鳥取県19市町村の人口増減・人口増減率比較

人口増減は、

自然増減+社会増減=人口増減

として見ることができます。

このページでは、鳥取県「令和7年鳥取県人口移動調査結果」に基づき、2025年1月~12月の1年間について、鳥取県19市町村の人口増減を比較します。

鳥取県全体の人口増減

鳥取県全体では、

  • 出生 2,983人
  • 死亡 8,129人
  • 自然増減 ▲5,146人
  • 社会増減 ▲1,589人
  • 人口増減 ▲6,735人
  • 人口増減率 ▲1.27%

となっています。

1年間の人口減少幅は前年より612人拡大し、鳥取県によると昭和30年以降最大の減少幅となりました。

鳥取県19市町村の人口増減

市町村自然増減社会増減人口増減人口増減率
鳥取市▲1,393人▲767人▲2,160人▲1.19%
米子市▲987人+40人▲947人▲0.66%
倉吉市▲505人▲173人▲678人▲1.55%
境港市▲387人▲6人▲393人▲1.25%
岩美町▲125人▲97人▲222人▲2.17%
若桜町▲67人▲24人▲91人▲3.70%
智頭町▲128人▲66人▲194人▲3.36%
八頭町▲252人▲53人▲305人▲2.08%
三朝町▲112人▲76人▲188人▲3.43%
湯梨浜町▲138人+9人▲129人▲0.83%
琴浦町▲235人▲132人▲367人▲2.43%
北栄町▲142人▲40人▲182人▲1.34%
日吉津村▲9人▲19人▲28人▲0.79%
大山町▲250人▲52人▲302人▲2.13%
南部町▲109人▲109人▲218人▲2.22%
伯耆町▲113人+50人▲63人▲0.63%
日南町▲101人▲34人▲135人▲3.69%
日野町▲47人▲37人▲84人▲3.30%
江府町▲46人▲3人▲49人▲2.07%

※鳥取県公式資料では人口増減率を人口1,000人当たりの「‰」で公表しています。この表では比較しやすいよう%へ換算しています。

出典:鳥取県「令和7年鳥取県人口移動調査結果」

19市町村すべてで人口減少

2025年は、鳥取県の19市町村すべてで人口が減少しました。

人口増加となった市町村はありません。

前ページの社会増減では、

  • 伯耆町 +50人
  • 米子市 +40人
  • 湯梨浜町 +9人

の3市町が転入超過となっていました。

しかし3市町とも自然減少の方が大きかったため、人口全体では減少しています。

人口減少数が最も大きいのは鳥取市

人口減少数が最も大きいのは鳥取市の▲2,160人です。

続いて、

  1. 鳥取市 ▲2,160人
  2. 米子市 ▲947人
  3. 倉吉市 ▲678人
  4. 境港市 ▲393人
  5. 琴浦町 ▲367人
  6. 八頭町 ▲305人
  7. 大山町 ▲302人

となっています。

鳥取市は人口規模そのものが県内最大のため、人口減少数も大きくなっています。

ただし、人口規模が異なる地域を比較する場合には、減少数だけでなく人口増減率を見る必要があります。

人口減少率が最も小さいのは伯耆町

人口減少率が最も小さいのは伯耆町の▲0.63%です。

続いて、

  1. 伯耆町 ▲0.63%
  2. 米子市 ▲0.66%
  3. 日吉津村 ▲0.79%
  4. 湯梨浜町 ▲0.83%
  5. 鳥取市 ▲1.19%
  6. 境港市 ▲1.25%
  7. 北栄町 ▲1.34%

