中土佐町6,002人5,307人-695人-11.6%
佐川町12,323人11,256人-1,067人-8.7%
越知町5,187人4,430人-757人-14.6%
檮原町3,307人2,909人-398人-12.0%
日高村4,812人4,414人-398人-8.3%
津野町5,291人4,676人-615人-11.6%
四万十町15,607人13,855人-1,752人-11.2%
大月町4,434人3,899人-535人-12.1%
三原村1,437人1,274人-163人-11.3%
黒潮町10,262人8,945人-1,317人-12.8%

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」
出典:高知県「令和7年国勢調査 高知県の人口速報集計結果」

※2025年人口は高知県が独自集計した人口速報値です。今後公表される国の確定結果と異なる場合があります。

高知県全体では5年間で48,090人減少

高知県全体の人口は、

2020年 691,527人

から、

2025年 643,437人

となりました。

5年間の人口減少数は、

48,090人

です。

人口減少率は、

-7.0%

となっています。

つまり、高知県ではわずか5年間で人口のおよそ14人に1人に相当する規模が減少したことになります。

2020年から2025年までの5年間では、高知県34市町村すべてで人口が減少しました。

人口減少数が大きい市町村ランキング

人口減少数が大きかった市町村を順に見ると、次のようになります。

順位市町村人口減少数
1位高知市-17,162人
2位須崎市-2,280人
3位四万十市-2,192人
4位室戸市-2,092人
5位香美市-2,090人
6位土佐清水市-2,000人
7位土佐市-1,893人
8位宿毛市-1,794人
9位四万十町-1,752人
10位いの町-1,684人

最も人口減少数が大きかったのは高知市です。

2020年の326,545人から2025年には309,383人となり、

17,162人減少

しました。

県内で唯一、5年間の人口減少数が1万人を超えています。

続いて須崎市2,280人、四万十市2,192人、室戸市2,092人、香美市2,090人となっています。

高知市は1万7,000人以上減少しても減少率は5.3%

高知市は人口減少数では県内最大です。

しかし人口減少率は、

-5.3%

となっています。

高知県全体の7.0%減よりも低い水準です。

人口規模が非常に大きいため、1万7,000人以上減少していても、人口全体に対する割合では県平均を下回ります。

人口減少を市町村間で比較するときには、減少人数だけでなく減少率も見ることが重要です。

人口減少率が高い市町村ランキング

人口規模に対する減少割合を見ると、順位は大きく変わります。

順位市町村人口減少率
1位室戸市-17.8%
2位仁淀川町-16.8%
3位土佐清水市-16.1%
4位東洋町-15.7%
5位大豊町-15.1%
6位安田町-14.7%
7位越知町-14.6%
8位馬路村-12.9%
9位黒潮町-12.8%
10位大月町-12.1%

最も人口減少率が高かったのは室戸市です。

2020年の11,742人から2025年には9,650人となり、

2,092人、17.8%減少

しました。

5年間で人口のおよそ6人に1人に相当する規模が減少しています。

2位は仁淀川町16.8%、3位は土佐清水市16.1%となっています。

人口減少率15%以上は5市町村

5年間の人口減少率が15%以上となったのは、次の5市町村です。

市町村人口減少率
室戸市-17.8%
仁淀川町-16.8%
土佐清水市-16.1%
東洋町-15.7%
大豊町-15.1%

これらの地域では、わずか5年間で人口のおよそ6~7人に1人に相当する規模が減少しています。

市では室戸市と土佐清水市、町では仁淀川町、東洋町、大豊町が該当します。

人口減少率10%以上は18市町村

2020年から2025年の5年間で、人口減少率が10%以上となったのは18市町村です。

  • 室戸市
  • 安芸市
  • 須崎市
  • 土佐清水市
  • 東洋町
  • 奈半利町
  • 安田町
  • 馬路村
  • 大豊町
  • 仁淀川町
  • 中土佐町
  • 越知町
  • 檮原町
  • 津野町
  • 四万十町
  • 大月町
  • 三原村
  • 黒潮町

34市町村の半数を超える18市町村で、5年間に人口の1割以上が減少しました。

高知県内でも人口減少の速さには大きな地域差があります。

人口減少率が低い市町村ランキング

一方、人口減少率が比較的低い地域は次のとおりです。

順位市町村人口減少率
1位南国市-2.7%
2位香南市-2.8%
3位芸西村-3.8%
4位北川村-4.9%
5位高知市-5.3%
6位四万十市-6.7%
7位本山町-7.3%
8位土佐市-7.4%
8位大川村-7.4%
10位香美市-7.9%
10位いの町-7.9%

