京都府26市町村の人口増減・人口増減率比較|市町村別の人口推移

京都府26市町村の人口増減比較

京都府26市町村について、1年間で人口がどの程度増減したのかを比較します。

人口の増減数だけを見ると、人口規模の大きい京都市などの変化が目立ちます。

一方、人口増減率を見ると、小規模な町村で進んでいる人口減少の大きさも確認できます。

このページでは、

  • 現在人口
  • 1年間の人口増減数
  • 人口増減率
  • 人口が増加した市町村
  • 人口減少数が大きい市町村
  • 人口減少率が高い市町村

を同じ基準で比較します。

転入・転出だけではなく、出生・死亡を含めた人口全体の変化を見ることで、京都府内の地域差を確認します。

今回使用する統計

京都府企画統計課の2024年(令和6年)10月1日現在推計人口を使用します。

比較期間は、

2023年10月1日 → 2024年10月1日

の1年間です。

京都府の推計人口は、2020年国勢調査を基礎として、その後の出生・死亡・転入・転出を加減して算出されています。

2024年10月1日の京都府人口は2,521,262人。

1年間で15,733人減少し、人口増減率は-0.6%でした。

京都府26市町村の人口増減一覧

増減順位市町村2024年10月人口1年間の増減増減率
1京田辺市75,235人+211人+0.3%
2長岡京市81,856人+50人+0.1%
3大山崎町16,262人+43人+0.3%
4井手町7,082人-12人-0.2%
5笠置町963人-45人-4.5%
6伊根町1,747人-52人-2.9%
7南山城村2,180人-62人-2.8%
8和束町3,102人-125人-3.9%
9宇治田原町8,436人-138人-1.6%
10久御山町14,678人-210人-1.4%
11向日市55,828人-221人-0.4%
12精華町35,307人-271人-0.8%
13京丹波町11,665人-342人-2.8%
14宮津市15,309人-354人-2.3%
15与謝野町18,456人-419人-2.2%
16綾部市30,111人-457人-1.5%
17木津川市78,548人-467人-0.6%
18八幡市68,753人-469人-0.7%
19亀岡市84,596人-479人-0.6%
20南丹市30,098人-540人-1.8%
21城陽市72,218人-596人-0.8%
22福知山市74,749人-890人-1.2%
23京丹後市47,336人-918人-1.9%
24舞鶴市75,083人-1,429人-1.9%
25宇治市174,287人-1,432人-0.8%
26京都市1,437,377人-6,109人-0.4%

