徳島県24市町村の人口増減・人口増減率比較|市町村別の人口推移

徳島県24市町村の人口増減・人口増減率比較

徳島県24市町村について、2020年から2025年までの5年間の人口増減数と人口増減率を比較します。

人口が何人増えたか、何人減ったかを見るだけでは、地域ごとの人口変化の大きさを正確に比較することはできません。

もともとの人口規模が大きい自治体では、人口減少数が多くても人口全体に対する減少率は比較的小さい場合があります。

一方、人口規模の小さな町村では、減少人数そのものは少なくても、人口に占める割合では非常に大きな減少となる場合があります。

このページでは、2020年国勢調査と2025年国勢調査速報を使用し、徳島県24市町村を同じ基準で比較します。

徳島県24市町村の人口増減・人口増減率一覧

人口増減率は、

(2025年人口-2020年人口)÷2020年人口×100

で表します。

市町村2020年人口2025年人口5年間の人口増減人口増減率
徳島市252,391人241,075人-11,316人-4.48%
鳴門市54,622人51,050人-3,572人-6.54%
小松島市36,149人33,993人-2,156人-5.96%
阿南市69,470人64,601人-4,869人-7.01%
吉野川市38,772人35,556人-3,216人-8.29%
阿波市34,713人31,561人-3,152人-9.08%
美馬市28,055人25,519人-2,536人-9.04%
三好市23,605人20,549人-3,056人-12.95%
勝浦町4,837人4,260人-577人-11.93%
上勝町1,380人1,193人-187人-13.55%
佐那河内村2,058人1,866人-192人-9.33%
石井町24,833人23,646人-1,187人-4.78%
神山町4,647人4,175人-472人-10.16%
那賀町7,367人6,272人-1,095人-14.86%
牟岐町3,743人3,142人-601人-16.06%
美波町6,222人5,429人-793人-12.75%
海陽町8,358人7,390人-968人-11.58%
松茂町14,583人14,093人-490人-3.36%
北島町22,745人22,905人+160人+0.70%
藍住町35,246人34,962人-284人-0.81%
板野町13,042人12,424人-618人-4.74%
上板町11,384人10,530人-854人-7.50%
つるぎ町7,715人6,572人-1,143人-14.82%
東みよし町13,622人12,726人-896人-6.58%

出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」
出典:徳島県「令和7年国勢調査結果速報」

※2025年人口は人口速報集計による速報値であり、今後公表される詳細な確定結果と異なる場合があります。

徳島県全体では5年間で44,070人減少

徳島県全体の人口は、

2020年 719,559人

から、

2025年 675,489人

となりました。

5年間の人口減少数は、

44,070人

です。

人口減少率は、

-6.12%

となっています。

つまり、わずか5年間で県人口のおよそ16人に1人に相当する規模が減少したことになります。

徳島県では人口減少が長期的に続いており、2020年から2025年にかけてさらに人口減少が進みました。

人口減少数が大きい市町村ランキング

5年間で人口減少数が大きかった市町村を順に見ると、次のようになります。

順位市町村人口減少数
1位徳島市-11,316人
2位阿南市-4,869人
3位鳴門市-3,572人
4位吉野川市-3,216人
5位阿波市-3,152人
6位三好市-3,056人
7位美馬市-2,536人
8位小松島市-2,156人
9位石井町-1,187人
10位つるぎ町-1,143人

最も人口減少数が大きかったのは徳島市です。

2020年の252,391人から2025年には241,075人となり、

11,316人減少

しました。

徳島県内では唯一、5年間の減少数が1万人を超えています。

続いて阿南市4,869人、鳴門市3,572人、吉野川市3,216人、阿波市3,152人となっています。

徳島市は1万人以上減少しても減少率は4.48%

徳島市は人口減少数では県内最大ですが、人口減少率は4.48%です。

徳島県全体の6.12%より低くなっています。

人口規模が大きいため、1万人を超える人口減少でも、人口全体に占める割合では県平均を下回ります。

人口減少を地域間で比較するときに、人数だけでなく割合を見る必要がある理由です。

人口減少率が高い市町村ランキング

人口規模に対して、どの程度人口が減少したかを見ると順位は大きく変わります。

順位市町村人口減少率
1位牟岐町-16.06%
2位那賀町-14.86%
3位つるぎ町-14.82%
4位上勝町-13.55%
5位三好市-12.95%
6位美波町-12.75%
7位勝浦町-11.93%
8位海陽町-11.58%
9位神山町-10.16%
10位佐那河内村-9.33%