人口減少率が最も低かったのは南国市の2.7%です。

次いで香南市2.8%、芸西村3.8%となっています。

県全体が7.0%減少したことを考えると、これらの地域では人口減少が比較的緩やかでした。

南国市は県内で最も人口減少率が低い

南国市では、

2020年 46,664人

2025年 45,413人

となっています。

5年間の人口減少数は1,251人、人口減少率は、

-2.7%

です。

34市町村すべてで人口が減少する中、最も人口が維持された自治体となっています。

前ページの転入・転出でも南国市は転入超過でした。

また、2020年から2025年では世帯数も増加しています。

複数の統計から、南国市が高知県内では人口・住宅移動が比較的安定した地域であることが分かります。

香南市も人口減少率2.8%

香南市では、

2020年 32,207人

2025年 31,293人

となっています。

人口減少数は914人、人口減少率は、

-2.8%

です。

南国市に次いで県内2番目に低い人口減少率です。

香南市も前ページでは転入超過となっており、2020年から2025年には世帯数が増加しています。

人口そのものは減少しているものの、県内では比較的人口が維持されている地域です。

芸西村も人口減少率が低い

芸西村では、

2020年 3,694人

2025年 3,553人

となっています。

減少数は141人で、

人口減少率は-3.8%です。

人口規模は小さいものの、前ページでは転入超過となっていました。

人口増減と人口移動の両方を見ることで、地域の人口構造をより詳しく把握できます。

34市町村すべてで人口減少

2020年から2025年までの5年間では、

高知県34市町村すべてで人口が減少

しました。

人口が増加した市町村はありません。

人口減少率が最も低い南国市でも2.7%減となっています。

一方、最も高い室戸市では17.8%減です。

その差は、

15.1ポイント

あります。

同じ高知県内でも、人口減少の速さには非常に大きな地域差があります。

高知市周辺では人口減少が比較的緩やか

高知市とその周辺を見ると、

  • 南国市 -2.7%
  • 香南市 -2.8%
  • 高知市 -5.3%
  • 土佐市 -7.4%
  • 香美市 -7.9%
  • いの町 -7.9%

となっています。

特に南国市と香南市は県内でも人口減少率が低くなっています。

高知市への通勤・通学圏として住宅地が形成されていることも、人口の維持に影響していると考えられます。

県東部では人口減少率が高い地域が多い

高知県東部では、

  • 室戸市 -17.8%
  • 東洋町 -15.7%
  • 安田町 -14.7%
  • 馬路村 -12.9%
  • 奈半利町 -10.2%
  • 安芸市 -10.0%

など、人口減少率が10%を超える地域が多くなっています。

一方、芸西村は3.8%減で比較的緩やかです。

同じ県東部でも人口動向には大きな差があります。

県西部でも人口減少が進む

県西部を見ると、

  • 土佐清水市 -16.1%
  • 黒潮町 -12.8%
  • 大月町 -12.1%
  • 四万十町 -11.2%
  • 三原村 -11.3%
  • 宿毛市 -9.4%
  • 四万十市 -6.7%

となっています。

四万十市は県西部の中では比較的人口減少率が低い一方、沿岸部や小規模自治体では10%を超える人口減少も見られます。

山間部でも人口減少率が高い

山間部では、

  • 仁淀川町 -16.8%
  • 大豊町 -15.1%
  • 越知町 -14.6%
  • 檮原町 -12.0%
  • 津野町 -11.6%

などとなっています。

若年層の進学・就職による地域外転出、高齢化による自然減などが人口減少に影響します。

人口規模が小さいため、数百人の減少でも人口全体に対する割合は非常に大きくなります。

人口減少と世帯数は同じ速度で減っていない

高知県全体では、

人口
691,527人 → 643,437人

で、

48,090人、7.0%減少

しました。

一方、世帯数は、

315,272世帯 → 306,794世帯

となり、

8,478世帯、約2.7%減少

しています。

人口の減少率に比べ、世帯数の減少率はかなり小さくなっています。

一人暮らしや2人世帯など、世帯の小規模化が進んでいることが背景の一つです。

人口が減っても世帯数が増えた地域がある

2020年から2025年では34市町村すべてで人口が減少しました。

しかし世帯数では、

  • 南国市
  • 香南市
  • 北川村
  • 土佐町

の4市町村が増加しています。

つまり、

人口減少=世帯減少

とは限りません。

人口が減少していても、世帯が分かれることで住宅の数や住宅移動が維持・増加する場合があります。

人口減少地域でも引越しは発生する

人口減少地域でも、

  • 進学による転出
  • 就職による転出
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 高知市周辺への転居
  • 四国内への転居
  • 関西や関東への転居
  • 高齢者の住み替え
  • 県外からの移住

などによって引越しは発生します。

むしろ、進学や就職による地域外への転出そのものが人口減少の一因となり、その移動は単身引越し需要になります。

人口減少と単身世帯を組み合わせて見る

前ページでは、高知県の単身世帯が122,867世帯あり、一般世帯の約4割を占めていることを確認しました。

人口が減少していても、

家族世帯から子どもが独立すれば、

1世帯 → 親世帯+単身世帯

となる場合があります。

高齢者の死別による一人暮らしでも同様です。

そのため、人口減少だけでは単身引越し需要を判断できません。

転入・転出と人口増減を合わせて見る

前ページでは、南国市、香南市、芸西村などが転入超過となっていました。

この3地域は人口減少率でも比較的低い水準です。

一方、室戸市、仁淀川町、土佐清水市など人口減少率が高い地域では、社会減に加えて高齢化や自然減の影響も大きくなっています。

人口増減を見る場合には、

  • 転入
  • 転出
  • 出生
  • 死亡
  • 年齢構成

まで組み合わせることで、その地域で人口が減少している背景をより詳しく理解できます。

高知県34市町村の人口増減まとめ

2020年から2025年までの5年間で、高知県の人口は、

691,527人から643,437人

へ減少しました。

人口減少数は、

48,090人

人口減少率は、

7.0%

です。

34市町村すべてで人口が減少しました。

人口減少数が最も大きかったのは高知市の17,162人です。

一方、人口減少率が最も高かったのは室戸市の17.8%で、

  • 仁淀川町 16.8%
  • 土佐清水市 16.1%
  • 東洋町 15.7%
  • 大豊町 15.1%

と続きます。

人口減少率10%以上となった自治体は18市町村あります。

一方、人口減少率が最も低いのは南国市の2.7%で、香南市2.8%、芸西村3.8%と続きます。

高知県全体で人口減少は進んでいますが、市町村によってその速度には大きな差があります。

人口増減だけでなく、

  • 世帯数
  • 単身世帯
  • 転入・転出
  • 年齢構成
  • 住宅構成

を組み合わせて見ることで、高知県34市町村それぞれの人口と住宅移動の特徴をより詳しく把握できます。

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