出典:京都府企画統計課「令和6年10月1日現在 京都府の推計人口」。

※順位は人口増減数の大きい順です。
※増減率は京都府公表値です。

人口が増えたのは2市1町

2023年10月1日から2024年10月1日の1年間で人口が増加したのは、京都府26市町村のうち2市1町だけでした。

  1. 京田辺市 +211人
  2. 長岡京市 +50人
  3. 大山崎町 +43人

残る23市町村では人口が減少しています。

京都府全体として人口減少が進むなかでも、京都・大阪都市圏との結びつきが強い地域の一部では人口を維持・増加させていることが分かります。

人口増加数1位は京田辺市

京田辺市は2024年10月1日現在75,235人。

前年から211人増加し、京都府26市町村で最も人口が増えました。

増加率も+0.3%です。

前ページで確認したように、京田辺市は転入者数が転出者数を上回る地域でもあります。

京都府の公式集計では、この1年間の京田辺市は自然動態が-222人だった一方、社会動態は+433人でした。

つまり、

出生-死亡 -222人

に対して、

転入-転出 +433人

となり、転入超過が自然減を上回ったことで総人口が増えています。

大学の存在や京都・大阪方面への交通利便性、住宅地としての性格などが、人口流入の背景の一つと考えられます。

長岡京市も人口増加

長岡京市は81,856人で、前年から50人増加しました。

増加率は+0.1%です。

自然動態は-262人でしたが、社会動態は+312人となっています。

死亡が出生を上回っていても、転入超過によって人口減少を補っています。

京都市と大阪府の間に位置し、鉄道交通の利便性が高いことも、人の流入を支える背景の一つと考えられます。

大山崎町は43人増加

大山崎町は16,262人で、1年間に43人増加しました。

増加率は+0.3%で、京田辺市と並び府内最高水準です。

特徴的なのは自然動態です。

大山崎町では、

  • 出生 195人
  • 死亡 173人

となり、自然動態が+22人でした。

京都府内ではほとんどの自治体で死亡数が出生数を上回るなか、大山崎町では出生数が死亡数を上回っています。

さらに社会動態も+21人となり、自然増と社会増の両方によって人口が増えました。

京都市は6,109人減少

人口減少数が最も大きいのは京都市です。

2024年10月1日の人口は1,437,377人で、前年から6,109人減少しました。

ただし、人口規模が約144万人と圧倒的に大きいため、減少率は-0.4%です。

人口減少の内訳を見ると、

  • 自然動態 -10,144人
  • 社会動態 +4,035人

となっています。

つまり京都市では、転入者が転出者を上回っているものの、出生数を死亡数が大きく上回る自然減を補いきれず、人口全体では減少しています。

これは「人口減少=人が流出している」とは限らないことを示しています。

宇治市は1,432人減少

宇治市は174,287人で、1年間に1,432人減少しました。

京都市に次いで人口規模が大きい自治体ですが、減少数も大きくなっています。

増減率は-0.8%です。

内訳は、

  • 自然動態 -1,183人
  • 社会動態 -249人

で、自然減と社会減の両方が発生しています。

人口規模そのものは府内2位のため、人口減少が続いていても転入・転出や引越しの絶対数は多い地域です。

舞鶴市は1,429人減少

舞鶴市は75,083人で、1年間に1,429人減少しました。

減少率は-1.9%です。

内訳を見ると、

  • 自然動態 -806人
  • 社会動態 -623人

となっており、自然減に加えて転出超過も人口減少を大きくしています。

前ページでも転入・転出の絶対数は多かったため、人の動きが少ない地域というわけではありません。

転出する人が転入する人を上回っている状態です。

単身引越しという観点では、地域から出ていく転出も引越し需要になります。

京丹後市も900人以上減少

京丹後市は47,336人で、前年から918人減少しました。

減少率は-1.9%です。

自然動態は-671人、社会動態は-247人となっており、自然減と転出超過の両方が人口減少につながっています。

人口約4.7万人に対して年間900人を超える減少となるため、人口規模に対する影響も比較的大きくなっています。

減少率では笠置町が最も大きい

人数では京都市の-6,109人が最も大きいものの、人口減少率では順位が大きく変わります。

減少率の大きい自治体は、

  1. 笠置町 -4.5%
  2. 和束町 -3.9%
  3. 伊根町 -2.9%
  4. 南山城村 -2.8%
  5. 京丹波町 -2.8%
  6. 宮津市 -2.3%
  7. 与謝野町 -2.2%
  8. 舞鶴市 -1.9%
  9. 京丹後市 -1.9%
  10. 南丹市 -1.8%

となっています。

人口規模の小さい町村では、数十人から数百人の減少でも人口全体に占める割合が大きくなります。

笠置町は45人減でも4.5%減少

笠置町では、

  • 2023年10月人口 1,008人
  • 2024年10月人口 963人
  • 増減 -45人
  • 増減率 -4.5%

となりました。

45人という人数だけを見ると京都市や宇治市より小さいですが、人口規模が約1,000人のため、1年間で人口の約4.5%が減少したことになります。

人口増減では「人数」と「率」の両方を見る必要がある理由です。

和束町も3.9%減少

和束町は3,102人で、1年間に125人減少しました。

減少率は-3.9%です。

自然動態-69人に加え、社会動態も-56人となっています。

小規模自治体では、若い世代の進学や就職などによる転出が人口構成に与える影響も比較的大きくなると考えられます。

京都府北部では人口減少が目立つ

京都府北部を見ると、

  • 舞鶴市 -1,429人
  • 福知山市 -890人
  • 綾部市 -457人
  • 京丹後市 -918人
  • 宮津市 -354人
  • 伊根町 -52人
  • 与謝野町 -419人