最も人口減少率が高かったのは牟岐町です。

2020年の3,743人から2025年には3,142人となり、

601人、16.06%減少

しました。

5年間で人口のおよそ6人に1人に相当する規模が減少しています。

那賀町14.86%、つるぎ町14.82%、上勝町13.55%と続きます。

人口減少率10%以上は9市町

2020年から2025年の5年間で、人口減少率が10%以上となったのは次の9市町です。

市町村人口減少率
牟岐町-16.06%
那賀町-14.86%
つるぎ町-14.82%
上勝町-13.55%
三好市-12.95%
美波町-12.75%
勝浦町-11.93%
海陽町-11.58%
神山町-10.16%

24市町村のうち9市町で、5年間に人口の1割以上が減少しています。

県南部や山間部、西部の自治体を中心に人口減少率が高くなっています。

北島町だけ人口が増加

2020年から2025年までの5年間で人口が増えたのは、徳島県24市町村のうち北島町だけです。

北島町は、

2020年 22,745人

2025年 22,905人

となり、

160人増加

しました。

人口増加率は、

+0.70%

です。

県全体が6.12%減少する中で、北島町だけが人口増加となりました。

徳島市に隣接し、住宅地として発展している北島町の特徴が人口統計にも表れています。

藍住町は人口減少率0.81%

人口が増加した北島町に次いで人口が安定していたのは藍住町です。

2020年 35,246人

2025年 34,962人

で、

284人減少

しました。

人口減少率は、

-0.81%

です。

徳島県全体の6.12%減と比較すると非常に小さい減少です。

藍住町は県内でも人口規模の大きな町であり、徳島市周辺の住宅地域として人口が比較的維持されています。

人口減少率が比較的低い地域

北島町を除き、人口減少率が低い地域を順に見ると次のようになります。

順位市町村人口増減率
1位北島町+0.70%
2位藍住町-0.81%
3位松茂町-3.36%
4位徳島市-4.48%
5位板野町-4.74%
6位石井町-4.78%
7位小松島市-5.96%
8位鳴門市-6.54%
9位東みよし町-6.58%
10位阿南市-7.01%

北島町、藍住町、松茂町など、徳島市周辺に位置する町では人口減少率が比較的低くなっています。

県南部や山間部の自治体とは人口動向に大きな差があります。

最高と最低では16ポイント以上の差

人口増加率が最も高い北島町は、

+0.70%

です。

人口減少率が最も高い牟岐町は、

-16.06%

です。

両者には、

16.76ポイント

の差があります。

同じ徳島県内でも、人口がほぼ維持されている地域と、5年間で人口の15%以上が減少した地域が存在します。

県全体の人口減少率だけでは、こうした地域差を見ることはできません。

徳島市周辺では人口減少が比較的緩やか

徳島市周辺を見ると、

  • 北島町 +0.70%
  • 藍住町 -0.81%
  • 松茂町 -3.36%
  • 徳島市 -4.48%
  • 板野町 -4.74%
  • 石井町 -4.78%