となっています。

伯耆町では自然増減が▲113人ですが、社会増減が+50人となったため、人口減少は▲63人まで抑えられています。

米子市も社会増加が自然減少を補っている

米子市では、

  • 自然増減 ▲987人
  • 社会増減 +40人
  • 人口増減 ▲947人
  • 人口増減率 ▲0.66%

となっています。

人口そのものは減少していますが、減少率は県内でもかなり低い水準です。

米子市は前ページの転入・転出比較でも県内他市町村からの転入超過が大きく、人口移動が自然減少の一部を補っています。

湯梨浜町も社会増加

湯梨浜町では、

  • 自然増減 ▲138人
  • 社会増減 +9人
  • 人口増減 ▲129人
  • 人口増減率 ▲0.83%

です。

社会増加によって人口減少がわずかに抑えられています。

2025年国勢調査速報でも湯梨浜町は県内では比較的人口減少率が小さい地域でした。

人口減少率が最も高いのは若桜町

人口減少率が最も高いのは若桜町の▲3.70%です。

続いて、

  1. 若桜町 ▲3.70%
  2. 日南町 ▲3.69%
  3. 三朝町 ▲3.43%
  4. 智頭町 ▲3.36%
  5. 日野町 ▲3.30%
  6. 琴浦町 ▲2.43%
  7. 南部町 ▲2.22%
  8. 岩美町 ▲2.17%
  9. 大山町 ▲2.13%

となっています。

若桜町と日南町では、わずか1年間で人口の3.5%以上が減少しています。

19市町村すべてで自然減少

2025年は鳥取県19市町村のすべてで死亡数が出生数を上回りました。

自然増加となった市町村はありません。

自然減少数が大きいのは、

  • 鳥取市 ▲1,393人
  • 米子市 ▲987人
  • 倉吉市 ▲505人
  • 境港市 ▲387人
  • 八頭町 ▲252人
  • 大山町 ▲250人
  • 琴浦町 ▲235人

などです。

鳥取県全体では自然減少が▲5,146人となっており、人口減少▲6,735人の大部分を自然減少が占めています。

社会増加しても人口増加とは限らない

伯耆町は2025年に50人の社会増加となりました。

しかし、

自然増減▲113人+社会増減+50人=人口増減▲63人

です。

米子市も、

自然増減▲987人+社会増減+40人=人口増減▲947人

です。

湯梨浜町も、

自然増減▲138人+社会増減+9人=人口増減▲129人

となっています。

つまり、

転入者が転出者を上回っても、自然減少がそれ以上に大きければ人口全体は減少します。

南部町は自然減と社会減が同じ

南部町では、

  • 自然増減 ▲109人
  • 社会増減 ▲109人
  • 人口増減 ▲218人

となっています。

自然減少と社会減少が同じ人数で、両方が人口減少に同程度影響しています。

地域によって、人口減少の原因が自然減少中心なのか、社会減少も大きく影響しているのかは異なります。

人口減少数と人口減少率は分けて見る

鳥取市は2,160人減少しており、人数では県内最大です。

一方、人口減少率は▲1.19%です。

若桜町は人口減少数では▲91人ですが、人口減少率では▲3.70%となっています。

つまり、

人口減少数が大きい=人口減少率も高い

とは限りません。

人口規模の大きく異なる19市町村を比較するときには、絶対数と割合の両方を見る必要があります。

人口減少と単身引越し需要は別に考える

人口が減少しているからといって、引越しそのものが少ないとは限りません。

例えば鳥取市は人口が2,160人減少していますが、前ページでは年間の転入・転出合計が9,045人ありました。

米子市も人口は947人減少していますが、転入・転出合計は9,382人です。

人口は減少していても、その内部では毎年多くの人が地域へ入り、地域から出ています。

そのため単身引越しとの関係を見る場合には、

  • 人口
  • 人口増減数
  • 人口増減率
  • 自然増減
  • 社会増減
  • 転入者数
  • 転出者数
  • 単身世帯数
  • 単身世帯率

を組み合わせて見ることが重要です。

人口減少だけで地域の引越し需要を判断せず、実際の人口移動量と世帯構成まで重ねて見ることで、鳥取県19市町村の違いをより具体的に把握できます。

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