となっています。

京都府の公式地域区分でも、丹後地域は1年間で1,743人減少(-2.1%)、中丹地域は2,776人減少(-1.5%)となっています。

絶対数だけでなく人口比でも減少が比較的大きい地域です。

京都府南部では地域差が大きい

京都府南部では人口が増えている地域と減っている地域が混在しています。

増加

  • 京田辺市 +211人
  • 長岡京市 +50人
  • 大山崎町 +43人

比較的小幅な減少

  • 井手町 -12人
  • 向日市 -221人
  • 木津川市 -467人
  • 亀岡市 -479人

減少が続く地域

  • 宇治市 -1,432人
  • 城陽市 -596人
  • 八幡市 -469人
  • 精華町 -271人

京都・大阪都市圏に近いという共通点があっても、人口動態は同じではありません。

住宅供給、年齢構成、出生・死亡、転入・転出など複数の要因が影響していると考えられます。

京都府全体では自然減が人口減少の大きな要因

京都府全体では、この1年間に、

  • 出生 13,476人
  • 死亡 31,816人

となりました。

自然動態は-18,340人です。

一方、

  • 転入 127,269人
  • 転出 124,662人

で、社会動態は+2,607人でした。

つまり京都府全体では人の移動だけを見ると転入超過ですが、死亡数が出生数を大きく上回る自然減によって、人口全体では15,733人減少しています。

人口減少を考える際には、

人口が減った=転出者が多い

とは限りません。

人口減少地域でも引越し需要は存在する

人口が減少している地域だからといって、引越し需要まで小さいとは限りません。

例えば舞鶴市では人口が1,429人減少していますが、転入・転出そのものは年間数千人規模で発生しています。

人口増減は、

転入-転出+出生-死亡

の結果です。

一方、引越し需要に直接関係するのは主に転入と転出です。

そのため、

人口が減少していても、

  • 転入者が多い
  • 転出者が多い
  • 単身世帯が多い
  • 借家が多い

地域では、単身引越しが発生する背景があります。

人口増加地域と単身引越し

人口が増加した京田辺市では、前ページで確認したように単身世帯率も比較的高く、人の移動も活発です。

一方、大山崎町では家族世帯も多く、同じ人口増加地域でも引越しの構成は異なる可能性があります。

人口増加だけではなく、

  • 単身世帯率
  • 年齢構成
  • 転入・転出
  • 持ち家率
  • 借家率

を組み合わせて見る必要があります。

人口増減数と人口増減率は分けて見る

今回の比較で特に重要なのは、

増減数

と

増減率

の違いです。

京都市は6,109人減少していますが、減少率は-0.4%です。

一方、笠置町は45人の減少ですが、減少率は-4.5%です。

人口規模の大きな都市では数千人の減少でも人口全体への影響は比較的小さい一方、小規模自治体では数十人の変化でも地域人口に大きな影響があります。

京都府の地域差を見るには、両方の指標を確認することが重要です。

京都府26市町村の人口増減から見える特徴

今回の統計から、京都府では大きく次の傾向がみられます。

京都市

人口減少数は最大ですが、社会動態は転入超過です。

京都府南部・乙訓地域

京田辺市、長岡京市、大山崎町など、一部で人口を維持・増加している地域があります。

京都府北部

舞鶴市、福知山市、京丹後市などで人口減少が大きくなっています。

小規模町村

笠置町、和束町、伊根町、南山城村、京丹波町などでは、人口減少数そのものは小さくても減少率が高くなっています。

京都府全体を一つの人口増減率だけで見るより、市町村単位で比較することで地域差が明確になります。

次は年齢構成を比較

人口が増えているか減っているかだけでは、その地域にどの年代の人が多いのかは分かりません。

次の

「京都府26市町村の年齢構成比較」

では、

  • 0~14歳
  • 15~64歳
  • 65歳以上
  • 年少人口率
  • 生産年齢人口率
  • 高齢化率

を比較します。

人口増減と年齢構成を組み合わせることで、若い世代が比較的多い地域、高齢化が進んでいる地域など、京都府26市町村の特徴をさらに詳しく確認します。

出典

京都府企画統計課
「令和6年10月1日現在 京都府の推計人口」

基準日:2024年10月1日

比較期間:2023年10月1日~2024年9月30日

京都府推計人口は、2020年国勢調査人口を基礎として、その後の出生・死亡・転入・転出を加減して推計されています。

※人口増減には自然動態(出生・死亡)と社会動態(転入・転出)の両方が含まれます。

京都府の対応地域

京都府の地域統計・関連ページ

引越しについて

引越しテーマを目的別に見る

京都市11区の地域ページ

上記の京都府26市町村の統計とは別に、京都市の区別の単身引越しページを案内します。