となっています。

県全体の6.12%減より減少率が低い自治体が多くなっています。

徳島市への通勤・通学が可能な地域では住宅開発や世帯流入もあり、県内でも人口が比較的維持されています。

県南部では人口減少率が高い

一方、県南部では、

  • 牟岐町 -16.06%
  • 美波町 -12.75%
  • 海陽町 -11.58%
  • 那賀町 -14.86%

となっています。

いずれも5年間で人口の1割以上が減少しました。

人口減少数そのものは徳島市などより少ないものの、地域人口に対する減少割合は非常に大きくなっています。

県西部でも人口減少が進む

県西部でも、

  • 三好市 -12.95%
  • つるぎ町 -14.82%
  • 美馬市 -9.04%
  • 東みよし町 -6.58%

となっています。

特に三好市とつるぎ町では、5年間で人口の1割以上が減少しました。

人口減少は県南部だけでなく、西部の山間地域でも大きな課題となっています。

人口減少と世帯数は同じ動きをしていない

徳島県全体では、2020年から2025年までに人口が44,070人減少しました。

一方、世帯数は、

2020年 308,210世帯

2025年 304,292世帯

となり、

3,918世帯減少

しています。

人口は6.12%減少したのに対して、世帯数の減少率は1.27%にとどまっています。

つまり、人口ほど世帯数は減少していません。

一人暮らしや2人世帯など、小規模世帯の増加が背景の一つとして考えられます。

人口が減少しても世帯数が増えた地域がある

2020年から2025年では、人口が減少していても世帯数が増加した地域があります。

例えば松茂町では、

人口
14,583人 → 14,093人
490人減少

した一方、

世帯数
5,847世帯 → 6,376世帯
529世帯増加

しました。

藍住町でも、

人口は284人減少した一方で、

世帯数は13,973世帯から14,460世帯へ、

487世帯増加

しています。

人口減少と住宅・引越し需要が必ず同じ方向に動くわけではないことが分かります。

北島町は人口・世帯数とも増加

北島町では、

人口
22,745人 → 22,905人
+160人

世帯数
9,353世帯 → 9,773世帯
+420世帯

となりました。

人口だけでなく世帯数も増加しています。

前ページの転入・転出でも北島町は転入超過となっており、複数の統計から人口・住宅移動が比較的活発な地域であることが確認できます。

人口減少は引越しがなくなることを意味しない

人口減少地域でも、

  • 進学による転出
  • 就職による転出
  • 転勤
  • 単身赴任
  • 一人暮らしの開始
  • 結婚
  • 高齢者の住み替え
  • 徳島市周辺への転居
  • 四国内への転居
  • 関西方面への転居

などが発生します。

むしろ、若年層が地域外へ移動すること自体が人口減少の一因となり、その移動は引越し需要になります。

そのため、人口増減だけで引越し需要を判断することはできません。

単身世帯・転入転出と組み合わせて見る

これまでのページでは、

  • 人口・世帯数
  • 単身世帯数・単身世帯率
  • 転入・転出

を比較しました。

人口減少率が低い北島町では転入超過も確認されています。

藍住町は人口減少率が0.81%と非常に低く、年間の転入・転出も多くなっています。

一方、人口減少率の高い県南部や西部でも、進学・就職などによる地域外への転出が引越しとして発生します。

複数の統計を組み合わせることで、人口減少率だけでは分からない地域の住宅移動を把握できます。

徳島県24市町村の人口増減まとめ

2020年から2025年までの5年間で、徳島県の人口は719,559人から675,489人へ減少しました。

人口減少数は、

44,070人

人口減少率は、

6.12%

です。

24市町村のうち人口が増加したのは北島町だけで、160人、0.70%増加しました。

残る23市町村はすべて人口減少となっています。

人口減少数が最も大きかったのは徳島市の11,316人です。

一方、人口減少率が最も高かったのは牟岐町の16.06%で、那賀町14.86%、つるぎ町14.82%、上勝町13.55%と続きます。

人口減少率が10%以上となった市町は9市町あります。

一方、徳島市周辺では北島町、藍住町、松茂町など人口が比較的維持されている地域もあります。

人口増減だけでなく、世帯数、単身世帯、転入・転出、年齢構成、住宅構成を組み合わせて見ることで、徳島県24市町村それぞれの人口と居住構造の変化をより詳しく把握できます。

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